「好みが大きく分かれる作品」屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
好みが大きく分かれる作品
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ドイツ文化センターにて試写会で観賞。
正直きつかった。2時間弱くらいあったと思うが常に女性を性的に見て、女性を人間として扱わず暴力を振るい時に殺してまう…そんなのがずっと続くため正直途中で帰りたかった…(試写会場が途中退出しにくい作りだった為我慢したが)
もちろん作品を否定するつもりはないが、好みが大きく分かれる作品だとは思う。
個人的には勝手ながらどういう経緯で犯罪者になったのかといったストーリー性を期待し足を運んだのだが、そういった描写はなく、フリッツが初めて人を殺してから捕まるまでの時間軸を作品にしたといった印象。
フリッツも根本としては人と人との関わりを求め、愛される事を求めているんだろうけど、そこに同情心が湧くほど弱さが見えない。ただただ不快な存在である。
昨今は人を見た目や第一印象で判断するのではなく、また障害や欠落した部分も理解し助け合おうというのが時代の流れのように感じる時がよくある。
もちろんそれは大切な事だが、自分の身を守るのまた自分だ。
こういう作品を見るとやはりおかしいと思う人には近づかず、関わりをさける事こそ自分を守ることに繋がると思えてくる。
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