「良作すぎる」ペトルーニャに祝福を 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
良作すぎる
ペトルーニャ最初は理屈ばっかりのめんどくさい女、友だちにも気分次第で悪態ついたりしてまあ最悪。こんな嫌な空気が続くのかしらと思っていたら事件とも言えない事件が起こり、母親や警察署長の常識一点張りで全然理論的じゃない主張にすっかりペトルーニャ頑張れーってなりますよね。ムダにジェンダー意識の強いリポーターやとにかく事なかれ主義の同僚カメラマン、ネオナチか?とも思うほどのおそらく教養も学もない生まれ育った街から出たこともないいわゆるヤカラ、別にこの事件自体はなんとも思ってないけどとにかく穏便に済ませたい神父、キャラクターの重量、配置が完ぺきです。いよいよペトルーニャに味方したくなる。そして何よりダルコが「連絡するよ」って言ってくれたの心の底から嬉しかった〜!ねーペトルーニャそりゃニヤつくよ。そして一件落着。だってホントは十字架なんてどうでもいいんだから信仰心ないし。あー面白かった。
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