「ホームレス主婦」ニューヨーク 親切なロシア料理店 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ホームレス主婦
子供をつれて夫から逃げる主婦と、NYのとあるロシア料理店に絡む人達の話。
2人の息子を連れて子供に暴力を振るう警察官の夫から逃げる26歳の主婦、教会で炊き出しやグループセラピーを催す看護師、弟の問題に巻き込まれ4年間服役をしたロシア料理店マネージャー、and more…。がみせる、人の繋がりや慈愛と救いと赦し等をみせるストーリーで、クララを軸に物語が展開していく。
若く社会で揉まれたこともなく母親となり、世間知らずなクララが子供と共に彷徨う姿は、痛々しいのだけど、人を当てにするばかりだったり身勝手さも感じる行動も多々あり、悲壮感や緊迫感に浸る様なところまでは至らず。
因みにロシア料理店立て直しの話はございません。
「親父」を除く登場人物達が皆わ足りない物やキズを持っていながらも人に対する優しさがあって、沁みてくるものは確かにあるのだけど、クララのキャラにイマイチ同情仕切れず、努力の欠片と必死さみたいなものをもう少しみせて欲しかったかな。
それと、本質ではないけれど、貧しさ=金のことがついて回る話な訳で、、ラスト辺りの金の出所についてどうしても気になってしまった。
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