「ラストが。」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー こころさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが。
とりあえずラストが気に食わない。
ビアンカとフローラの結婚は、本来ゲームでなら素で迷う。
迷うだけの物語が幼少期にある。
なのに幼少期をすっとばし。
多分、ドラクエ5をプレイしてない人からしたら、なぜビアンカを選んだのかも分からないぐらいあっさりビアンカを選択。
ゲレゲレに関しても。
幼少期ゲレゲレと過ごしたことがある上での、再開だけれど、幼少期がはしょられているため
これも、プレイしてない人からしたら、ゲレゲレかー!っていきなり仲間に加わる感じになると思う。
グランパニアに行くことがないだとか、はしょられている部分は大多数。
CGは綺麗。
「このクオリティで、ドラクエ5が出来たら凄いだろうなぁ」と思わせられるぐらい良い。
要所要所をはしょりすぎて、詰め込みすぎているため
プレイしてない人が物語についていけるのか不明。
プレイした人が、思い出しながら補正してみるような内容(ラストがくる前まで)。
ここからが、ネタバレになるけれど。
オチは、自分が主人公になって、
ドラクエの世界を体験出来る。みたいな世界で体験していた世界でした。っていうのと。
なんかそれを、ミルドラースにウイルスが侵入しましたー。みたいな変なのが現れて、暴いて、大人になれ。とかよく分からないこと喋るのが出てきて終わる。
ラスボス手前で伏線も前触れもなく
ラストだけ急にSAOっぽい何かがねじ込まれて終わった。みたいな感じで終わる。
気持ち的に言うと
ゲームごときに熱中してんじゃねえよ。って言う人間に
ラスボス手前で、コンセントぶち抜かれて
セーブも全部消えちゃった。チャンチャン。みたいな気分の終わり方。
オチがSAOっぽい。
けど、そのオチで作るならドラクエで作らずに
一からそれ用のストーリー考えてオチ持ってくりゃよかったの。
サマーウォーズなんかは、ウイルスに乗っ取られた。があった上での物語。
SAOも、茅場が作ったゲームに、プレイヤーを閉じ込めた上で話が進んで、って延長線上での物語だからこそ成り立つ。
ドラクエ5のストーリーをはしょりながら、ただ映像で流して流して、なんの伏線もはらずにSAOと比べもんにならんけどSAOっぽいもんにいくから、ハァ?ってなる。
見知らぬ人から、素で 苦笑が聞こえてきたような終わりをむかえる。
映像は、懐かしくなること含め、綺麗でした。
CGは良かったです。
ラストまでなら、
補正しながら、懐かしさに浸ることも出来るほどの出来です。