「奇妙なバイオレンスアクション」スノー・ロワイヤル nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙なバイオレンスアクション
息子を殺された男の怒りの復讐劇、と思いきや、実はブラックコメディなのかという、奇妙なバイオレンスアクション作品でした。
最初は確かにシリアスな雰囲気だったと思うのですが、復讐相手のマフィア達がトンチンカンで、いつの間にかブラックコメディにシフトしてるような。
とは言え、人物描写やバイオレンス描写はしっかりしており、先住民差別や観光客依存経済といった社会派目線もシニカルにまじえ、滑稽さがありながらも親父の悲哀も感じさせます。
最期、息子を亡くした親父同士、静かに胸を打つエンディングかと思いきや、最期の最期でなんじゃそりゃ!、完全にブラックコメディだろ!、と笑ってしましました。
誰か死ぬ度に出る十字架マークと名前のテロップも、恐らく死者の宗教によって十字架マークではなかったりもして、成る程と思っていましたが、敵のボスの時は何?、ピースマーク?、と、よく分かりませんでした。
検索してみると、反核、平和のピースマークの他に、都市伝説的に反キリストの逆十字架のマークという意味もあるとかないとか。
ということは、他の死者は追悼の意味の十字架等のマークで、ボスだけは地獄に堕ちろみたいな意味なのか?
それとも、冒頭の言葉から、ボスがこの世を去ることで平和で幸福になるという意味なのか?
それとも無神論者の平和主義者だったという意味なのか?
と、勝手に色々と考えてしまいましたが、ぱっと見ただけで、ピースマークだったという自信もないのですが。
自分が知らないだけで、何かの宗教や団体のシンボルマークだったりするのでしょうか。
ボスのフラグは謎でしたね!
〇十字だったのですが、
ネットで必死になって調べても答えがありませんでした。
ほとんどが十字架
派手な十字架もあったり
インディアンが巨鳥
一人だけユダヤ教
てな感じでした。
オリジナル作品にもあったので、
ずっと注目してました!