イン・ザ・ハイツのレビュー・感想・評価
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とにかく音楽がステキ!
ラテン音楽が好きな私にはたまらない、思わず踊りたくなるような映画でした。
それぞれ葛藤や挫折を抱えながらも必死に毎日を生きている、その姿に共感もするし、勇気をもらった気持ちにもなります。
そして、登場人物たちの「親として子を思う」「子として親を思う」姿に涙せずにはいられない。。。特にアブエラおばあちゃんがママに語りかけるシーン、号泣しました。
最後はちょっと都合良すぎ感もあるけど、ミュージカルならこのくらい明るい方がいいのかも。
個人的にはララランドを超えた気がするほど、素晴らしい作品でした。
サントラもさっそく購入(笑)。
アメリカンドリーム
南米系の移民がニューヨークで住むのがこの映画の舞台であるワシントンハイツ。
A列車で行こうが、ハーレムとマンハッタンを結ぶ地下鉄のことは知っていたが、その先にそのワシントンハイツがあるのはこの映画ではじめて知った。底辺で頑張る移民という筋書きはウエストサイドストーリーにも通ずる。
それで考えたのは数年前にヒットしたララランド。主人公はオーデションに落ちまくる白人女性だが、家は裕福とは言わないまでも中流を維持できている。そして有名大学で法律を学んでいたが俳優を目指して退学。最後はチャンスを掴む。
それと比べれば、この主人公の夢はささやかなものと言えるのかもしれない。ロトクジにあたったが日本円で1000万円。不法移民の青年に市民権を取らせようとそのお金を使う。
ララランドの主人公と違い、ささやかな夢。アメリカンドリームと言われながら、それを掴めきれないが、あくまでも諦めないで頑張っている。
ヒスパニックに限らず、アメリカンドリームと言われながら、日々の生活に追われて、それどころではない米国人に共感をよんでるんじゃないかな。
スエニートを大事に
レビュー評価が高かったので観てきました。
グレイテスト・ショーマンとか、ラ・ラ・ラ・ランドのような展開かなと思ったが、終始歌っていたので、終盤になってストーリーがわかってきたという感じでした。
要は異国の地NYで移民として人種差別や障害を目の当たりにしてなかなかスエニート(夢)を掴めずにいたが、育ての母が当てた宝くじがきっかけで故郷ドミニカに戻ることなく、NYでネイリスト?(デザイナー?)と共に成功をおさめるという話でした。
冒頭のシーンが海辺だったので、てっきりドミニカに戻って廃墟と化した家を建て直して成功をおさめたのかと思った。
様々な困難に負けずにスエニート(夢)を忘れずにというメッセージ性だったと思います。
ただ、終始歌いながら踊っていたから観てる分には楽しめるが非現実的だったので、そこがマイナスポイントかな。
美女が多かったので、いつかドミニカに行こうと思いましたw
alabanza! 神様?
舞台となった近くに住んだ経験あり、地下鉄、お店、床屋、看板、標識、多様な人種を見つめるだけで懐かしくなっていました。その場の臭いとか熱気とかも思い出していました。そして踊りの場面になるたびに、一緒に踊りたくなってしまい、抑制するのに困りました。そうそう、ミュージカル好きには、たまらない心地よさです。私は決して飽きなかったですし、冒頭の「イン・ザ・ハイツ!♪」が胸に刷り込まれてしまいました。私も歳をとったせいか、いちいち「停電は何かを示唆しているに違いない♡」と妄想しつつ観終えました。付け刃で調べた範囲ですが、やはり停電は、聖書でいいう「光と闇」なんだと。差別、死別、不運、親子の確執、貧困、故郷との別れ、不遇、すべて闇(停電)かも知れないが、主人公たちは、闇に光を見出したんじゃないでしょうか?他界した老婆は、「忍耐と信仰」と言い残していたので、そう信じて良かったです。でもって、最後の最後で、これは一本取られたという美しいどんでん返しでした。わたしは何ら踊った経験ないけども、サウンドトラックが出ましたら絶対に買って踊ります。 (蛇足1) 故郷の一つとして、ドミニカが出てきましたが、ニューヨークのブロンクス区で、ドミニカ共和国のパレードがあり、道に迷ってパレードの混雑に紛れ込んでしまったエピソードを思いだしていました。南米の歴史も面白そうですね。 (蛇足2) こればっかりは、生ミュージカルで観たかった。拝啓、ブロードウェイ様、またコロナ禍が明けましたらお願いします。応援します。alabanza!
けっこうよかった
見た当日は気温が36℃にもなっていたため、臨場感があってよかった。冬に見たら全然感じが違う。主人公がクセのない善人で、ヒロインも特にクセがない。そのせいか印象が薄い。しかし暑いし、音楽もダンスも素晴らしいのでいいのではないだろうか。
ラテン・ミュージカルの台頭
「メリポピリターンズ」や「ハミルトン」で有名なリン=マニュエル・ミランダが大学在学時に書き上げ、彼自身も製作に携わった本作。監督はミランダから推薦を受けたジョン・M・チュウと、アメリカで差別を受ける立場であるラテン系とアジア系によるコラボ作品だ。
舞台はニューヨークの最北部、ハーレム地区の更に北に位置するワシントンハイツ地区である。
ニューヨークというのはいつも陰と陽にはっきりと分かれている。
1960年代、中南米のラテン系人種がワシントンハイツに移り住むようになるまでは、ワシントンハイツではなく少し南のハーレム地区に大量に移り住んだ黒人達が、アメリカにおいて本作以上に酷い扱いを受けていた。そんな彼らのリアルを描いた「ドゥザライトシング」も本作の参考にしたと、チュウ監督も言っている。現に似通っている描写も数多くあった。
しかし、本作はハーレム地区に住む黒人達の「ブラック・スピリッツ」とは明らかに違う、「ラテン・スピリッツ」を描き出す事に成功している。
一言で言えば、彼等はどんな状況でも夢を持ち、楽しみながら正しい選択をしようとしているのだ。
ワスプ・白人ミュージカルでは、バックボーンが薄い分、物語から社会性が排除され「物語の一部としての苦難と挑戦」が音楽や演劇の中で強く主張され、アフリカンミュージカルでは、「世の中へのヘイト」がスパイクリーによって強く主張されてきた。しかしこれまでハリウッドでは描かれてこなかった、「ラテン系人種のみによるミュージカル」である本作は、彼等の出自や身分によるアイデンティティの不安定さと、個人の人生における失敗や困難が出会うと、差別を受ける彼等にどれ程の負担がかかるかを描きながらも、そんな苦しい状況における彼らが楽しみながら正しい選択をしようとしている姿を描くことに成功している。
差別による苦痛と自身の出自的なアイデンティティの揺らぎを結び付けて考えてしまっていたニーナやウスナビのいとこのその後はその典型である。
国籍的アイデンティティが揺らぐからこそ、彼等は生まれた国の文化を主張し、自身の立ち位置を確認し合い、また他人のそれを認める事ができる。後半、ドミニカのバチャータ、プエルトリコのサルサ、キューバのマンボやルンバでそれぞれ民主的に音楽を表現しているシーンは圧巻だ。ラテン系がそれぞれ自分を表現し合うというのは、この先数年後主要人種がラテン系になると予測が出ているアメリカにとっての、正に次世代のミュージカルである。
このような形態は、やはり同じように差別を受けてきた黒人の文化の賜物であるジャズと共通している部分がある。ジャズも各パートが独立して自身を表現することがあるからだ。それは黒人達が虐げられた経験があるからこそ、民主制を重んじるようになった事も少なからず関係しているだろう。
この共通性に、私はミランダの民主的・ダイバーシティ的ユートピアとしてのラテンミュージカルを描く才能を見たし、見事に惚れこんでしまった。
プエルトリコ出身のミランダだからこそ、それぞれの国に表現させる必要性を理解し、またその演出を好んだのだろう。
また、その点で言うと、最後にバネッサが心惹かれたデザインも、色それぞれが個々を主張していることで成り立っている芸術という意味では、ユートピア的メタファーでもあるだろう。
ニーナの父親についても、200年前のフロンティアスピリッツを持った移民を彷彿とさせた。当時の彼等もまた、「子供には成功してほしい」と思い、先住民を駆逐しながらアメリカを開拓し、事業者になっていったからである。しかし、中南米の彼等が同じ志を持ってアメリカに来たところで、勝てる訳がない。敵は先住民ではなく、白人だからである。
だが、ウスナビがそうであったように、彼等ラティーヌは諦めない(そうであると私も願いたい)。状況を楽しみながら、前を向こうとしている。本作の音楽から、それがひしひしと伝わってくる。
ウスナビや彼等不法移民にとってワシントンハイツは、成功する可能性がない、「廃れた未来」の象徴である。
何故彼らにとってワシントンハイツが廃れた未来の象徴であるか。それは現在リアルワールドでも起きている、「高所得者層の流入」である。高所得者層が流入してくると、その地区に黒人や有色人種が住んでいようものなら、地価が下がってしまう為貸主が追い出そうとしてくるし、また流入してきた人間に事業を乗っ取られるので、最終的に彼等は追い出されてしまうのだ。高所得者層が流入する事で、家賃が上がり、彼等が払えなくなる事もある。その他にも理由はあるが、高所得者層の流入が彼等に良い影響を与える事はほぼ無い。その為彼等はあの地で事業を成し成功する事が厳しくなってきているのだ。
実際の所ラティーヌの人口が多いのはカルフォルニア等の南部で、ワシントンハイツのような北部は高所得者層の流入により減少しつつある。
彼は「一生懸命働くだけではだめなんだ」と言った。そして、「過去の栄光」であるドミニカの地へ帰ることこそが夢だ、とまで言った。彼は戻ることしか考えていなかった。
そんな中、最後のウスナビの選択はどうであったか。
インメディアスレスの形で映画が進行したことから、観客は見事に騙されたと思うが彼の最終的な選択はあの地で前を向き歩くという結果だった。
ワシントンハイツにいる彼等があれ程懸命に生きても報われない事が多いのに、それでも藻掻いているのに、懸命に生きれば報われる可能性が彼等より何十倍もある私達が頑張らない理由など、どこにあるのだろうか。
久しぶりにパワーをもらえる映画に出会えた。
次世代のラテン・ミュージカルの潮流を作るであろうミランダから、今後も目が離せない。
少しだけ気になったが、メリポピリターンズでも本作でもある、「ベレー帽を被った大量のメンズによる街頭を使ったポールダンス」のような演劇は、ミランダの好みなのだろうか。そっくりすぎて、メリポピリターンズから引用したようにしか見えなかった。笑
胸躍る!
始まって数分で
道にまく水の音や車の行き交う音などがリズムを取って音楽の一部になってる事にきづいた瞬間
この映画ヤバい✨ てなりました。
街中でみんなで躍るシーン
プールのシーン
布がビルから落ちてきて疾走するシーン
美容院移転で皆んなで躍るシーン
どれも素敵で1番が決めれないくらいでした。
ぜひ大画面、大音量で✨
社会問題がラテンというエッセンスでメチャ明るい
底抜けに明るい‼️
ひとくくりにラテン系といっても、いろんな国からアメリカに渡っている。
移民してきた人たちの苦悩。
故郷への想い。
ラテンのリズムが、暗くなりがちな題材を、超明るくダンサブルに表現していて、ノリノリになってしまう。
停電してても、大変でも「うちら、ラテンが武器じゃん」みたいな。
国が違っても、そこは共通。
ほら、踊って歌って!
年齢を越えて、パワフル過ぎるパフォーマンスに圧倒されまくりました!
テーマは移民×故郷だと感じた。 なんだけどなかなか移民っていう感覚...
テーマは移民×故郷だと感じた。
なんだけどなかなか移民っていう感覚がイマイチピンとこなかった。
ニーナが大学で受けた差別的な対応、バネッサが不動産屋から借りられない、ソニーに市民権がないとか、差別、政策に対してのメッセージ性が感じられた。
ワシントンハイツの街並が魅力的。
ボデガっていう街角にある雑貨屋の生活感、タクシー屋、美容店、地下鉄、そして夕日の眩しいジョージワシントンブリッジなど、景色は見ていて飽きなかった。
普段は全然聞かないジャンルの音楽だけれども、メインキャスト一人一人のパートがあり、皆かなりの歌唱力で引き付けられた。
ニーナ×ベニーのペアもベネッサ×ウスナビに引けを取らない魅力いっぱいのカップルで、最後のアパートの壁のダンスシーンが素敵過ぎる。二人の愛は重力をも凌駕するのか?(笑)
アブエラのパートはこれでもないくらい心揺さぶられた。
トンネルのシーンがとても印象的。仕事や子育てに追われて夢を追う暇などなかった、と。
それでもウスナビを始め、いろんな子の世話をしてきて辛かった時は忍耐と信仰って言葉を信じて生きてきた。
自分の親の世代なんかはまさにそんな感じで、色んなことがちょいちょい被り、そういう時代だったんだ、でも一生懸命生きてきたんだ、って思えたあたりで涙が止まらなくなってしまった。
そしてそこからの展開も感動的。
故郷って人それぞれ色んな場所、意味があるし、夢の追い方もどんな形だってあって、
カツカツな日々を生きているけど、大なり小なり人それぞれ夢を持って生きているんだって思えてとても勇気をもらえた。
人生の転換期や、このコロナ渦中で、落ち込んだ時に自分の周囲で大事なものなんかを今一度気が付かせてくれる作品。
エンドクレジット後のピラグア(かき氷)親父がライバルへの一杯の心意気に、泣いているところにほっこりさせられた(笑)
原作ミュージカル見てるともっと楽しめる要素ありそうな感じ。
タイトルの意味が分かった瞬間に震えた!
果てしなく美しいビーチで子供たちに自らの体験談を語る主人公~から物語はスタート。
アメリカから無事故郷に帰るまで紆余曲折のストーリー~ってのを想像してました。
しかし、見事に裏切られました!
嬉しい笑顔の裏切り!
心地よい名曲満載で、ずっとリズム刻みながらずっとハッピーでいられる作品でした♪
キラーソング、プリーズ!
アレ?あらら?いつになったら、感動場面が?
ラテン音楽が好きな方、ラップが好きな方なら満足出来るんでしょうか?
と言うか。政治色もそこそこで、なんともはや。世間の高評価ポイントは、そこなんか?もしかして。
ニーナが歌う三拍子が歌のピーク。クラブのサルサがダンスのピーク。復学の意思を固める件がストーリーのピーク。ハイツの壁面ダンスが映像のピーク。
なんですが、どれも刺さりが浅くって。
IMAXで鑑賞して、こんな具合でした。
いつも、ミュージカルは鬼リピートする私ですが、コレは一回で良いかなぁ。って事で。
後味は良かったです。
音楽そのものはプロの仕事の緻密さで見事ですけどね。キラーソングが欲しかっただけ。
Hands up
ミュージカル映画は劇場では初鑑賞です。
冒頭から楽しさ全開でした。主人公の店の中で繰り広げられるミュージカル、外の世界で繰り広げられるミュージカル、セリフのひとつひとつは世界的な問題が込められているのですが、その重さを感じさせない軽快なミュージカルがそこにありました。
プールだったり美容室だったりと、日常にあるなんてことない景色の中にカラフルな色彩と踊りが合わさることによって、めちゃくちゃ楽しい時間が作り上げられていきました。
ビデオで見た「グレイテスト・ショーマン」と比べると、少しテンポが悪いなと思う部分はありました。中盤は少し弛みましたが、そこを盛り返すように最後のミュージカルは最高でした。
143分とても不思議な時間を体感することができました。ミュージカルって凄い。
鑑賞日 8/2
鑑賞時間 14:50〜17:25
座席 K-12
圧巻の歌と踊り、演出!
歌ばかりのミュージカル映画は嫌いだったけどここまで凄いと見応えがあってとても良き!
初め、主人公はウスナビの思って見ていたから、他の人達がピックアップされ過ぎて、内容もゴタゴタして足りないなーとか思う部分も多々あったけど、初めから間違えてた。題名で語っている通り主人公は、イン・ザ・ハイツ、都市での出来事。
内容も悪くないけど、深く突っ込めば、この後どうなったの?的な部分もあるが、そんなことは関係ない!映画とはこうや!大スクリーンで頭を空っぽにして勢いで見て欲しい。見入ってしまう!
語り部の場所とかも、だんだんと分かるようになってきたが故に騙された!
歌と踊りは熱いものがある。見ていて一緒に手拍子とかしたくなる。ミュージカルもいいな。
映画館で観てほしい!
陽気でロマンチストで頑張り屋さん。民族の誇りを忘れず夢を持って前を向いて生きる移民達が住む町「ワシントンハイツ」。
いつも心はカリブの海にいるような陽気さで生きる、それがラテン民族さ!
というプエルトリカン㏌ニューヨーク!なミュージカルを映画にした作品で、今年の映画の本命?! アカデミー賞作品候補でしょう!という作品。個人的には『ラ・ラ・ランド』より良かったです。
ラ・ラ・ランドは過去のハリウッド映画の名シーンの数々をストーリーの中にエッセンスで盛り込まれていて、それを楽しむ映画でしたが、『イン・ザ・ハイツ』もさまざまな工夫や仕掛けがありました。
「やった~!!」と思ったのはプールのシーンです。
ハリウッド映画史上に残るエスター・ウイリアムズの「アクアミュージカル映画」の水中ミュージカルに挑戦して、パワフルでアクティブな美しい夏のミュージカルを魅せてくれました。
ハッピーブルーなプールで踊る人たち。「ニューヨークにいても心はいつもカリブ海!」なプエルトリカン達の命の躍動!
夏に電気が止まり熱中症にやられながらも、カリビアン!陽気に立ち上がれ!水が効果的に使われていて、ダンスシーンも圧巻でした。
またこのストーリーは群像劇ですが、一人ひとりの人物設定が丁寧で素晴らしかったです。
「ワシントンハイツ」という町に住む移民たち。不法移民も混ざるこの地区で、どんなにつらくても夢を持ち、勤勉に働き続けて夢を叶えようと懸命に生きる人たち。みんなを育ててくれたおばあちゃん、必死で働いて店を構えて大学に通う娘の学費を稼ぐお父さん。移民で貧しく苦労が続く生活を強いられながらも、家族や町の人たちに愛されながら成長した若者たちがいとおしい映画でした。
宝くじ当てた人が
何も言わず次世代に託して、託された人がその次の人の為に使う…泣けます。
やっぱり、1番最初に移民してきた彼女が当てたことが嬉しかったです!
さて、移民の象徴であるラップとリズムが融合するミュージカルとして、移民が故郷を思いつつもアメリカと融合していくことが綺麗に表現されています。かつて、ボヘミアンとしてのロックを現状社会と融合させたRENTのように、他種の音楽と融合することが世界観の融合になっています。
ダンスも見せ場の集団でのダンスと、各国のダンス、それぞれ見事です。
あ~映画っていいなあ♡
子どもたちに自分の人生を語る始まりのシーンは
アラジンを想い出しながら
ワシントンハイツの交差点でのダンスシーンは
ラ・ラ・ランドを想い出しながら
映画が始まりました。
ラップにラテンに、いろんなジャンルの音楽が次々に登場。
ダンスはエネルギッシュで圧巻。
個人的にはプールでの水しぶきダンスが好きです。
主要人物たちの声が素晴らしく、
人の声ってこんなにきれいなんだと
幾度も感動させられました。
アパートメントのベランダ?壁?でのシーンや
プールに行く前のシーンなど
映像技術も楽しめました。
ワシントンハイツの主人公たちにすっかり感情移入し
移民の人の立場に立って移民問題を考えるという機会ももらいました。
移民問題という社会派テーマがベースにありながら
音楽もダンスも楽しめる
あ~映画っていいなあと感じられる映画でした。
大きなスクリーンでの鑑賞がお勧めです。
「(500)日のサマー」とか、「ララランド」みたいな作品だと期待し...
「(500)日のサマー」とか、「ララランド」みたいな作品だと期待してみない方が良い。
ミュージカルゾーンが多すぎて、途中から慣れてしまった。
いくつも感動できるシーン(演出)はあったけど、全体的に見ると、なんだかな〜って感じだった。
そもそも冒頭から“停電3日前”って言われても・・・停電のことなんか知らないし。
宝くじの件があって、当選者が分からない・・・って話になったら最後、主人公が当てるに決まってんだろう!って感じのベタベタエピソードがとても残念だった。
せめて、もっとミスリードしてくれていれば、良かった。
ミージュカルとして劇場で観れば、問題ないストーリーだと思う。
唯、映像化するなら、もう少しストーリーに凝らないと、正直穴だらけだと思う。
なんか、アメリカ人がインド映画に影響されて作ってみました。みたいな感じ。
劇場ミュージカルにもインド映画にもなっていない、中途半端な印象。
あ、でも、全体的にイマイチなだけで、
1つ1つの音楽は楽しめました!!
最高に楽しく泣ける!だが、もったいない。
思い入れの強い大好きなミュージカル作品。初っ端の♪In the heights から泣かされっぱなしだった。
大学のミュージカルサークルで公演し、3月の日本版インザハイツも観た私でも、映画の字幕を追うと歌詞の内容を分かってないところが数多くあったと再発見。けっこう下ネタも多い。サロンやプールでラテン系の肉感的な美女たちが肌を露に踊り狂う様はなかなか見応えがある(笑)
主演のアンソニー・ラモスが良い。素朴でかわいい。30近いくせに恋に疎いウスナビにピッタリだった。
ヴァネッサ役のメリッサ・バレラは、ともするとステレオタイプになりがちなセクシー姉さんの役どころを、揺るぎない意志の強さとふとしたところで見せる優しさで多面的に演じていた。
ソニーも舞台版よりわかりやすく少年然とした風貌で、年上のウスナビに恋の指南をするところが最高に可笑しかった。
ただ、ニーナとベニーがあまり印象に残らない中途半端な顔立ちだったなぁ。ウスナビがダメ男でヴァネッサがお色気だからニーナ&ベニーはもう少し正統派の美男美女にして欲しかった。
意外だったのが、ニーナの父ケヴィン役にスターウォーズのオーガナ議員が扮していたこと。娘に優しいが厳格でちょっぴり古風な父親を、彫りの深い顔と大柄な身体、深みのある演技で演じていた。
が!とにかく残念だったのは、映画ではオリジナル舞台版と異なる改変が大事なところでいくつもあったこと。
そもそも舞台版には、ウスナビがビーチで子どもたちに話を聞かせる描写はない。客に語りかけるラップを子どもに語りかけているという手法に変えたと思いきやそれ以上の仕掛けがあった、、が、あまり効果的ではなかったと感じる。
1幕ラストの盛り上がりである♪The club 〜 black outではナンパ男に殴りかかるベニーの引き起こした乱闘騒ぎからナンバーが始まるから面白いのに、そこはカット。
極め付けは、この作品の肝であるラストのアブエラの似顔絵スプレーアートも登場しない点。あそこが1番インパクトのある感動ポイントなのに。もったいない!
ただ、ミランダのノリよくハートフルなラテン音楽と、わかりやすい映像表現でかなり見応えのあるミュージカル作品には仕上がっている。
面白かった。
3月以降中々映画館に足が向かなくて、見るつもりだった映画を何本も見逃しました。2021年8月は東京でスポーツの祭典やりながら四度目の緊急事態宣言中というアンビバレントな状況。私の住む京都も明日からまん延防止なんちゃらが始まります。
さて、そんなぷちディストピアをひととき忘れたくて、楽しみにしていたインザハイツを、八朔の日に見てきました。
ニューヨークに住むカリブ系?ヒスパニック系?の移民コミュニティの若者の夢と挫折の物語です。リンマニュエルミランダが書いたミュージカルの映画化です。
リンマニュエルミランダは見てないけどディズニーのモアナの作曲した人で、メリーポピンズリターンズ(これは見た)でガス灯つける人?やって歌って踊ってた人で、メリーポピンズでのパフォーマンスがいたく気に入りまして、インザハイツをとても楽しみにしていたのです。
リンは街角のかき氷売り役だったのですが、ハリのあるお声でよろしゅうございました。
ラテンのリズムと、ヒップホップのリズムと、ミュージカル的なリズムとが、ごちゃ混ぜながら心地よく、大変楽しめました。
わたしはニーナのパートで泣いてました。あとアグエロの過去の話の歌。
ウスナビがどうしてもナスビによめて困りました。
歌や踊りは良かったが…
ミュージカルはほとんど見ないがたまには良いかなと思い鑑賞。
ほぼ全編歌って踊って話が進むため長い時間の割にだれずに見れたが、描かれている悩みや問題に納得出来ない気持ちが出来てしまい後半はあまり楽しめなかった。
預金も充分な収入も保証もないが自分の望む場所の部屋を借りたい。町中を落書きしたりコンビニ窃盗する同胞を描いてる一方、窃盗犯に疑われ尊厳を傷付けられた事を嘆く。儲かってるチェーン店の人が勝ち誇った顔をしたくらいで車や商品を買った客に嫌がらせをする。特別なスキルもない英語も話せないのにずっと掃除仕事であることや時間通りに仕事に来ないこと英語を話せるようになることを言われたのが酷いことと考える。不法移民の子供が権利をもとめデモをする。等々の行いや考え方をする移民達を見るとちょっと素直な気持ちでは見れない。
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