「今やマスコットキャラクターな貞子」貞子 kazu6279さんの映画レビュー(感想・評価)
今やマスコットキャラクターな貞子
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本作は説明不足、処理残し、シリーズ共通の呪いの伝達条件崩壊など荒削りが目立つ箇所が多々あるが、ハードルを下げれば観るに耐える作品。
初代「リング」の延長線ではあるがこの「リング」の概念、設定、キャラクターがマイナスのノイズとなり、ホラー映画における恐怖をあまり感じず鑑賞し終えた次第です。 「リング」の作品概念を撤廃し、新たな一作品として立ち上げていれば或いは好評価に転じていたかもしれません。
しかしホラー的な良さもあり、上げるとすれば、 ・予告編にも映し出された動画投稿サイトに投稿された映像 ・倉橋雅美のありがた迷惑から露呈する病んだ精神 ・ともさかりえ ・ラスト
これらが個人的にホラー的な禍々しさ、気持ち悪さを感じたポイントです。
中島秀夫監督は決して悪い監督ではないので、今後の活躍に期待。
役者陣達も悪くはなく、特に主演の池田エライザは意外にも好演していたと感じた次第です。いろいろと惜しい作品。
もう一度言いますが「リング」、「貞子」である意味はない。
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