「古臭いけど良く出来たフィクションドラマ」閉鎖病棟 それぞれの朝 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
古臭いけど良く出来たフィクションドラマ
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管理ガチガチでは無い、比較的アットホームな精神病院で起こるドラマ。それ故のメリットはドラマに優しさや暖かさを生み出すが、リスクとして事件(レイプ、殺人)が簡単に起こっちまう。『ああ、そこはメリハリよ。あまりにもヤバイ患者は別扱いの強固な管理が必要じゃね?』と思ったが、ま、これもフィクション、ドラマですからね。何か事件が起こらないとね。
主要人物達の演技は良かった。その中でもやはり鶴瓶の役がね、グッと来た。ハマり役だ。ただ古臭いよ、昭和の臭いがする役だよ。故高倉健でも合う役だよ。あ、俺的にはカッコーの巣より、幸せの黄色いハンカチの健さん役を思い出した。だから、ね、古臭い。そこが良いんだ。
ラストの、車椅子から何度も立とうともがき、暗転。ほほう、やられたよ。不覚にも涙が出たじゃないか。
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