「もう一回観たくなる」マローボーン家の掟 まるさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一回観たくなる
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1917のマッケイが出ているということで観てみた。
内容としては、いろんな映画が混ざったものだったので、驚きというよりああ、あのパターンか、と思ってしまった。こういうときにはあまり映画を観ていない人が羨ましい。
また、ジャックが兄弟たちを屋根裏に閉じ込めなければ彼らは逃げられたんじゃないか、とか意味のないことを考えてしまう。
草ぼうぼうとはいえ、田舎の素朴な映像が美しく、またマッケイやアニャの芝居が素晴らしいのは見どころ。
ただ、暗い映像は見づらいので複雑な内容や空間を理解するのにちょっと努力が必要。
父親の脱獄や田舎での隠遁とか現代の設定ではほぼ無理筋な内容なので古い時代設定にしてあり、そこで暮らす青年役は現代っぽく無いマッケイの真骨頂だ。
明らかに6ヶ月後からなんかおかしいので、それはオカルト的なものかゾンビ的なものかと思ったら、まさかの多重人格だった。映画好きなら一発でサイコを思い出す。
まあ、父親はゾンビみたいなものではあったが。
ラストまで見ないとわからない、鏡へのこだわりのシーンがやたら多くて飽きるのと、暗い画面のわかりにくさもあり、星は3つにとどまる。
しかし、全体に流れる雰囲気やマッケイとアニャの演技は見逃せないと思う。
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