「酷すぎて完全拒否できなくて凄いと…」屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ SHさんの映画レビュー(感想・評価)
酷すぎて完全拒否できなくて凄いと…
本当に人の所行なのかと思うと同時に、強烈なリアリティも感じてしまって、こんなの有り得ない、
とか、悪趣味な娯楽、と思うと同時に、この醜さこそがまさに人間なのかもと─。
完全に否定したいし拒絶したい気持ちはこの上なかったけれど、少しでも納得してしまうとヤバいくらいにどんどん入ってきて、自分の中にもあるかもしれない邪悪な潜在的な事柄に身震いしてしまう。
何ものにも縛られず解放されるというのは、こういう方向も有り得るのかなと思うと、ぞっとする。
人には決して勧めることなどできないし、極論、こんなの見なければよかった…とまで思ってまう。それほどまでに強烈で物凄い作品だった。
悪趣味に見えるこのサスペンスともホラーとも言える映画は、かなり志が高いように思うわけで、決して興味本位の怖いもの見たさのために作られているわけではない、というところは明確に感じたので、最大限評価したい。
でも・・・
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