「私を海に連れてって。」ニューヨーク 親切なロシア料理店 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
私を海に連れてって。
プレゼントは水着ですと?
まぁ、好きにしなよ。っていうか、「私の水着は見たくない?」って意味かw
とことん金が無いのは、本当に惨めでつらい。
こんなん見ると、自分は本当に恵まれてると思ってしまいます。
原題は"Kidness of strangers" =「見知らぬ人の優しさ」
ロシア料理店に限った事では無いんですが、母子と巡り合った人々は、すごく優しかったり、少しだけやさしかったり、親切にしたいけど事情があってできなかったり、もっと根深い問題を抱えていたりと、様々です。
アンドレア・ライズボローがブロンドのショート。彼女は、何かいつも独特の雰囲気で魅力のある女性役ですよねぇ。バトル・オブ・セクシーズの時は、無茶エロくて萌え女子だったけど。相当やせましたね。
ゾーイ・カザンの旦那はポール・ダノ。夫婦そろってええ感じで頑張ってて何よりです。と言うか、しばらく見ない間に一気に老けた感がするんですけど。娘役だった「バスターのバラード」は2018年ですから、それほど時間たってないんですけどw
DVダンナが警察に追われる身となり、シェルターへの移送が決まった夜。激しく求めあうように唇を重ねあう二人。と言うか、むさぼるように、ですよね。母親であることを忘れて、一晩だけオンナに戻っちゃえば良いのに。って思ったのはワシだけ?
母子三人の身なりと表情が、少しづつ惨めになり、ホームレス化して行く描写が、哀しく切なくなります。見知らぬ人に優しくした人達が、最後には幸せになれて、ホンワカ気分で終われる良い映画でした。現実に目を移せば、私たちは、見知らぬ人に優しく無いよねぇ、それほど、ってのはあるので反省します。
良かった。結構。
共感ありがとうございます😊
…ショートヘアのアンドレア・ライズボローとロシア料理💦目当ての観賞でしたが予想以上の良作でしたね!
アンドレアさん、中々粋な女優さんで今後も目が離せませんね!
レビューを拝見して更に作品の深さを感じました