「予備知識は必須。哀しく切ない、恐怖との戦い。」ドクター・スリープ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
予備知識は必須。哀しく切ない、恐怖との戦い。
【賛否両論チェック】
賛:惨劇の記憶と自身の能力を背負ってきた主人公が、同じ境遇の少女を助けるため、再び恐怖に挑んでいく姿が、雄々しくも切ない。
否:グロシーンや急に驚かせる演出が多いので、苦手な人には向かない。前作の知識も必須なほか、上映時間も長め。
特段前作の説明はしてくれないので、やはり予備知識は必要不可欠です。
幼い頃の惨劇を生き延び、その記憶と能力を持つが故に今も苦しんでいた主人公・ダニー。そんな彼が同じ力を持つ少女・アブラと出逢い、彼女を狙う邪悪な亡者達の存在を知って、今一度勇気を振り絞って立ち上がろうとする姿は、どこか切なくもあり勇ましくも感じられるようです。
ただ老婆の全裸のシーンがあったり、幼い子供が亡者に惨殺される描写があったり、急に驚かせる演出が多かったりと、苦手な人にはとことん向かない映画であることも間違いなさそうです。上映時間も結構長めではありますが、「シャイニング」のファンは言うに及ばず、ホラー映画が好きな方にはオススメの作品です。
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