クエスト・オブ・キング 魔法使いと4人の騎士のレビュー・感想・評価
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少年よ、エクスカリバーを引き抜け‼️
日本人であれば「マスターソード‼️✨」を思い出しそうなシーンから始まる映画ですが、否、こちらはアーサー王物語がベースです。
主人公アレックスが廃墟にて聖剣エクスカリバーを引き抜いた事から始まる現代冒険活劇。
現代にて選ばれし少年少女達が活躍、一見中々見応えのあるファンタジー映画である。子供も楽しめそう、、、しかし、、、。
・子供演出以外が糞マジメ。
敵VFX演出が大人がビックリする程糞マジメ。
手助けマーリン役に大物俳優パトリック・スチュワート、敵ラスボス魔女役にレベッカ・ファーガソン出演には驚きである。
・子供演出が理不尽。
いじめっ子2人がいつの間にか心開く仲間になっていたり、ゲーセンコインが普通のお金として使えたり、現代ショップに普通に鎧が売っていて、オーダーメイド鎧が一日も勃たないウチに出来てしまう理不尽さ。
これ以外も理不尽がチラホラ。
学校の生徒が最終決戦に参加する理由が口アングリである😓
生死を掛けた戦いにて呼びかけ→全員参加渋る。
授業の代わりなる→即一同喜んで皆参加。
何故🤔?
現代に中世劇を持ち込む面白さを出す為に、現代の理不尽を持ち込んじゃ駄目よ💦。
面白さが逆につまらなさに変換。
ファンタジーを活かしきれていない、大人創作の子供主演大人向け作品に感じました。お金を掛けた学芸会としてなら、、、。
低学年向きファンタジー文学
ファンタジー児童文学として良く描けている作品です。
勇気、知恵、友情、別れ、そして成長です。
完結に描かれていて、家族みんなで楽しめる。
もっとも私は(いい歳して)、ひとりでワクワク鑑賞しましたけど(*^-')b。
子どもたち良い映像です。
小学生男子にオススメしたい痛快ジュブナイル
主人公のアレックス君はややぽっちゃり系の優しい少年。いじめっ子コンビに親友のベダーズがいじられているところを助けたところ今度はいじめの標的となってしまい、追いかけられた果てに逃げ込んだのは工事現場。そこにあった岩に突き刺さっていた剣をサクッと引き抜いたところ、それは伝説の聖剣エクスカリバー。かくしてアレックス君はアーサー王の後継者として悪と対峙すべく円卓の騎士を集めなければいけない羽目になりました。
アーサー王伝説ってよっぽど欧米の子供達に大人気ってことなんでしょうか、ガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』もありますし、『トランスフォーマー 最期の騎士王』も何気にアーサー王伝説がベース。その辺が正直ピンと来ないので『キング・アーサー』はスルーしたわけですが、これは監督・脚本がジョー・コーニッシュ。団地住まいの不良少年達がエイリアン達と戦う英国産SFアクション『アタック・ザ・ブロック』が大好きなのでこりゃ面白いに違いないと踏みました。
何気にスピルバーグの『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の脚本にも参加しているだけあって、子供達が活躍する物語のキモを知り尽くしてるなという印象。学園ヒエラルキーの最下層からヒーローが誕生する話は青春映画としても鉄板だし、コメディリリーフとして健闘する少年魔術師マーリンが時々パトリック・スチュワートに変身(でも着ているTシャツはツェッペリンのまま)するツイストも軽快で、ハリポより親近感が湧きます。オチは想定内で特に新味もないですがアレックス君と父親の関係性は身につまされるテーマを内在していて、少年が大人になる通過儀礼としての冒険譚は細かいギャグも相俟って実に爽やか。全国の小学生に自信を持ってオススメする良質なジュブナイルです。
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