「とにかく汚い」屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ からあげくんさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく汚い
屋根裏に住むフリッツ・ホンカはバーでひっかけた娼婦をついカッとなって殺してしまう。
遺体は切断し、部屋の押し入れへポイ。
腐乱死体の山に何も起きないはずはなく……
酒!女!暴力!SEX!× 汚い。画面から悪臭がするような映画です。
特に大きなヤマ場などはなく、淡々とホンカの日常が描かれる。
頭のキレるシリアルキラーでもなければ、殺しを楽しんでいる様子でもない。
なんの目的もなく、ただ怒りに身を任せて女を殺す。
「こいつ、アホなんかな」と思わずにはいられない。
でもきっと、これが殺人のリアルなのだ。
殺人は感情のコントロールが上手くできない人間なら誰もが起こしうる犯罪だ。そして、人間は自分の感情を完全に制御することは出来ない。
実際のところ、殺人鬼とそうでない人の境界線は結構曖昧なのかもしれない。
良い点
嫌悪感と不快感がすごい(褒め)
悪い点
仕方の無い事だが、中盤まで物語にほとんど進展が無いのでダレる
コメントする