「ぼくはすき」サイダーのように言葉が湧き上がる ピさんの映画レビュー(感想・評価)
ぼくはすき
開始10分で大体全員出てきて、20分にはもう面白い。
何も考えずにササっとこの世界観に身を委ねたら、なんともとってもいい話だった。
(ヒーローとヒロインが激突した瞬間、98%くらい入れ替わるかとドキドキしたが、そーゆー類でないのでご安心を)
複雑で壮大な近年の映画とは対称的に、自宅と近所のショッピングモールの範囲内に起こる日常と、コロナ禍もあいまってマスクとか配信とか、色んなものがもの凄く身近に現実的に感じられる素朴な田舎で繰り広げられる小さなドラマ。
カラフルで美しい絵と、何にもない(あるのはこのモールだけ)田舎のマッチングもいい。
今の世代に伝わるか分からないギリギリの時代感も絶妙。
コンパクトだがちゃんと現実世界で最大限あり得る奇跡と機微はしっかりドラマになっていて感無量。
声優もとっても素敵。絵も独特で可愛い。
上映最終日滑り込めてよかった。
この映画
賛否あるけど
ぼくはすき
ミッドランドシネマ名古屋空港(隣りイオンモール、周り田んぼ、夏、静かな夜)の帰り道、情緒に浸りながら。
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