「俳句とはなんなんだろうか??」サイダーのように言葉が湧き上がる seiseiさんの映画レビュー(感想・評価)
俳句とはなんなんだろうか??
好みは分かれるかもしれないですが、自分としては映像はカラフルでポップな感じで良かったです。
ストーリーとしてもシンプルでわかりやすく、素直に観ることが出来ました。
夏に観る一作品としてとてもいい作品でした。
ただ個人的に残念だったのが、作品としてのキーになっている俳句が、私には全く響かなかったことです。私に俳句の造詣が全くなかったせいかもしれないですが、俳句を効果的に使えてないように感じました。
ストーリーをすすめる上で、俳句をというものをただ使用しているだけといった印象を受けてしまいました。
俳句を読むキャラクターの設定としては、俳句を勉強している学生なので、能力相応のように感じますが、能力相応過ぎて俳句素人の私ような人からすると、全く響かないという状態です。
もし、この作品が俳句をある程度理解している人向けとしたならば、ターゲットがコア過ぎるような気もしますし、俳句素人に興味を持ってもらう入り口としてならばパンチが弱く、作り手はどうしたかったのかと、作品を振り返ってふと考えてしまいました。
この点については、俳句に多少なりとも造詣のある人にとってはどう感じたのか興味があるところです。
あとは、作品として演出や映像の動き、音楽など映画館仕様ではないと感じました。
テレビアニメやテレビの二時間アニメとして観たならばおすすめ出来るのですが、映画館で観るかと考えると、いつかあるテレビ放送か、その内に出るDVDのレンタルでいいかなという感覚になります。
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