「大人の純愛を描いた、ちょっぴりほろ苦さも感じさせる素敵な作品です。」ロマンスドール もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の純愛を描いた、ちょっぴりほろ苦さも感じさせる素敵な作品です。
原作は読んだことがありませんが、書評か何かでこの作品の
ことを知っていたような気がします。
それが頭に残っていて気になったので鑑賞することに。
もっとピンク色の濃い作品かと思っていたのですが、違いました。
題材がアダルトグッズなので艶っぽい場面もありますが、
人と人との心の繋がりをテーマにした作品です。
ストーリーの主役は二人の男女。
高橋一成 と 蒼井優。
この二人に加えて、きたろう。
二人の人生に大きく関わる重要な役。
とても存在感のある演技でした。
で
ピエール瀧
出てるんだ。 と思って見てたのですが
アダルト商品販売責任者としてタイホされたときの
「捕まるの慣れてるから」
…
笑ううところだったのでしょうか。 (… 笑ってしまいましたけど)
☆あれこれ
砂浜のダッチワイフ
それを取り囲む柔道部の若者たち
そして少年たちにこれが何かを説明する高橋一成。
なんてシュール。
「YOUはどうして砂浜に」 です。
気になったセリフ
「人間は間違うものだから」 ← またうろ覚え …汗
間違った者ほど、強くなれる。
それも、この作品に込められた想いかもしれません。
最後に
愛しい人の
姿形を写し取っておきたい という気持ち
すごく理解できます。
ただ、それを
他人に譲り渡す気持ちになれるものかどうか。 んーむ。
奥の深い、考えさせる作品だなと思いました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
もりのいぶきさんへ
「本質」と自分で言っときながら、少し違うわ、って思ってます。エロとラブは繋がっていて、ケンタウロスみたいなもんで。映画では、人間部分を中心に画を作りながらも、人間部分に繋がっている四つ足部分の動きが想起される様な表現が随所に見られた。うまく言えてませんが、そんな感想です。
bloodtrailさん
コメントありがとうございます。
こちらにも返信です
表情をアップで捉えたカット等が多くて
脳内フィルターでピンクを薄めながら観ていたかもしれません。
もう一度観てみようかな。 フィルター解除で。
もりのいぶきさんへ
画面に映る部分は「ピンク薄目」でしたが、「行間」と言うか、「表現の裏側にあるもの」のエロさは中々のもんだったかと。言葉にするのが憚られる位にw
「捕まるのは慣れてる」は、期せずしてブラックユーモアになっちゃいましたが、吹かずにはおられませんでした!