イン・ザ・ハイツのレビュー・感想・評価
全187件中、41~60件目を表示
日本で失われたご近所付き合い
ミュージカルを見ると迫力のある歌に影響され、自分の街でも人々がいきなり歌ったり踊ったりするんじゃ?という感覚に陥りがちだが、今回はラップバトルがいきなり始まるのでは?という気持ちになった。
日本だと、移民の気持ちは馴染みが薄く理解しづらい。
一方、ラテン系の人に対してはわかりやすく印象を持っている。
とにかく明るい。
どこの移民だろうと関係ない。明るい。
この作品では、そんな我々にはわかりづらい移民たちならではの悩みや事情をこれぞラテン!な音楽とダンスで現代的にかつ分かりやすく表現している。
後半の一気にテンポよく、回収されていく感じはたまらない。
だが全体的には時間の経過がわかりづらく長くも感じた。
特に最初のほうは緩急が少ないためか、次第に何度も「まだ歌うんかい!」「もう十分やろ!」と心の中でツッコんでいた。前半をあともう20分くらい短くしたほうがまとまりがよかった気がする。
そんな思いはあったが、
出てくる人、出てくる人。誰もがいい人で
悪い人が全くいなく、それぞれ夢をもっていて見ていて気持ちいい。
日本では失われたご近所付き合いのあり方も羨ましく、
明るくなるいい映画だった。
イン・ザ・ハイツ
飛び散る消火栓からの水を合図にいざダンス!
あいつが食べる謎の果実味のアイス。
稲妻のごとく、ピラグアおじさんが
町中カート押す姿に無我夢中!
もうすぐ、東京の公開終わっちゃうことに後悔(/ω\)
ラテンミュージカル🎶
ニューヨークにおけるラテンカルチャー、音楽、生活が詰まった最高のダンス・ミュージカル
NYのラテンコミュニティの一つでの移民としてラティーノの生活を描いています。特に若者の葛藤。もともとブロードウェイミュージカルで、トニー賞4冠とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した「イン・ザ・ハイツ」を映画化したもの。アジア系の俳優で制作した映画「クレイジー・リッチ」のジョン・M・チュウ監督が今回はラテン系俳優で制作している。これはハリウッド界では画期的なこと!
オフィシャルサイトにはオリジナルサウンドトラックも聞けるリンクがあり、事前に音楽を聴いて楽しむのもいいかもしれません。全くのサルサではありませんが、ラテン音楽満載のダンサンブルな曲が多く楽しめます。
私は毎週1回計3回行きましたが、後半ダンスシーンがたくさん出てきて、それは圧巻です。クラブシーンでは、サルサNYオン2スタイルでスピーディで複雑なダンスの振付。素晴らしいの一言です。NYのスパニッシュコミュニティの中からできた音楽ムーブメントが「サルサ」なのです。これを役者の人たちも2か月特訓してやり遂げたとのこと。また、バリオでの自分たちの出身国を歌った「バンデーラ(国旗)」、プエルトリコ、ドミニカ、メキシコ、キューバなどは特色のある振付で、まさに移民たちが誇りをもって踊るシーンは涙が出ててきます。
このように大人数でのダンスシーンは、最初は歌、字幕翻訳、を見ているので、ダンサーの細かな動きを追っておらず、複数回見ることでいろいろと見ることができるようになりました。
途中少しだけですが、役者として大物サルサシンガーが出てきます。
主役のアンソニー・ラモスは、プエルトリコ系。彼らのようなラテン系が主役のミュージカルに出れたことがとても夢のようだったようです。ウエストサイドストーリーはプエルトリカンとイタリアンの抗争の話ですが、役者としてプエルトリカンは出ていない。彼にとって特別の映画だったようです。
ニーナ役のLESLIE GRACE / レスリー・グレイスは、NYフィールドのバチャータ系シンガーとして全トロピカル・シーンから注目を集めるセクシー・シンボルとのこと。
ワシントンハイツに実在する壁画のセリアクルースなど著名な歌手や字幕では訳されずスルーされたグラミー賞歌手「ファン・ルイス・ゲーラ」。El Tiburón - Proyecto Uno "No pares sigue, sigue" も挿入されダンスシーンもノリノリなどラテン音楽ファンにはたまらない。
映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で、批評家で95%フレッシュ(満足)、観客で94%フレッシュ(8月14日現在)というハイレベルな評価を受けているようで、ララランドなど他の有名なミュージカルを超えた数字とのことです。
サルサ仲間の皆さん大感激で次のコメントをいただきました。
本当にすばらしい映画でした!何重にもそれぞれの生き方が重なってハンカチタオルがべしょべしょになりました。何回も観たい映画です。
映画のパンフレットを買いました。何度見ても楽しめます。号泣でした。
エディ・トレスJR、イスマエル・オテロ、メラリーなどなど知っているダンサーを見つけると嬉しくなってきました。
ミュージカル好きな方はぜひ!
踊りたい!
悪くはないんだけどね
日本人向けではないのでは?
笑いあり、涙あり、そしてハッピーな映画
激アツ
力を貰えるパワフルな映画
申し訳ない。こういう系苦手なんだ。
予告を見てただ楽しいミュージカル映画だと思っていたら移民問題やアメリカの貧富の差など、かなりテーマが重かった本作。
まず言っておくとダンスと歌はとても上手でした。始まりのイン・ザ・ハイツの歌は興奮して体が揺れ動くほどです。でも物語がだいたい歌にのせて進んでいくので途中でおなかいっぱいになってしまい飽きてしまいました。なので予告でもずっと見どころとして描かれている壁を地面にしてのダンスまで集中できず凄く損した気分になりました。ちなみに私は地下鉄の話しだしたあたりで飽きが出てきた模様。
それに日本に住んでいる私としてはこういうテーマはあまり共感ができ辛く得意ではないんですよね。「ノマドランド」とかも同じ理由であまり好きではありませんし。
物語のテンポもかなり悪いです。それさっきも聞いたよって話をずっと続けられます。それが2時間半あるので本当に飽きてしまうんですよね。映画は90分が良いと言っていたポンポさんの気持ちが分かった気がします。
シンプルにずっと飽きてしまう映画です。多分舞台だったら名作だったのだろうと思います。残念でした。
鑑賞後サントラ聴くこと間違いなし!
全187件中、41~60件目を表示