「【老船頭、多くの人の命を時に諦観しながら、時に煩悶しながら彼岸に運ぶ。時代が変化する様を美しい山河の風景を背景に乗せて描きだす】」ある船頭の話 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【老船頭、多くの人の命を時に諦観しながら、時に煩悶しながら彼岸に運ぶ。時代が変化する様を美しい山河の風景を背景に乗せて描きだす】
時代は明治だろうか?
老船頭、トイチ(柄本明)は多くの人を渡し船に乗せ、日々河を行き来する。
客は、トイチの船場からほど近い所にレンガ橋を建設している傲岸不遜な男達や、山の漁師たち、町医者など様々である。
そんな彼がある日、河を流れてきた娘(川島鈴遥)を助けた所から徐々に穏やかだったトイチの生活が、時代の流れに合わせるかのようにさざ波が立ち始める。
それでも、彼は夜、小さな像を彫っている。幾つかの場面を経て、徐々にその像の姿が見えてくる(想像できる)。凄惨な出来事の後、血に塗れた像は何を言わんとしているのか。赦しだろうか。
美しい山奥の河のシーンを基盤として、幾つかの幻想的なシーンを名匠クリストファー・ドイルが撮影監督した作品。
オダギリジョーの人柄だろうか、彼の初監督作品を祝うかのように、日本の数々の名優たちが続々と趣向を変えて河を渡るシーンが楽しい。
<時代は移ろっても、変えてはいけない事があるのでは・・、等々、様々な事を考えさせられる作品。>
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アンディぴっとさんのコメント
2021年3月28日
おはよ〜ございます🌧
戦隊モノは子供と親では目線が違いますね😅仮面ライダークウガは息子には難しかったらしく、すぐ観なくなったけど、私だけオダギリジョーに見惚れてました🥰
ワンコさんのコメント
2019年11月10日
こんばんは、遅くなりました。
ちょっと寝落ちしてました。
コメント、ありがとうございます。
これ、好きな作品なんです。
オダギリジョーは、俳優としても監督としても良いですよね。
ギャップすごいですけど、今テレビでやってる、時効警察って馬鹿馬鹿しくてちょー面白いですよ。録画して、1.5倍速で観てます(笑)。