劇場公開日 2019年11月29日

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「オビワンがいました。」ドクター・スリープ no_nameさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オビワンがいました。

2020年3月29日
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幸せ

自分もメンタル的に追い込まれており、ユアン・マクレガー演じるダンに共感してしまい、吸い込まれるように鑑賞。

映画は静かにじっくりと間を大切にしながらもテンポを損なうこともなく、またシャイニングの特殊な力も巧みに表現されており、満足度が高いです。

やさぐれてるダンの着地点がわかりませんでしたが、最終的にはバランスを取り戻し、オビワン(師匠)になってました。キャストにユアンが選ばれたのも腑に落ちます。見事です。共演のレベッカファーガソンもすごいですね。レミゼラブルでもそうですが、本作でも色っぽくてとても魅力的でした。

しかしながら、ダンが死んでしまうのはどうなのかと悩んでしまいます。死が終わりではないとはいえ、ダンの人生は一体なんだったのか。
あんな腐ったホテルにトドメを差すための生涯なんて寂しい気持ちがします。

神様って残酷だと思いませんか?

また最後、バスルームにあの老婆が現れたのもなんか釈然としませんね。せめて新しい別の幽霊にしてもらわないと本当にホテルの決着ついたの?ダン無駄死にか?と勘ぐってしまいます。

まぁダンも少女も解放され、ハッピーエンドってことは一応理解してますが!

死とどう向き合うかがテーマなのかな〜
死を恐れ拒絶しそのために奪う者と、死を受け入れ永遠を信じ懸命に生きる者の戦い、みたいな。

なんにせよ面白い映画でした。

no_name