劇場公開日 2020年1月31日

  • 予告編を見る

「突き抜けてほしかった…」嘘八百 京町ロワイヤル わたつみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0突き抜けてほしかった…

2020年2月5日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

中井貴一・佐々木蔵之介の組み合わせ、
[嘘八百]のシリーズ2作目だそうで。

面白い
…うん。面白いんだけども。

「『笑い』が、突き抜けていない。」

「うわ、これめっちゃオモロイ!」と
観客に言わしめるだけのエネルギーが足りない、と思う。
脚本だろうか?
演技の"間"だろうか?
シャシンから熱が溢れ出て、観客を圧倒する。
そういう"突き抜けた笑い"に昇華できていないのだ。
それが残念。

中井さん佐々木さんは本来芸達者な人だから、
もっと活かすことができたハズ。
なんかもったいない。

あと、以下は完全に私見だが。
広末涼子の役のキャラクター作りは不満だった。
彼女の若い頃の"美人・でもちょっとアバズレあり"な役のイメージから抜け出せておらず、
ただの再生コピーの感がある。

私個人は広末涼子という女優に対しては
決して悪い評価はしていない。(むしろ高い)
作中のキャラで"悪女"にするのは構わないが、
もう少し"広末涼子にしか出せないオーラ"が出るまで、
キャラクターを練り上げてほしかったと思う。

以上、統括すると、
「観客を笑わせたいんやろ?
エネルギーが足らん!
もっと突き抜けたシャシンで
突き抜けた"笑い"に昇華させなアカン!」
…となります。
(ネタや狙いは悪くない。だからなおさら残念…)

わたつみ
PR U-NEXTで本編を観る