窮鼠はチーズの夢を見るのレビュー・感想・評価
全237件中、21~40件目を表示
いい!
すごい。役者ってほんと…。すごいとしか言いようがない。
大倉成田はもちろんだけど、女性陣もすごく良かった。さとうほなみさんいい味出してた。
ラストがイマイチよく分からなかったというか、なんでそうなった?というか、ある意味突然綺麗事で終わったなというかでなぁんか疑問だったけど、着地点はまぁ好みだと思うから仕方ないのかな。
しかし恭一(大倉)、「受け身で言い寄られると断れず」って生優しいものじゃないわこれは。ただのセックス好きでは?解説等のその表現が気になった。
ジャニーズ出演作にありがちな、エンディングに当然のようにジャニーズが流れることもないいい作品。(別にそれがダメなわけじゃないけど、この作品には合わなかった気がするので。)
切ない
恋愛だ
濡れ場は凄い
お二方とも恐らくノーマルな方だと思いますが、濡れ場のシーンはとてもリアルで度肝を抜かれました。
ただ肝心のストーリーはというと、観る側に委ねられる部分が大半で最終的に何を伝えたい映画なのかよく分からず
その上シーンの切り替えも早いので、これはどういう事なんだろうと考えてるうちにストーリーはどんどん先に進んでしまう
少年漫画のように心の声まで何でもかんでも描写しろとは思いますが、あまりにも細かい描写が無くただのAVと揶揄されても仕方ないのかなと
まぁ色んな捉え方ができるのを楽しめる人には良い映画なのかもしれないですが、出てる役者さんの人気で映画の内容以上に評価が上ブレしてる感じは否めません
『窮鼠はチーズの夢を見る』から見る性の描き方
男同士の触れ合いが多いが、この映画は同性愛映画の色彩が濃くないとされてきた。そして観客層も女性が圧倒的に多い。本レポートでは映画にある性に関する諸表象を分析し、この映画はボーイズラブ映画ではなく、純愛映画として製作されたことを論じたい。
本作の主人公、大伴恭一は今ヶ瀬に出会うまでは異性愛者で、表情があまりなく、恋愛では流されやすい、女性を断らない。彼は浮気がばれても言い訳をするし、そのうえ世間の目を気にする人である。今ヶ瀬渉は男性が恋愛対象であって、彼には恋愛依存症の部分があり、スマホを見るなどの行為から恭一に対して異常なほどの執着心が垣間見える(注2)。
一つ懸念されるのは、男と女、この映画では果たして対等に描かれたのかということ。ここで、映画で現れる四人の女性像を挙げておく。大伴恭一の元妻、知佳子は、裏切られる立場でありながら恭一を裏切る立場でもある。映画の中での二人の関係は穏やかだった。瑠璃子は大伴の不倫相手で、傷つくと知りながらも大伴に好意を寄せ続けていた。夏生は大伴の元恋人で、映画では唯一強気で恋敵に立ち向かう人である。そしてたまき、健気で女性らしく、大伴のことがとてつもなく好きで尽くせるタイプである。恋人がいる知佳子を除いて、ほかの三人はみな大伴のことを非常に好きである。大伴の女遊びができる土台が彼女たちによって作られている。言い換えれば、大伴の「流され侍」という性質は女性たちの「好き」に甘えられて育った性質である。この作品では、女性像がステレオタイプにはまっており、男主人公たちの恋の犠牲になっている。
映画では、「流され侍」と呼ばれるだけあって、恭一は女性に流されつつあった。映画のはじめでは不倫相手に好意を寄せられただけで相手の家に行って関係を持ってしまう。その不倫が今ヶ瀬にばれたとたん、今ヶ瀬にゆすられて、流されてホテルにも行ってしまう。恭一の「流され侍」という性質がこの映画を読み解くキーワードである。恭一がただそれぞれの相手にリアクションをしていれば、自然に流れができるのであった(注3)。
映画のはじめでは大伴が異性愛者で、妻だけでなく、不倫相手も女性である。だが、今ヶ瀬に出会って、迫られて、「この人を受け入れるかどうか」を考え始め、性的指向が変わり始めるととらえられる。何気なく二人がソファでテレビを見ながらポテトチップスを食べるシーン、耳かきのシーンも、あまりに日常的なためか、男女の恋愛映画では見ることが少ないが男同士だと恋愛の始まりだと解釈できる。
さらに露骨にリアリティを感じられるシーンとして挙げられるのは、タイ料理屋で三人が対峙し、恭一が今ヶ瀬を振ってから、夏生とホテルでの場面である。恭一が夏生に今ヶ瀬への思いを吐露したが、夏生が「まさか立たないことの言い訳じゃないよね」と呆れるように言うセリフが強烈である。女性に興奮しない、あるいは今ヶ瀬を思っているからこそ性的指向が男性に変わったとも言えるのではないか。
今ヶ瀬と別れてからゲイ・バーに行くシーンも象徴的である。性的指向が男性になったとすれば、女性には恋愛感情、あるいは情欲を向けにくくなると考えられる。そこで思いつくこととして、自分と同じ性的指向である人たちを探す、あるいは、今ヶ瀬の世界を体験しに行く。だが、そこでは相変わらず男性同士のキスを見て、違和感を覚える。このシーンから見れば、恭一が今ヶ瀬のことで性的指向がわからなくなった。あるいは、恭一は男が好きという指向に変わったのではない、彼は男の中で今ヶ瀬だけが好きである。ここも純愛映画らしく思える。
3.2男の同性愛者の特徴
映画では特に「ゲイ」という言葉は出て来なかった。冒頭の今ヶ瀬の恋人が後ろから抱き着く動作をはじめ、
今ヶ瀬の萌え袖やほほに手を当てる仕草などは役者がどうやってゲイを捉えるのかを伺える。中に特に大事にされていたのは目である。目には湿度がある、うるうるとした目が度々役者のインタビューや対談で語られた(注4)。
3.3性描写について
原作以上に、映画ではたくさんのラブシーンがある。映像では音も加えられて視聴者に訴える。映画の中では恭一と不倫相手のシーンにとどまらず、男同士の触れ合いが丁寧に映されていた。特に、潤滑剤を垂らすシーンは、邦画ではおそらく初めて描かれたのではないか。原作マンガでは廉価版オリーブオイルを使ったが、映画ではおしゃれな瓶を使った。原作者曰く、マンガよりは「+アルファ」である。ここで、ラブシーンが増加される意味について考えたい。一つ考えられるのは、二人の肉体関係についてのリアリティを観客に感じさせたいのだろう。なぜなら、この映画では、肉体関係を持つことは恭一が今ヶ瀬を受け入れてくれたことを意味しているから。
4.二人の恋を見る「世間の目」
このような場面が映画の中にいくつかある。一つ目は今ヶ瀬が初めて大伴に「俺と付き合いますか」と問う場面、これに対して大伴は「なんで俺が男と付き合わなければならないんだよ」と答える。大伴の中にも、自分が普通で、普通の男は男とは付き合わないという異性愛規範が刷り込まれている。二つ目は二人がマンションの屋上でじゃれ合っている時に、洗濯物を干しているおばさんが二人を怪しげな目で見ている場面である。この以外も、夏生がタイ料理屋で二人を笑うシーンなど、映画ではたくさん表現されていた。このような「世間の目」の描き方は世間のマイノリティに対する差別を提示している。「世間の目」も、二人の恋愛を阻む大きな阻害として描かれる。
5.まとめ
行定勲監督はインタビューでは「BL、LGBTQ的な映画と思ってほしくない」と言い、監督自らもこの映画をLGBTQのカテゴリーから外した。理由として述べられたのは、この映画で描かれた恋愛を他人事のように感じてほしくないからである。画期的なのは、男同士のラブシーンが主流映画館で上映されたことと、映画の中で性的マイノリティ群体??やマイノリティとしての難しさがストーリーに組み込まれることであるように思う。だが、位置づけが結局純愛映画である。だが、このことは決して悪い結果をもたらしたのではない。二人の主人公は矛盾に向き合い、愛の為に努力を惜しまない。二人の恋愛により感情移入できる描き方を丁寧にされたように思う。この映画も、世論の性的マイノリティ群体??への理解を助ければと願う。
注
1公式サイトから引用 映画『窮鼠はチーズの夢を見る』公式サイト|2020年9月11日(金)公開 (phantom-film.com) 2020年8月8日アクセス
2公式パンフレット 「原作者・水城せとなインタビュー」
3『窮鼠はチーズの夢を見る』夏休みイベント、主演大倉忠義の言葉。夏休みイベントは動画や活字で残っていますか?それとも、参加して現場で聞いた言葉ですか?また、イベントの日時や会場を記してください。
4(同上)、今ヶ瀬を演じる成田凌の言葉。
何回セックスシーンを挟むのだろう
見ているとだんだんエロとかを超えてペチャペチャパンパンうるせえなという気持ちになってきました
人間関係において勝手に不安になって相手にあたり、ハッテン場でも新恋人?の前でも号泣する男、いやだなあ…
大倉の方も大学時代の元彼女も後輩ちゃんもこの男のどこがそんなに良かったのでしょう
普段はマメで顔がいいから?あと顔が良くて顔がいいから?最低でもいい!そばにいて!と思うほどの魅力がわかりません
成田の「コトコト煮込むのが似合う女がおすすめ」という人物評もまったくピンときませんでした
キツく手綱握って絶対離さないタイプの人間の方が合ってるよ、他人に迷惑かけるプレイをやめろ
振り返れば前妻のなんか言わなくっちゃって空気が気持ち悪いという捨て台詞が一番スカッとしたような気がします
あの綺麗な海に二人で沈んでくれればまた一つ日本は平和になったと思うんですがあんまり成長もなく二人とも元気で残念です
せめて迎えに行け
男と男の切ない恋愛映画
BL映画というイメージで最初見たのですが、普通の恋愛映画以上にピュアで心に染みる恋愛映画でした。
まず、恭一役の大倉忠義と今ヶ瀬役の成田凌のケミストリーがすごい。恭一はストレートですが、ゲイの今ヶ瀬の猛烈なアプローチに次第に恭一がほだされていく。今ヶ瀬がなんといっても可愛い。嫉妬深いのに一歩引いていたり(自分の部屋を借りたままにしているとか)、恭一にただひたすらかと思ったら元カレと現れたりとか、ちょっと何を考えているか分からないところも魅力的。
恭一は、好意を寄せられると無下にできず流されたり、外で女性と会って帰って今ヶ瀬に嘘をついたりする。優しいんだけど優しくない、結構自分本位な男性です。今ヶ瀬と体の関係ができても、受け身な感じで、それが一番象徴されているのが耳かきのシーンでしょうか。今ヶ瀬が「耳かきして」っておねだりすると「やだよ」って即効断るんだけど、「じゃやってあげましょうか」と言われると「いいの」と即OK。「やってもらうのはいいんですかぃ?」って突っ込みたくなります。今ヶ瀬が「僕上手なんですよ」なんて言って、膝枕してあげる時すごい嬉しそうで、二人の関係性がよく分かります。恭一はずるい男だなぁーって思う。
でも、映画のラストでは恭一の成長が感じられます。今ヶ瀬はいないのですが、あの部屋で今ヶ瀬の灰皿を洗ってテーブルの上に戻して、清々しい表情の恭一がいます。彼が戻っていくことを確信していて、恭一の中で覚悟ができている。恭一は流され侍だけれど、実は分かれた妻とも2年付き合った後にちゃんと結婚しているし、会社の岡村さんにも指輪をプレゼントしています。恭一の恋愛の証として、結婚を考えるタイプの男性なのでしょう。
恭一の住む部屋のロケーションが渋谷区の鉢山町周辺というのも伏線だと思うんですよね。渋谷区は全国で初めて同性同士のパートナーシップ制度を設けた自治体です。きっと、恭一はあの部屋に戻ってきた今ヶ瀬とちゃんとやり直して、きっとその先にはパートナーシップ制度で共に生きていく二人がいるのでは?という未来が示唆されているように強く思いました。
73点
私の中で新たな扉が開かれた作品。
2019年までは月に一回話題作を見るか見ないかでしたが、2020年は倍以上鑑賞し、その中でも個人的邦画ランキング2位の作品です。
成田凌が元々好きな役者さんで、なんというか演技力が高いのは言わずもがな、どの役をやっても良い意味で成田凌が残っている。それはキムタクが何をやらせてもキムタクみたいなのじゃなくて、言葉では説明し難いその何かに魅了され今作も劇場で拝見しました。
全体として、お相手の大倉くんとの美男子同士だったからこそ初めての世界でも観れたのもありましたが、大倉くんみたいなこーゆー良い加減な人いるよね、とか本当に成田凌の繊細な演技も相まって心にささったな、とか、、、
2021年一番周りの人に勧めた作品の綾野剛と舘ひろし主演のヤクザと家族でしたが、2020年も年間1位のミッドナイトスワンとほぼほぼ同じくらい窮鼠も周りに勧めた気がします。
是非。
恋愛は人生。最高。
海辺のシーン。
今ヶ瀬が「ああ〜!!」って言った後、なんて言うのかなと思ってた。
クソー!とか、
なんでだよー!とか、
ふざけんなー!とかかな〜と予想してた。
「...本当に!!好きだったなあ〜!!」
あああああああ。辛い。。苦しい。。切ねえ。。。でも死ぬほど青春。。美しい。。マジ辛いけど最高の思い出。。。こんな刺激的な恋しちゃったら、そりゃもう普通のありきたりな恋愛はしばらくはできねーよな。。
8年感片想いしてた人とキスしたりエッチする感覚ってどんなもんなんやろ。どんだけ気持ちいいんやろ。
それはそうと、恭一、テメェは駄目だ。テメェの八方美人にはウンザリだ。お前は一生幸せになんかなれねーぞ。
映像美を堪能
原作は未読。Amazon Primeで鑑賞。
正直、この作品はゲイの方が作ったものではないなというのが最初に思ったところ。
最初は恭一が今ヶ瀬の脅しで体を預け、それが徐々に愛に変わっていくというのも、正直共感できない。単純に成田凌の魔性な雰囲気と気持ちに飲み込まれているけど、半ば襲われているのと変わらないでしょうと思ってしまう。そして今ヶ瀬、お前がタチなのかーい、そして恭一はスムーズに受け入れられるのかーい、とツッコミどころだらけ。こんなダメダメ優柔不断な恭一に群がる女性たちも、なぜにこの男がよいのか、いまいち理解できず。母性本能をくすぐる系でもないと思うんだよな。
とにかくおしゃれなインテリアで生活感のない部屋や、いきなり海にいっちゃったり、旬なアイドルや俳優が(男女問わず)惜しみなく脱いでくれたりと、映像美を堪能する作品なんだと思いました。成田凌の存在感を楽しむ話。
観終わるのが惜しい作品でした。
予想以上に面白かった
映画館で鑑賞したのですが、今更レビューします(笑)
原作が好きであまり期待しないで観に行ったのですが、普通にめちゃくちゃ良作でびっくりしました。雰囲気やキャラクターは原作と違うところもあったのですが、あまり真似しようとし過ぎないところがオリジナリティがあって良かったです。恋愛漫画を映画化するときってそのままやろうとするとクサ過ぎて観てられなくなったりするので・・・。
俳優お二方の演技がとても上手でしたし、カットや間の取り方など演出もとても良かったです。
ただ濡れ場が長い長い(笑)正直半分くらい目つむってました。
濡れ場の長さ半分くらいにしてラストシーン原作のままにしてほしかったという願望で-0.5させて頂きます。
低評価見ていたが、予想に反して面白かった
ポルノか!と言っている人が多かったが、私はベッドシーンは違和感はなかった。それより、主人公のサラリーマンの主体性がなく、周りを苦しめていてイライラした。成田凌が上手くて、特に夏生先輩とのバトルシーンは三人三様抜群の演技だった。
ただの同性愛の話ではない
大倉くんと成田凌目当てでみたらなかなか単純な話ではなく、あのシーンの意味は?あのセリフの意味は?って見終わった後に考察が止まらないし、心が震えて余韻が収まらない。久しぶりにこんな映画見れた。
8年間大学の先輩の恭一に片想いを続けてきた渉。今まで本気の恋愛をしてこなかったのに渉に対しては特別な愛情を感じる恭一。すごくすごく深かった。
お互い今まで本気の恋愛をしてこなかったゆえの不器用さと相手の事を好きになりすぎたゆえの屈折した愛し方。
同性愛だからこその難しさはあれどこれは同性、異性関係なく響くと思う。
主演の2人が良すぎて女性たちがチープに見えてしまう。いや、女性たちがいてこそ2人の愛が際立つのだけども。
岡村珠希はなんとも男性の好きそうな女の子ど真ん中の女優さんのキャスティング。
彼女が部屋に来る前に掃除機をかけてたとか、一緒に選んだカーテンが1週間前に届いても彼女に報告しないとか、早く帰らそうとするとか、気持ちが入ってない付箋が巧み。あと恭一がだんだん渉に気持ちが入っていくのが言葉ではなくてちょっとした仕草ででてるのがいい演出だった。一緒にテレビ見てる時に渉の髪の毛をつまむとか。顔を触るとか。男性が相手の髪の毛と顔を触るのってけっこうな愛情表現だと思う。
いわゆる濡れ場のシーンはこの映画の見どころのひとつだと思うけど主演の2人のルックスがあってこそこのきれいな濡れ場シーンが撮れたってのは大前提。
成田凌のねちっこくて嫉妬心の強い演技が絶妙。
・ハンバーグなのにねぎ買ってるの?
・傷つける事なく事なかれ主義でやってきた恭一が渉の事は唯一傷つけたって深い意味あるよね。
・送っていくよ。食器はそのままでいいから。←早く帰したいんじゃん。
・ハイチェアに座って孤独を表現するのが絶妙。
・「やらせてくれるんですか?」「いいから入れよ」→ドアのシーンが続いて中での会話とか様子を想像させる演出すご。
素材が生きてない...
役者、原作、テーマ、映像美…これだけそろってるのに素材が生かしきれてないってどういうことなんだろう、と思いました...
いろんなところで、腐女子下に見てるし女見くびってるしゲイもバカにしてるし、絶対監督男だろ?と思ったらやっぱりそう。
原作って、登場人物全員の泥臭い人間の弱さとか愚かな感情をむき出しでぶつけてると思うんですけど、芝居がかってきれいにつくろっちゃっててなんかなーってなってるシーンも多くて…
原作と変更したところも、そこ変更したら帳尻合わないね、とか思ったり。
タバコ吸いながら掃除とか調理とか、パティシエの漫画描いてる人が描くわけないと思うんだけど、原作にそんなシーンあったっけ?汚らしすぎて集中できませんでした...
他きれいなんだけどなー。。
映像美に、モラルって重要な要素なんだな、と、改めて気づかされました。
るろ剣でも見てこようかな…
原作好きからするとイマイチ
お洒落な空間演出してんなぁが第一印。
そして、結局ラストまで第一印象のままでした。
監督が行定勲だから少し悪い予感してたんだけど、原作が好きで期待してただけに残念でした。
この話は、確固たる芯を持てなくて自分を好きになってくれる相手ばかりを受け入れていた人間が、とうとう同性の後輩にも絆されて、ずるずると迷いながらもやがてそれが本当の愛に変わり、自分の全てを受け入れてくれる女との生活を捨てて困難な恋愛の方を選ぶ、そんな大伴恭一という男の一つの成長物語として捉えていたのですが・・・。
原作だと所々コミカルな所があって会話劇的な要素もありテンポも良かった分、会話が減って雰囲気で見せようとするこの映画はなんか暗くて間延びして後半は飽きてしまいました。
原作のラストシーン、大伴恭一の覚悟が滲み出てハッピーエンドのようでそうではなく、愛する2人が一緒になったのにお互い同じ想いではないのだと、それでも今一緒にいる事を選ぶ刹那的な終わり方に心震えたのに、映画はなんだかお互い踏み込まずにまるでお洒落な広告のシーンのように終わって反吐が出ました。
ラストの妄想ですが
導入、この映画の予告を観ていた頃の印象とは違ってとても良いなと思いました。正直、ボーイズラブネタに乗っかりやがって、という気持ちがあったので。
ただ、主人公がほんとに見ててイライラするんですよ。好感を持てるポイントが顔しかなくて、途中から完全に集中力を欠いていました。
それだというのに、ラストでグッと胸ぐらを掴まれた気がします。バッドエンド好きな私としては、解釈違いかもしれないけど、あのまま二人はもう二度と会うことがないんだろうなと思いました。泣いている今ヶ瀬と、本当の愛を見つけたと思ってるのか穏やかな表情の恭一。
この先、恭一が結婚して普通の幸せを手に入れたんだと思ったまま失恋を引きずって生きていく今ヶ瀬と、いつかまた今ヶ瀬と再会できると信じて疑わない恭一の姿が目に浮かびました。
完全に私の妄想です。この映画の主人公が同性同士の恋愛をすることの意味はとてもあると思いました。だからこそ、こんなに切なくて悲しいんだと。
ラブシーンの多さ
この作品を見て思ったことは
成田凌さんがとんでもなく一途。
大倉さんがとんでもなくクズ。
結局何一つ手に入れなれない。
人を大切に出来ない人からは
本当に大切な人は離れてしまう。
あんなにクズなのになぜあそこまで
成田凌さんは好きだったのか。
ラブシーンの多さに結構びっくりします。
後入れのアフレコもあったそうで
お恥ずかしいと話してましたが
成田凌さんの演技力がすごいなと思います。
スマホを落としただけなのにを見た時から
成田凌さんの演技力に度肝抜かれていたのですが
今回の作品も、本当に演技が上手いなと。
ものすごいラブシーンが多いけど
人が人を好きにな気持ちとか
色々みていて、考えた映画でした。
自分の好きな相手や、旦那さんが
隠れて浮気している時点で
衝撃なのに、その対象が女性だけにとどまっていない
男性と体の関係をもっているって
なかなかの想像超えた世界だけど
本当にある世界だと思うし
最低な人と出会いたくないなと思いました。
何度も言いますがラブシーンが多いですが
内容として、話としては、見てよかったです。
全237件中、21~40件目を表示