劇場公開日 2019年12月6日

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「“隠れ良作"やってました」“隠れビッチ”やってました。 ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0“隠れ良作"やってました

2019年12月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

恋愛関係直前で相手を振り、肉体関係も結ばない。ルームメイトからは、清純派の皮をかぶった「ちやほやされるのが生きがいのくず女」と呼ばれる主人公の暗い過去のトラウマと向き合い、成長する姿を描く。

鼻くそをほじりながら、交際を申し込まれた、相手との電話をしたり、酒乱で、ルームメイトの前では、結構な荒くれぶりを発揮する主人公を演じる佐久間 由衣が、なかなか良い。

前半は身勝手で自己中な印象の彼女で笑いをとりなが、過去に父親のDVによって抱えてしまったトラウマに悩み克服する過程もしっかり描いてあり、脚本と演出も真っ当な印象。

シェアハウスの同居人の人なりも、説明的にならない範囲で、上手く演出して観客に分からせるところや、同棲的に付き合う真面目で誠実な男を、ちょっとしたことで、なじり、傷を負わせてしまう下りの緊張感の出し方も役者の演技と演出と上手い。

個人的には、ゲイ(おねい風)でシェアハウスの母親的役割の同居人を演じる村上 虹郎が印象的な好演。調べてみるといくつもの映画で新人賞受賞している注文の俳優でした。

ジャニーズ以外にもやはり人材はいるね。

監督と脚本の三木 康一郎は、テレビドラマやバラエティの演出が多いくて、近年は7本の監督作品あったが、あまり目立った作品がない様子で、若干テレビバラエティ的な感じの悪ノリ演技も載せているのが? だが全体的に良質な印象。

ミラーズ