“隠れビッチ”やってました。のレビュー・感想・評価
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承認欲求の現代性と佐久間由衣の挑戦
主人公は共感を得づらい女性像だが、ソーシャルメディアでリア充アピールや“映え写真”投稿でいいねの数を競い合う昨今の人間関係のありようを象徴する。彼女ほど極端ではないにせよ、恋愛面でも人付き合いの面でも、ほめられたい、好かれたいと思うのは自然な欲求だし、それをより多く求めてしまう、ある種の依存状態になるのも理解できる。だが娯楽にせよ嗜好品にせよ適量が肝心で、過度に依存すると自分を壊す。恋愛も同じ。
佐久間由衣は本作が映画初主演。「ひよっこ」で初めて知ったが、資質に恵まれた女優だと思う。女性からも男性からも嫌われそうなひろみ役をよく受けたと感心するし、鼻をほじったりする露悪的な演出にも応えて熱演している。ただ今作ではその資質を活かし切れていない。洋画ならかつてのジョディ・フォスターや最近のジェシカ・チャスティンが演じてきたような強い女性像が似合いそう。精進して好機をつかんでほしいと願う。
さもありなん
叫んで走ってばかり
まさに隠れビッチ。
何が言いたかったのか
映画史に残る超ネガティブ思考
【”他人に厳しく、自分に甘く・・”ある理由により、ナカナカに面倒くさい性格の女性が少しだけ成長する姿を描こうとした作品。】
ー 荒井ひろみ(佐久間由衣)は、コジ:家事全般担当:ゲイらしい・・(村上虹郎)と彩(大後寿々花:何だか、久しぶりである。)とシェアハウスをしながら”数々の男から好き”と言わせて、心の寂しさを埋めている・・。-
■前半は、”しょうがないなあ・・、ひろみは・・・、鼻をほじるのは止めようね・・。”
と思いながら鑑賞。
ある日、気になっていた安藤(小関裕太)との関係性が良好になるが・・、あっさり”撃沈”
へべれけになるまで、公園で飲んで、酔いつぶれた姿を、同じデパートで働く三沢(森山未來:このような役もやるんですね・・。)に見られてしまい・・。
けれど、何故か三沢さんから、告白されたひろみであるが、その我儘な気性により、三沢さんから”一カ月別に過ごそう・・、嫌いになってしまう・・”と言われてしまう。
- 彼女の我儘で自分勝手で荒い気性が、気になるが・・、
後半その気性はDVで彼女と母を傷つけていた父(三石研)から、”引き継いでしまったモノ”、とヒロミが気付く場面。
成程なあ・・、それは、ショックだね・・。-
◆一か月後に、三沢さんがひろみの家に来ていて・・。
嬉しいけれど、自分の気性の理由を知ってしまったひろみは三沢さんの事を考えて、”別れて・・”と三沢さんに告げるが・・。
- 成長したね・・。人の気持ちを考えて、人に優しくなったじゃないか・・。>
<三沢さんの懐の深さに、”優しなあ・・、ひろみも、もっと”自分の弱さを認めて”、人に優しい人になりなよ・・、と思った作品。
さて、安藤からのラインを見た彼女は、どうしたのかな??>
DVは伝承されるのか
主人公(佐久間由衣)は、男に告白させることを生き甲斐にしている。
自分が好きになってしまうと、フラれるリスクが生じてしまうからだ。
とはいえ好きになることはある。
突然、ブチぎれる主人公に幸せは来るのか。
まあ、逃げ出した方がいいよねぇ。
イマイチ
こじらせ系小悪魔姉ちゃんが、途中から本性剥き出しになるのは良かった。
最後はお決まりのハッピーエンドかと思いきや、エンドロールの後におまけがあった。
おまけを入れるのは良いけど、ハッキリ終わって欲しかった。曖昧に終わる映画は邦画っぽいけど、僕は嫌ですね。
自分を愛せない人は他人を愛せない、そんな教訓なのかな?ビツチでは無かった!
ちょっと重たいこじらせ女子の恋愛物語
主人公の起伏が激しすぎて、なかなか共感できる部分が見出せなかった。自分の嫌な部分が親の嫌な部分の似てたのに気付くところくらいかなー。また隠れビッチに戻るかもと匂わすラストもしっくりこなかった。
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