「日本では難しいか・・」スノー・ロワイヤル フットさんの映画レビュー(感想・評価)
日本では難しいか・・
初冬に全米で公開されてる時から、「ニュー」リーアムニーソン風で楽しみにしてました。
やっぱ「96時間」的なもんをふっかけ、角川さんの宣伝も「オヤジ、キレる」やら、タランティーノ風「ファーゴ」とか、色々頑張ってるが、このオフビート感覚はデビュー当時のコーエン兄弟の「ブラッドシンプル」であったり、近くは「ウインドリバー」の偏見劇であったり、かなりスローに丁寧に歯車が噛み合う、妙ちくりんな「コメディ」でして、キレっキレっなアクションバイオレンスを期待するとハズレます!(笑)
どいつもこいつも殺し合いの事ばかりの男たちと、いい具合にセンテンスをいれてくる女たちの絡みが、おもしろくておもしろくて・・最後の誘拐劇の緩さツボに嵌りまくり!!本当なら大爆笑して観たかったけど、行った劇場が終始静寂で・・・なんで皆さん笑わないの??
グーパンチガンガンで疲れたネルズが相手に「どうした?疲れたか」言われるトコや、息子と会う回数を指定してくる元妻がタマを握るトコなんか倒腹絶倒だよね・・・
殺られる毎にコードネームで〆て次へ行くシュールな構図。斬新だ・・と感心してるとエンドロールでこのおさらいが来る!!面白れ~~。
個人的にはドツボに嵌った映画ですが、普通の日本人やシニア料金で何だか理解しなく入場した人にはダメなんだろうな・・・
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