「まあまあ満足」閉鎖病棟 それぞれの朝 さなさんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあ満足
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「死刑の執行に失敗したら、そしてその死刑囚が再び殺人を犯したら」と、ぱっと聞くとフィクション感がある話だけれど、絶対ないと言い切れるのかと言われると…という面も含め、注目作だった。
ので、結構訪れるガバガバ展開が残念。
まず、とにもかくにも職員何もしなさすぎじゃないか!?
しょうちゃんが塚本(チュウさん)に由紀の件を訴えようとしたときとか、なかなかの暴れ気味だったけどそこに職員いるのに何もしない…塚本のことは看護師たちも信頼していることが表現されているし、任意入院?は割と、普通の人と同じような扱いなのかなぁ。
とはいえなぁ…
由紀へのレイプ事件が起こったのも職員が重宗から目を離したからだし、車椅子で目立つであろう梶木と要注意人物の重宗が二人きりになるってどんな病院だよ…とかが気になってしまった。
最初のほうの、由紀が飛び降りるシーンでも、梶木のそばに看護師いたし。なぜ何もしない!!
あと梶木は由紀の身に起きたことを気付くのかと思いきや、この近辺に限って工房に全然行っておらず「…ん?」ってなった。
まぁでも、観て良かった。
適材適所な渋川清彦さんと、平岩紙さんの嫌らしい感じが最高。病院では嫌味ばっかでヤな奴のキモ姉が、いわゆる外の世界ではびくびくしてるところも、リアリティあって(知らんけど)良かったです。
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