「【”親に虐げられた数々の子供の哀しき魂が惹き起こした事。”『リング』シリーズに、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら新たに映画化した作品。『貞子シリーズ』はいつまでも製作するんだろう。】」貞子 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”親に虐げられた数々の子供の哀しき魂が惹き起こした事。”『リング』シリーズに、時代の変化と共に恐怖の形状を変えながら新たに映画化した作品。『貞子シリーズ』はいつまでも製作するんだろう。】
■心理カウンセラー・秋川茉優(池田エライザ)のもとに、記憶障害の少女(姫嶋ひめか)が入院してくる。
やがてその少女は、公営団地で起きた放火事件の犯人祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず産み育てていた子供であることが判明する。
一方、秋川茉優の弟、和真(清水尋也)はユーチューバーとして、視聴回数が伸びない事を気にかけ、石田祐介(塚本高史)の助力を仰いでいたが、ある日、初子の放火現場に潜入し、”あるモノを見てしまい、行方不明に・・。
そして、少女と真摯に向きあう茉優だったが、次第に彼女の周りで奇妙な出来事が起こり始め、茉優は弟を探しに、大島へ石塚と共にわたる。
◆感想
・ポイント、ポイントで突っ込み処が、満載の作品である。
・「リング」に出演した、佐藤仁美が、同じ倉橋雅美役で期待値が上がるが、結局、何故彼女を起用したのかが良く分からない。
・原作は鈴木光司の小説「タイド」だが、内容は「リング」20周年劣化バージョンであった・・。ストリー展開が、粗すぎて、ぶつ切りで・・。
・ラストシーンも、それからどうした?という放り投げ・・。ちょっと、雑過ぎないか?
■親に虐げられた数々の子供
1.山村志津子に捨てられた、貞子
2.小学生時代に親に捨てられた、秋川茉優
3.初子に学校にも行かせて貰えず、クローゼットで成長した少女
<素材は揃っているのだから、もう少し、物語を練って欲しいな、中田秀夫監督。このままだと、じり貧の「リング」を作った監督で終わってしまう気がするな。
大ヒット作品を制作した監督の宿命かな・・。(諸外国でも、一発屋は沢山いる。)
これも、又、”呪い”なんだろうな・・。>