家にはいたけれど

解説

2019年・第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。最優秀監督賞を受賞。

2019年製作/105分/ドイツ・セルビア合作
原題または英題:Ich war zuhause, aber

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 ベルリン国際映画祭(2019年)

受賞

最優秀監督賞(銀熊賞) アンゲラ・シャーネレク

出品

コンペティション部門 出品作品 アンゲラ・シャーネレク
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映画レビュー

4.5恐怖や不安から抜けられない主人公

2021年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すみませんが、映画監督さん、もうちょっと私に理解できる映画を作ってくれますかと叫びたかった。
最初の30分は理解不能で、理解しようとする心が消え去り、退屈になってしまった。もうやめようと思いながら、見続けたから、レビューだって書けるはずがない。

30分何が起きているのか分からなくても、それが段々深い意味を持ってくるキアロスタミ監督の作品のようなら、観賞しがいがある。 でも、この作品は私に響いてこない。2−3日に渡って、最後までみ終えることができた。
この作品はいくつかのストーリーが断片的にいっしょになっているから、これらのこれらのコネックションが明確になっているとまだ私にも理解できる。
息子フィリップが家を開けたシーン、学校の先生たち、演劇について自転車を押してくれた男性にあつく語るシーン、娘が許可なしに料理をしたという理由で喚き散らして、ヒステリー状態にあるシーン、学校の先生役のラースの愛の告白のシーン、細かくもっと書ける断片的に見えるシーン。 母親、アストリッドの夫を亡くしてからの不安定さ。これが上記に書いた断片的に見えるシーンに繋がっているわけだが、何をしても、この不安定さは恐怖と同様に消え去っていかない。大声で、子供に怒鳴り散らすシーンなどを見ていると、自分を抑えられないので、惨めに思えるが、自分ばかりが、苦しいんではないんだよと言いたかった。

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