窮鼠はチーズの夢を見るのレビュー・感想・評価
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主演おふたりの演技に呑まれます。
今年初め、コミックシーモアで原作を何度も読み、2人の恋愛劇にぐったりしたのが記憶に新しい。
映画にどうおさめるのか興味があって、公開早々2回も観ました。
大倉さん、成田さんとも、キャストを聞いたときはエーでしたが、映画の中ではしっかり恭一さんと今ヶ瀬でした。
女優陣も、イメージに合っていました。
奥さん、浮気相手、元カノ、婚約者と、タイプがバラバラなのは、さすが流され侍の恭一さん、来るもの拒まずなのねーと思います。
漫画と違って、生身の男性同士のラブシーンは、観てはいけないものを観る気分で、落ち着きませんでした。
そういうシーンは、半分くらいでもよかったかも。
2人が口喧嘩するシーンや、海のシーンをもっと観たかったな~と原作既読者としては思います。
原作とは違いますが、映画のエンディングもよかったです。
くっついたり離れたりしながら、2人が共に生きていくことが暗示されている感じがしました。
BL実写漫画の最高峰
原作のキャラの性格の改編や無駄なセリフ大量にカットしてよりリアルに近づいて、より親身になって感じるようになってる。成田凌の役がただただ美しい。演技も過去最高に上手くて、ハマり役でした。
感情が難しい
二回みました。
予告編にゾワッとする位惹かれて初回は期待MAXで臨みました。
『うわ生々しい!』が強い印象でした。
大倉くんも成田くんもガッツリ体張っていて、大倉くんファンがショック受けませんか。。?と心配になるほど。
音もかなり印象的で。成田さんが『食べる音に注目してください』と言っていたけれど、食べ物だけではない。
けれど、みていくうちに『生々しい』が『綺麗』に変わっていきました。
あと、成田くんが本当に可愛い。
黒目がちな目で恭一(大倉くん)を愛しそうに見つめる顔は本当に可愛い!!驚く。
寿司屋、初対面、飲み会、ベッドで後ろからギュ、ポテチ、ワイン。。
美形の大倉くんもかすむほど本当に成田くんが可愛いです。
私の中の一番はハイチェアに座って恭一を見る顔はまつ毛も長いし本当に可愛い。
『美しい』ではなく可愛い。
そして恭一は今ヶ瀬じゃなきゃダメなんだなと、今までの恭一なら行かない場所に行ったとき感じました。
女だ男だそんなものどうでもよく、今ヶ瀬渉を好きになったんだなぁと。
初回は予告編から想像した結末とは違ったけど『良かったね』とは思えました。
だけどとても『モヤッと』しました。
2度みて解消されたかと思いきや、やはり何かモヤりました。
監督が単純な恋愛映画で終わらせないお考えがおありになる様なのでその通り、しっかりとした何か、印象の残る作品でした。
初回は続編がみたいと思いましたが2度目は二人の未来がイメージできたのでその思いはなくなりました。
特に泣ける作品でもなく、レビューの『印象』も当てはまるものが無いです。
ただ、監督がカットされた場所が泣けると仰っていたのでBlu-rayでもYouTubeでも、何かしらでとてもみたい。
美形なお二人の作品なので眼福なのは間違いありません。
初回でモヤった方は2度みるのをオススメします。
難しい…本当に難しい…
まずは成田凌の好演に拍手
本当にとてもよかった。「あーこの人本当に恋してんだなー」と素直に感じる演技で、「一緒にいれるだけで幸せ、だけどいつ壊れてもおかしくない関係に怯えながら、疑心暗鬼になってしまう」そんな人間味あふれる一人の男を自然に演じていた。
今まで見た成田凌で圧倒的に1番よかった。
ストーリーは原作を読んでないので偉そうなことは言えないけど、うーんって感じ
どうしても主人公のクズさが目立ってしまって…
まあ、そんなクズに本気で恋をしてる今ケ瀬の存在が際立ってどうしようもない恋愛感情に共感してしまうんだろうとも思うが…
ナラタージュを見た時も思ったが恋愛偏差値が低い僕には理解しがたい部分もあり、もう少し男として成長したらもう一回観たいと思います
男女や男男の恋愛
男女、または男同士の恋愛作品。
結婚、不倫、離婚、恋愛、婚約、別れ・・・いろいろ有り、誰もが感情移入出来るシチュエーションが有ると思う。
しっかり胸を出してのセックスシーンを演じてる女優さんや成田凌と大倉忠義の男同士のセックスシーンなど、なかなかエロかった。
恋愛映画
お互いに振り回されて、くっついて離れて、必要だけど必要じゃない…という切ない感じがすごく自然に出てる恋愛映画でした。
男性同士…正直最初のキス(舌も…)は一瞬身構えたけど、途中から気にならなくなりました。恋愛は、人間同士がするもんだから、そりゃしますよね。笑
ただ、R15で大丈夫?と変な心配するほど、リアルなシーンが3回ほどありました。原作読んでおらず、予告を軽く見ただけだったので、けっこうビビりました。2人のお尻がうつりすぎ。笑
恭一と今ヶ瀬の関係性がいい。恋愛においては、微妙な感じするけど、このくらいの距離感がある人(友人とか同僚)がほしいかも。
なんて切ないんだろう…
恋愛時期に疑心暗鬼になって嫉妬に狂わされることは皆んな通る道でして。これが普通なら般若と化してギャーギャー喚き、なじり、詰め寄り、問いただし気も狂わんばかりの醜態を晒すハメになりそうだが(盛り過ぎwww)だが、世間一般の「ジェンダー」というヤツに今ヶ瀬は切なる想いを胸に秘め、押し込んで動より静に徹するなんて、その想いはいかばかりか計り知れない。「ジェンダー」を飛び越えて「愛するという」相手を大事に想う気持ちを改めて突き付けられました。
これはこれで。
原作既読。主演の二人のイメージはちょっと原作とは違うけれど、まぁ、これはこれでという印象。妻夫木街道(妻夫木→池松→という使い勝手がいい役者)まっしぐらの成田凌が、アッサリ目の今ヶ瀬を演じたのだけが、ちょっとだけ口惜しい気もするけれど、ドロドロ醜態劇が今作の目的ではないので、120分でいかに収めるかと考えた時、これは適当な選択だったと思う。
ジャニーズの大倉が、よくここまで濡れ場をやったなというところに感心したし、腐女子もゲイも大満足の全裸シーンも大盛り込みで、監督はじめスタッフも演者も頑張ったなぁというのがどうしても先に言いたくなる感想ではある。
本作のテーマもなにも知らない方が、もしかしたら世界観にどっぷりハマれて、誰かに共感できたのかもしれない。
私も30すぎた時に恭一と同じようなことを感じていたなぁ、もう恋愛よりも大切なことがあるって思ってたなぁって思い出しました。
寂しくなってしまうんだよな、あれって。
水城せとなの世界観は、斜め75度くらいから世の中を捉えていて、忘れていた瘡蓋に痒みを再び感じるようなソレに似ている。
きっと、皆の心にも一度は通り過ぎた切なさを表現している。
そういった意味では、この作品は上出来だと私は思う。
"心底好きになったこと"
番宣で、大倉くんを見つめる成田凌くんの目が完全に♡になっていたので、気になって映画館へ。
とにかく、成田凌くんのお肌が綺麗!!
終始見惚れて。いいなぁ〜恭一。
大倉くんと成田凌くん、色気がダダ漏れすぎ、そしてお似合いでした。
視線の先の世界
目が語る、少ない言葉が突き刺さる。
なんとも言えなく溢れ出す感情、こんなにも繊細に描かれてしまったら、心に響かない訳もなく夢中になって2人の行く末を追ってしまった。
言葉では拒んでるのに抵抗しない恭一に思わず笑って、仔犬の様にどこまでも従順な今ヶ瀬に切なくなる。
引きちぎられる様な思いに、忘れていた艶やかな夜の静けさと美しさを堪能した。
苦しさを恐れずに気持ちに素直になるのも、たまに良いかもしれない。
成田凌の心情にすごく入り込んでしまう。その人を好きになっている状態...
成田凌の心情にすごく入り込んでしまう。その人を好きになっている状態をここまで表せるのかと感服した。自分の経験や感情も思い出してしまう、リアルな恋愛映画だと思った。
大倉くんの醸し出す雰囲気と成田凌の眼差し、女優さんたちの演技もよく、役者さん達の質も高く、丁寧に構成された一つ一つのシーンも美しく、映画館で見る価値はあると思える映画だった。
好きになると例外になっちゃう
そりゃ綺麗な男子二人がいるだけで絵になるけれど、
この映画はBLとかそんなもんじゃない。
性別関係なく、人を好きになることの喜びと辛さが丁寧に描かれていました。
どんなに好きでも振り向いてもらえず、一時の身体だけの関係でもいいからとお願いする。
あぁ、痛々しくて辛い。切ない。
そんな思いをしても、相手がどんなにひどい人間でも許してしまう。好きだから。
好きって怖い。その痛辛いヒリヒリした思いを久しぶりに思い出しながら観ました。
それでも好きになっちゃうし、やめられない。恋ってそんなもんだよなぁとしみじみ味わえる良い映画でした。
主演の二人(美しすぎていつまでも見てられる!)、女性陣、みんな良かったです。
『ただしイケメンに限る』って作品
行定監督の色がしっかり出てます。
大倉くんがよくこの仕事受けたなと思わずにはいられない作品です。
はじめネコかと思ったらしっかりタチになってるし(笑)
R 18に相応しい出来でその手の人もある程度満足できるんじゃないかな?
画的に綺麗だしね。
最後投げっぱなし?で終わるのもこの作品らしくて好き。
原作未読です。
行定監督の圧倒的演出
演者と行定監督の絶妙なハーモニーが言葉を持たぬ声を観客にひしひしと伝えてくる。
成田凌の目線や一挙手一投足全てが切なく美しい。他の人には絶対にできない素晴らしい演技。それを受け止める静かに人物像が沸き立つような大倉の存在感や生っぽさみたいなものも必見。他にもこの作品で大きな意味を持つ女優陣の演技も鋭く繊細で素晴らしかった。
全てを言葉台詞で任すのではなく、映像描写として見せてくる。なので、原作漫画よりも圧倒的に人物達の台詞は少なく構成されているが、実写映像化としてはかなり見応えがある。
また、キーとなる小物が複数存在するが、観客にも一部の記憶として思い出して切なくなるような描かれ方がされている。街角で似たような小物を見たら「あ、」と思ってしまうんじゃないかというくらい。そのくらいの存在感として画面作りがされているのも脱帽する。
成田凌の魅力に引きずり込まれる
ノンケのBBAです。
そこまでBLの免疫が無いので、絡みのシーンに面食らいましたが
よく考えたらノンケ男にとっては一番ネックになる部分ですから、そこを描かずにどうするよ!!ってことですよね。R15です。
いろんな感情が渦巻くさまが終始スリリングに描かれるので、ちょっとした視線や態度からも目が離せませんでした。
お互いの思いが重なったり、すれ違ったり…。
そして、二人のバランスが崩れてる度に別れが訪れるのですが、それぞれの“別れ”は段階を経て意味あいが変わっていきます。
距離感への躊躇だったり、苦しみからの逃げだったり、相手への思いやりだったり。
そしてそれは同時に、一人の男の自我の崩壊と再生を、段階を経て丁寧に追っていく作業でもあると感じました。
これまで自分が身につけてきた社会的な常識や、自然に受け入れていた価値観を壊すってもの凄いことですよね。
戸惑いから始まり、抗えない自分の感情に驚き、迷い、葛藤し、そして今までの自分自身を自らが壊す覚悟と勇気。
それらの過程の心の動きを、じっくり追体験させてくれる映画でした。
好きなシーンが沢山あって、観た人とネタバレを気にせず話したくなります。
私の周りにはそんな相手がいないので、一人で反芻して楽しんでいますが(^^;)
それぞれの思惑が交錯する食事シーンが良いです!
家でまったりTVを見ているシーンも素敵。
外でオープンにしていないぶん、部屋の隅々にまで二人の思い出が詰まっていて
とくに、たまきちゃんとの部屋のシーンは、えげつなくお気に入りです。
お互いに感じている事が違いすぎていて辛い。
そして、何と言っても成田凌くんの魅力と説得力に引きずり込まれます。
成田凌くんが可愛くて可愛くて。
一途な想いがいじらしい。
一緒にいるのも地獄、離れるのはもっと地獄な苦しさから解放してあげたくなる気持ちもわかります。
成田凌くんでないと、この生々しさは出なかったと思うのですが
監督の話によると、成田サイドは脚本を読んだ段階でどちらの役でもOKだったそうです。
確かに。。大伴でもハマりそう。
ちょっと見たい気もしますが、大倉くんの残酷さも非常に良かったです!
誰にでも優しくてソツがなく、いつも受け身で言い訳出来るポジションにいた男。
そんな男のラストの姿が、心から消えません。
私は自分の事をノンケだと思っているけれど、そもそもヘテロって何だろう?
生まれながらの趣味趣向はあるにせよ、ある男の自我の崩壊を追体験する事で、そもそも人を愛することに、そんな垣根は無いように思えてきました。
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