スノー・ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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思ったより物語が複雑で面白い
単純なバイオレンスアクションのようで中々凝ったプロットを持つ面白い作品だった。
作中ではシリアスなことしか起こらないけれど、観ているコッチは半分コメディに見えてしまう不思議。冗談通じる人にはオススメかもしれない。
雪まみれの作品にハズレなしと言われることもあるが、本作もまた、目茶苦茶面白いってほどではなくとも充分楽しめるエンターテインメントだったと思う。
見所は雪ってことになってしまうかもしれないが、面白ポイントとしてあることをあげたい。死亡者が出たときにキャラクター名が出るが、名前の上にマーク?でいいかな(表現方法が分からない)、が出ることだ。例えばキリスト教徒ならば十字架のようなこと。
それが、キャラクターごとに微妙に違って面白いんだよね。まあキリスト教徒が多かったんだけど、違う人もいる。ネイティブアメリカンに至っては何のマークか分からないマークで、同じマークの人もいれば、1人だけ違うマークの人がいたり、要は信仰の対象が違うってことなんだけど、そんな割とどうでもいいいいところが面白かった。
一応物語的な部分にも触れると、勘違いを中心にどんどん話が大きくなっていく展開は良かった。
主人公である除雪作業員が暴れるだけではないし、逆に巻き込まれただけでもない、片足半分突っ込んでるが、事のど真ん中というわけでもない絶妙さがいい。
あとはリーアム・ニーソンのアクションについてかな。
もうかなりお年なのでそんなに激しいアクションはなし。死者も多く血も噴き出すが、アクションシーンそのものは控え目。
そういう意味では本格アクションが観たい人には不向きかな。
ギャグテイストな殺し合い
スカッとする
とにかく人を56し過ぎる映画だし、下ネタ満載の映画だ
この超情報社会にあっても、勘違いで簡単に人を56すなんてことが、起こるものなのだろか?だとしたら既に情報戦で負けてる
コックスマンに殺し屋を斡旋した友人は、56されると分かっていても友達(主人公)を守ったんだよね
あの落ち着きぶりや潔さは、1番カッコいいじゃん‼️
1番セコいのは、裏切りで金儲けをする56し屋
雇い主の情報を漏らして金を儲けようと、自らターゲットの家に乗り込むなんて、プロとは思えない
そんなことをして56されるとは思わなかったのか、マヌケだ
情けないのは、自分達のピンチを救ってくれたコックスマンをいとも簡単に裏切るなんて、最低だ
バイキングことトム・ベイトマンはどことなくディカプリオに似てた(笑)
けど、あんな極悪非道の息子がなんと純粋無垢で高潔だなんて、まさに如蓮華在水そのもの
目には目をならぬ『息子には息子』だ?こんな言葉は初めて聞いたが、まぁ納得の分かりやすい諺
ただ、先住民が56した使者もその他の犠牲者も、必ず誰かの息子なんだけどな
この論理で進めると56しの連鎖は止まらない
民族衣装店で made in chinaを見せたのは、犬のシーンと同じく白人をバカにしてたってことだろうけど、スキー場で先住民の頭に叫ばせたりした理由が分からない
あれは何だったんだろう
知らなかったとは言え、恋人のゲイをいとも簡単に目の前で殺す主人を裏切る気持ちは分かる
結局、誰からも信用されていない孤独なバイキング
先住民との対比が余計にそれを浮き立たせる
「シェイムレス 俺たちに恥はない」以外でエミー・ロッサムを見たのは初めてで、ビックリ
結果的に彼女の思い描く街になっちゃった
めでたしめでたし
息子を殺された父親の「はじめてのふくしゅう」を応援しながらまったり観る悪趣味リラクゼーション映画
もしも模範町民除雪車作業員がブチギレたら…
ロッキー山脈近くの雪深い田舎町。
ある日、一人の少年が死んだ。警察はクスリの過剰摂取と断定。
何かがおかしい。息子はクスリなどやらない。
息子の友人から真相を聞く。この友人がクスリの密輸をしており、ヘマのとばっちりを受けてギャングに殺された。
怒りに燃え、復讐するは、勿論この親父!
リーアム・ニーソン!
リーアム定番のリベンジ・アクションの一種だが、幾つかポイントも。
ノルウェー映画『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』のリメイク。オリジナルの監督が自らメガホン。
リーアムの役柄が元FBIやCIAとかではなく、平凡な除雪車作業員。模範町民として表彰されるほど。
そんな模範町民がブチギレ! しかも平凡な除雪車作業員の筈なのに、何故かやたらとメチャンコ強い!
犯罪小説で読んだ手口とか狩猟で培ったらしいけど、時には素手で、時には射撃で、たった一人でギャングを一人一人ぶっ殺していく。容赦なく!
アクションはハードでバイオレンスだが、作品自体はシュールでブラックなユーモア漂う。
主人公の問答無用無双っぷり。『96時間』の時より強いかも…?
死んだ奴らはテロップで表示。
ギャングは敵対している先住民ギャングの仕業と勘違い。報復にあちらの息子を殺害。あちらも黙ってはおれず、勝手に抗争勃発。
警察もギャング同士の抗争と思う。自滅してくれりゃありがたい。
ギャングとギャング、警察の交錯下で、復讐遂行。
ギャングの息子を迎え代理と偽って誘拐。
何故か懐くギャングの息子。寝る前に本を…と読んであげたのは除雪車のカタログ。面白いの…? 除雪車にも乗せたりして。
ギャングたちは非道だけど何だかちとお間抜け。
誘拐したり、一人一人ぶっ殺していったり、やっている事はもろ犯罪。
そんなツッコミ所もリーアム無双と怒りの除雪車で一掃!
でも一番のブラックユーモアは、大して出番も見せ場もない奥さん役にローラ・ダーンという無駄遣い!
クレイグがカジノ・ロワイヤルならニーソンはスノー・ロワイヤルだ!
主演は『96時間』のリーアム・ニーソン。
【ストーリー】
模範市民として表彰されるようなまじめな男・ネルソン(リーアム・ニーソン)。
妻と息子の平和な三人暮らしを破ったのは、地元のマフィアたちだった。
表彰パーティから呼びだされて向かった病院の死体安置所で、無惨に殺された息子の姿との対面。
ネルソンは怒りに立ちあがり、まったく躊躇せずマフィアへの復讐をはじめる。
ベテランで高齢になってから大ブレイクした男性役者といえばリーアム・ニーソン。あと井之頭五郎。
そう、これはリーアム・ニーソンの孤独のサンクションなのです。
勝手な理由で息子たちを殺したマフィアたちも、ネルソンにかき回されたあげく地元のイヌイットっぽい連中と揉めてひどい目に遭わされます←この先住民描写アメリカなのに問題ないんです?
模範市民なのに、息子の死で即スイッチが入ってからは容赦ゼロ、ブライアン・ミルズ憑依モードで片っぱしからマフィアたちを殺しまくるネルソンですが、ボスの小さな息子には手を出せないこの優しみ慈しみそして尊み。
ラストの吹雪の町を三つ巴の大混戦の中、ラッセル車で敵を轢きまくり、パラシュートで降りてきたやつをプチってするシーン。
ほっこりしました。
息子は麻薬はやらない
当時、映画館で観ました🎬
息子を殺されたリーアム演じるネルズは、麻薬組織が関わっていることを突き止め、報復に出ます。
ネルズは普通の除雪作業員にしては、強すぎる気もしますが、犯罪小説を真似た殺し方など出てきてなかなかユニークでした。
ネルズの兄ブロックを演じたウィリアム・フォーサイスも、死を前にして「俺は癌だ。苦痛などなんでもない。」とトム・ベイトマン演じるバイキングに言うシーンも潔すぎです。
奥さんには、墓に唾をはかれちゃいましたが‥😥
独特な展開が、面白かったと思いますね。
警官役でエミー・ロッサムが出てるのもポイントです👍
いつものリーアムを期待していたら、、。
いつものあのオヤジを楽しみに見るとちょっと肩透かしを食らいます(笑)
今回は純粋な(純粋って言うのもどうかと思うがw)除雪作業員なので流れるようなアクションもなく、相手を始末する方法が拳!(雑w)
そりゃ息子を殺された仕返しなんで理解はできますが、なんともスマートではない。
しかも始末した奴は金網にくるんで滝壺にポイ!
しかも途中経過からポップな音楽と共に完全に笑わせにいってるやんww
って言うかそっちなの?w
まあそれはそれで楽しめるし、わざわざ死んだ奴の名前とニックネームをわかりやすく説明してくれる。
色々と突っ込み所が満載なんだが、それも含めて楽しめと言うことか。
もう少し緊迫感と言うかドキドキ、ハラハラするかとも思ったがそのままエンドとなってしまった。
残念です。
ユーモアのあるリベンジアクション
悪党共を根こそぎ退治
バイキングというのが敵役。
非常に冷酷で、こいつが原因で主人公が立ち上がるんだが。
主人公、敵役ともに出てくる奴らを〇しまくる。
しかも〇される奴らは最初の主人公の息子以外、全員悪党
敵役のバイキングが〇すのも、友人を犯罪に加担させた張本人や
復讐の依頼を受けたくせに標的に依頼者を売った殺し屋や
助けられた恩も忘れて密告しようとした者など。
いいねぇ敵役。で、最後はしっかりと悪党の駆除完了。
ハリウッド映画とはちょっと雰囲気が違う。 人が死んでもちょっとコメディテイストだ。 ノルウエー映画が元で、 この映画自体はイギリス映画だった。
動画配信で映画「スノー・ロワイヤル」を見た。
劇場公開日:2019年6月7日
2019年製作/119分/PG12/アメリカ
原題:Cold Pursuit
配給:KADOKAWA
リーアム・ニーソン67才
ローラ・ダーン52才
ローラ・ダーンはすっかり脇役しかやらなくなったと思う。
原題は「Cold Pursuit」。
「冷たい追及」かな。
リーアム・ニーソンは除雪車のドライバー。
長い勤務で町から表彰されたばかりである。
リーアム・ニーソン、ローラ・ダーン夫妻の一人息子が殺された。
麻薬取引に巻き込まれた不遇の死だった。
怒りに震えた父は一味の一人をあっさりと殺して
簡単に川に捨てた。
ハリウッド映画とはちょっと雰囲気が違う。
人が死んでもちょっとコメディテイストだ。
ノルウエー映画が元で、
この映画自体はイギリス映画だった。
そして2人目もいとも簡単にしとめ、
3人目も・・・
ここからまたハリウッド映画とはちょっと違う感じの展開となる。
予想がつかないのはそれはそれで興味深い。
結局両手で数えても足りない犠牲者が出ることになる。
これはハッピーエンドと言えるのかな。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
シュールに人が死ぬ映画
ものすごい寒いのだろうけど
アボリジニー達との境界線
爆笑しながら観れる復讐劇
「息子を殺された父親の復讐劇」という程度の事前知識で鑑賞。
主演のリーアム・ニーソンをあまり存じ上げてなかったんですが、どうやら復讐映画の主演になりがちな人みたいですね。ネットで調べたら「いつもの展開」「お約束」とか言われてて笑っちゃいました。
結論から言えば、かなり楽しめました。「息子を殺された復讐劇」なんて言われたもんだから重い感じの映画かと思いきや全くそんなことはなく、むしろ笑っちゃうくらいポップな復讐劇でした。ラストのオチも最高です。
・・・・・・・・
雪深い田舎町のキーホーで除雪作業員として働くネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソン)は模範市民として表彰を受けるほどに真面目で実直な男だった。しかしある日、一人息子が麻薬の過剰摂取で亡くなってしまう。真面目な青年だった息子がクスリをやっていたことに違和感を感じたネルズは独自に調査を行うと、地元の麻薬組織が息子を殺害したことが判明する。最愛の息子を殺されたことで怒り心頭のネルズは、麻薬組織への復讐を誓い、組織の人間を一人一人殺害していく。
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今まで真面目で誘惑に負けない人生を歩んできたお父さんが、息子の死をきっかけに復讐の鬼となり、麻薬組織の人間を次々と殺害していく。あらすじだけ聞くと重くてしんどい作品に思えますが、本編観てみると全く重苦しさは感じませんし、むしろところどころ笑っちゃうようなコメディタッチの演出が多いですね。主人公のネルズは戦闘の訓練を受けた人間ではないので戦い方は正直鈍くさいですし、爽快感のあるアクションシーンみたいなものはありません。しかし見た目はただのオッサンなので、油断しきった麻薬組織の構成員は不意を突かれてあっという間にネルズに殺されます。しかも、麻薬組織の幹部たちもまさか模範市民賞取るようなオッサンが自分たちの組織に攻撃を仕掛けているとは全く気が付かず、敵対していた別の麻薬組織からの攻撃だと勘違いして、組織同士の抗争に発展する始末。町全体を巻き込んだ大抗争に発展していく様は観ていて爽快感がありますし、アンジャッシュのコントを観ているような感覚です。
ネルズが模範市民賞を受賞するスピーチで、「自分の道をずっと進んできた。他の道に行きたいとも思わなかった」みたいなことを言っていましたが、これはネルズが雪に埋もれた道路を拓く除雪作業員として脇目も振らずに働いてきたことと、これから「模範市民」としての道を外れて組織に復讐する外道となることの暗示ですよね。なんだかオシャレ。
愚直で泥臭いネルズに対して、麻薬組織はかなりスタイリッシュにカッコよく描かれているのも面白かったです。対比になっていて実に良い。スマートでカッコいいけど危機感のないおバカである麻薬組織の構成員たちは愛嬌があって良いキャラが多いですね。死に際も笑えてしまいます。
最後には「バイキング」率いる麻薬組織と、それに敵対するネイティブアメリカンの麻薬組織、そしてネルズの三つ巴の抗争に突入し、ラストには大量の死者を出す激しい銃撃戦も繰り広げられます。お腹いっぱいの展開です。
抗争終了後はどこかしっとりした雰囲気になりますが、その後のラストには壮大なオチも用意されており、最後まで笑って見ていられる映画でした。出血を伴うような痛々しいシーンもほんの一部しか無いので、グロが苦手な人でも楽しめると思います。
まぁ、あくまでもおバカ映画ですので、復讐によるカタルシスとか復讐をすることの是非とかを問うような内容はありませんので、そういうのを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。何も考えずに笑って鑑賞するにはうってつけの作品だったと思います。オススメです!
復讐劇は、組抗争へと発展
WOWOWの放送で観賞。
劇場では見逃してしまった一作。
今度のリーアム父さんは、元特殊部隊でも元CIAでもない除雪作業員で、模範市民。
ノルウェー映画のリメイクだが、オリジナルの監督によるセルフリメイクらしい。
復讐鬼リーアム父さんは、大型除雪機を操る屈強な男で、猟もするからライフルも扱える。兄が裏社会に通じているところから、何らかの素地もあるのだろう。そこに怒りが重なっているのだから、怖い存在になるのは納得できる。
最初の復讐殺人がエゲツナイ。
こういうリアリティで進むのか…と思ったら、段々ブラックユーモアが強くなっていく。
人が死ぬ度に十字架と名前が画面に映し出される。最初の頃は一人ずつだが、どんどん殺されるので名前が連なりだす。名もなき端役もちゃんと役名が表示される。
息子が死んだことで妻がリーアム父さんに怒りをぶつけるのは、分かるようで分からない。
人間、思わぬ目にあうと説明のつかない行動に出たりするし、鬱だったのかと思えば納得もできるが。
雇った殺し屋が相手にそのネタを売ってしまうエピソード、兄が首謀者と間違えられても否定せず堂々としているシーン、ホモセクシャルの部下の裏切りを示唆する場面など、ギャング映画的でありながら捻ったサスペンス要素が面白い。
「仁義なき戦い」からの「パルプ・フィクション」的。
誘拐した子供に除雪車のカタログを読み聴かせるとか、女警官が男心を操って中央の情報を得るとか、ウィットもある。
最後は三つ巴のドンパチで盛り上げる。
あの子は除雪車でどこへ行ったのだろう…
96時間のような復讐劇を期待して借りると的外れに終わる
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