「貴方が観たいと思っているものが観られます。」スノー・ロワイヤル 不敗の魔術師さんの映画レビュー(感想・評価)
貴方が観たいと思っているものが観られます。
舐めてた相手が〜どころか、これはもう「リーアムニーソン映画」というジャンルと言っていいと思うんですが、リーアム映画が観たい人が、「おお、これはリーアム映画だな。うむ。」と満足して帰る事の出来る映画です。いつものやつです。
ただ、これ事前には知らなかったんですがノルウェーのヒット作を同じ監督がハリウッドでセルフリメイクした作品なんですね。
たしかに、独特の味があるなと思ってました。
スカっとするアクション性だけでなく、復讐モノとしての哀しさに笑いのエッセンスを散りばめる「泣いたら良いのか笑ったら良いのか」感。
音楽もなかなか素晴らしく、その泣き笑い感をさらに演出してますし、敵も味方も脇役まで矢鱈にキャラの立った面々が揃っていて皆で映画を引っ張っていきます。
そうした意味で言うとリーアムニーソンのスター性に頼るばかりでない、珍しいリーアム映画かも知れません。
子役が可愛いのも地味にポイント高し。
ポリコレ旋風未だ吹き荒れるアメリカで、ネイティブアメリカンをあんな風に描けるのは(特に高級ホテルへの泊まり方は「マイノリティ逆用の手法は世界共通なんだなあ」とニンマリしてしまったw)ノルウェーから来た男が監督してたからなんですね。
リーアム映画としての満足度と、ちょっと独特な感覚を同時に味わえる、なかなかおトクな良作でした。
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