「ラストの展開で好き嫌いが分かれそうね。」二ノ国 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの展開で好き嫌いが分かれそうね。
ジブリっぽいけど、なにか物足りなかったかな…。
ゲームをプレイしてないから、あまり大きな声で言えないけど…。
やっぱり元がゲームの話だったから、結構説明文的な会話が多く展開される感じ。
話の持って行き方が、強引な部分があったりと、ちょっと勿体ない進み方でした。
ジブリの監督さんだったから、構成がもう少し自然な感じだと嬉しかったかな?
でも、豪華声優陣には恐れ入りましたが(笑)
山崎賢人さんと真剣佑さんは、声が自然体でとても良かった!
2人とも声優としても違和感ないのが凄いです!
対する永野芽郁ちゃんは、やっぱり彼女の雰囲気が醸し出ていて、ちょっとイメージと違ったかな?
今回、ヒロインはお姫様だったので、姫感がもっと出ていたら良かったのかもしれないけど…。
どうしても、ドラマとかのイメージだと元気な感じなので、お淑やかさとかが足りない気がしちゃいました。
あと、ちょっと棒読み感があったのが残念…。
対するベテランの声優陣はやっぱり流石!
特に宮野真守さんはやっぱりプロだなって思いました。
優しい声や怒りの声、声色を自在に操っているところに感動しました。
そして、密かにムロツヨシさんが出ているのも面白かった。
ムロさんの声はやっぱりすぐ分かるね(笑)
声優も豪華でしたが、もう一つ豪華だったのは音楽。
ジブリでお馴染みの久石譲さんが、楽曲を手がけていたので、とても素晴らしかった。
場面場面で、その情景にあった音楽をピタリと表現しているところが凄い!
これぞプロって感じでした。
一ノ国と二ノ国。
2つの国を行き来できるという、ファンタジックなストーリーにドキドキした今作。
こういうワクワクするストーリーは、アニメでないと表現できない!
狼男や蜘蛛人間などなど、個性的なキャラクターがジャンジャン出てくるので、最後まで楽しめました。
途中中だるみするところもあったけど、最後の最後の予想外な展開に大満足!
ネタバレになるので言えないけれど、このラストがあるのと無いのでは、全然違う!
この衝撃を体感したい方は是非劇場へ(^^)