ジョーカーのレビュー・感想・評価
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Jokerの大量生産
生まれ育った環境、現状の境遇、何から何まで不幸を背負った男が徐々に変質していく様があまりにも切ない。見ているうちにどんどん引き込まれていき、そして自らの心の中にもJokerが潜んでいることに気付かされる。
そのJokerの魂が街中の人間に拡散し、大量生産されていくのだ。
これはJokerの起源を示した映画などではない。むしろ病める現代社会を痛烈に批判しているようにしか見えない。。。
ぶっちゃけ小山田圭吾に一番見せたい★
劇場以来2度目
良かった映画=印象に残った映画。結構ガツンと来て、当時のレビューから即ダークナイトを観てみた。
改めて。良い話じゃないんですよね。でもやっぱ強烈に印象に残る。見直してみたら、設定はゴッサムシティなのだということが今になってわかった‥ダークナイトと繋がる。
何というか、非現実でありながら現実性を感じてしまう映画。人に勧めるのはどうだろう的な部分はある。
面白い
貧困や障害に苦しんだ1人の男が悪のカリスマになるまでのサクセスストーリー。
これも十分評価されつくされた作品だけど、狂気を含みながらも実は弱者にかなり寄り添ってくれてるのでは…?と思わず錯覚してしまう様な、前回のダークナイトのヒースレジャーが演じたジョーカーとは全く別物の新たなジョーカーの物語。
今作のジョーカーを演じたホアキン•フェニックスが、スタンドバイミーでクリス役を演じたリバー•フェニックスの実弟だったと言う点もかなり衝撃的でした。
笑わせたかった男
人を笑わせたいという夢を持つごく普通の男は、テレビへの出演をきっかけに自分は人を笑わせているのではなく人に笑われているだけなのだと気づく。優しかった母の言葉も、自身が目指す憧れの存在も全てを失って、コメディアンを夢見た男はジョーカーになってしまう。
とにかく素晴らしかったのは徹底したキャラクターの作り込みだ。ジョーカーという不安定な存在をあれほど完璧に演じきれる俳優はそう多くはいないだろうし、あれほど腐敗した世界を美しく映すことのできる監督も数えるほどしかいないのは間違いない。しかもその作り込まれた世界観の中に強烈な社会風刺とメッセージ性を恐ろしいほど自然に溶け込ませているのだからかなわない。
また個人的に最も評価したいのはラストシーンだ。あのワンカットだけで、あのたった数歩の足跡だけで、この映画の全てに不確実性を与えている。いったいどこまで本当だったのか、いやどこからが本当だったのか、本当にジョーカーはいたのか…いや、全てはただのジョークだったのか?
きっと明確な答えなど出ないこの問答のためにまた何度も見返してしまうのだろうなと思う。
共感できるのはおかしいでしょうか
生まれた時から虐げられて、笑顔つくって自分に嘘つき続けて頑張っても、不幸重なり続けて、希望なんか持てない現実に向き合うしかなくなったなら、キレて、気が狂ってしまうかもなぁって思いました。
心を病んだ孤独な男の物語、スピンオフ・・・?
高評価の理由を色々眺めて、2回めを視聴したので感想更新
如何に「バットマンの」ジョーカーがヴィランとなったか
その顛末を社会問題由来にして陰鬱に仕上げた人を選ぶ作品
この「バットマンの」が無ければ映画として成立しないが
「バットマンの」がつくばっかりに羊頭狗肉感が否めない。
これが最大の問題で、どうしても受け入れがたい、低評価つけざる得ない理由
2回見たけどやっぱり私この映画嫌いなので、以下批評です
この作品を視聴するときは「バットマンの」ジョーカーを期待して視聴するに決まっているし
ジョーカーといえば『ダークナイト』のイメージになる
そのジョーカーの悪党への覚醒なんだからそれこそヒーローの能力覚醒が如く、
劇的な展開を期待するのが当然、だがそれが無いので
ヒーロー映画のスピンオフの"ヒール映画"として成立していない
しかも、バットマンスピンオフなのにバットマン要素が
ウェイン親子がちょい出てるくらいで「スピンオフする意味あった?これ?」という感想
その精神性の異常さで、漫画『脳噛ネウロ』で言及されたような、「絶対悪」を体現した
ダークナイトのジョーカーに対し、不純物(悪人に至る理由)だらけのストーリーの中で
演出された本作のジョーカーは、小物そのもの、
それが本作のジョーカーの良さかもしれないが
ダークナイトのジョーカーのような
お互いに裏切り合うように仕向けたり
過激な手品を見せてくれたり
損得を超越して見せたり
極限の環境で選択をさせたりと言った
"ヒールの在り方としての演出力"(『メガマインド』参照)が
圧倒的に足りていないのが個人的にこの映画の一番残念なところ
ヒールではなく、「心を病んだ孤独な男の物語」としては一級品だが
「バットマンの」ジョーカーを見たいのに、それを求めるだろうか
また、ジョーカーに変貌していく経緯、展開を受け入れたとしても
悪党として「すごい」がないのが、はっきり言って面白くない
計画性や判断といったものに惹きつけるものが一切なく
「おおやった!やりやがった!」よりも
「あーあ、やっちまったよ」「まあそうなるよね」という感想
最後までかなりの部分成り行きで展開していくのでそういったところもいただけない
ヒーロー映画のスピンオフという枠組みでなければ成立せず
その枠組みで評価すると期待はずれ
どうしても低評価にせざるを得ない。
何も知らない私
映画は好きですが詳しくなく、バッドマンを観た事がありません。加えて主演の方も知りませんでした。
話題作なので観てみるかくらいでした。
それが冒頭からの演技で引き込まれて、何度か出るダンスシーンでは涙が自然に溢れ出てきました。(病んでません)
大体映画を観ていて涙が出るのは理由が分かるのに不思議でした。
言い表せない感情でエンドロールも涙してました。
バッドマンファンの方々は賛否両論ですが知らなかったからこそ最高だと思えたのかな。
悲観
今までのバットマンシリーズより面白かった。
アーサーが何をやっても上手くいかなくて周りからの嘲笑や裏切りなど見ていて可哀想だなと思う反面、言動がいちいちめっちゃ気味悪くて、周りの人たちも大変だなぁとあまりアーサーに同情できなかった。
自分を可哀想がりすぎると何もいいことは起こらない。
ホアキンフェニックスの演技を初めて見たけど、素晴らしかった!
悲劇の種を生んでいるのは我々人間。
はっきり言うと、この一人の不遇な男がシンボルになって、荒廃していく街の惨状が痛烈に描かれた作品はすべてがBATである。この作品に共感を覚えることははっきり言えば最悪であり、必要悪にもならない。しかし問題作としては秀逸。すべてが完成されている。彼の生い立ちから行動、結果に至るまで、すべてが悲劇である。この作品を絶賛できる国があるなら、それは幸せな国に住んでいるからだろう。もし途上国で、日常的に人が死んでいくところに生まれていたなら、その人からしたら評価にも値しない。日本人というのは幸せの幻想の中で生きているとも言える。今回のこの凶悪なジョーカーに仕立てたのは誰なのか。それは周りにいた人々。普通の人たちであったはずだ。知らずのうちに悲劇の種がさらに悲劇を生み、我々一人一人が悪を生んでいることに注目すべき作品である。この作品には、評論家じみたしょうもない論評などまったくナンセンス。もっと感情的にシンプルに見ればいい。
本作はキングオブコメディのオマージュでは無い 本当はリメイクなのだ
疑いもなく確信犯だ
似ていて当たり前の話なのだ
リメイクのつもりで撮っているのだから
ロバート・デ・ニーロがあの役で出演しているのはそれを宣言しているのだ
ジョーカーは確かにバットマンの悪役だ
トーマス・ウェインも幼少期のブルース・ウェインも、執事のアルフレッドさえ登場する
ブルースの目の前での両親の殺害シーンまである
20数年後のバットマンビギンズの世界にそのまま繋がるようになっている
しかし、それは偽装だ
興行的には著しい程の失敗であったキングオブコメディをリメイクするための方便に過ぎなかったのだ
本当の目的のリメイクと大ヒットした興行、数々の映画賞の受賞
まんまとこの偽装は大成功したのだ
監督の完全勝利だ
時代設定は1981年
1983年公開のキングオブコメディとほぼ同時代ということにして音楽もテロップの書体までテイストを合わせてある
しかし観てわかるように、実際は1981年じゃない
劇中にスマホもSNSもネットも登場しないのだが
21世紀の現代を本作は描いていると感じるはずだ
監督はそれを敢えてやっている
キングオブコメディのリメイクだから1980年代であるが、本当は現代の物語だ
トランプ批判?
そんなものは末葉のこと
キングオブコメディの時代より21世紀は、普通の人間はより孤立し、埋没している
成功することはより難しくなり、要求される才能はより高度に、努力はよりハードに、運はより強運でなければならなくなったのが21世紀なのだ
普通の人間にはもはや登ることすらあきらめてしまうほど高い階段になってしまったのだ
そう本作劇中に登場するあのNY ブロンクスにある、シェークスピア・アベニュー1170番地の長く高い階段のように
だからジョーカーはあの階段の下の方で踊るのだ
階段の頂上では刑事が冷たい目で見下ろしているのだ
キングオブコメディの時代
成功者のジェリー・ラングフォードの自宅の階段はまだ広くそんなに高くもなかったのだ
なのに21世紀の階段は、かくも細く高いのだ
絶望的なほどに
これをフェアじゃないと憤ったとき、その人間はジョーカーになるのだ
ジョーカーの階段
1973年のエクソシストにも良く似た長い高い階段が登場する
こちらはワシントンDC にある
つまりジョーカー階段とは悪魔が生まれるところという意味だったのだ
この物語の本当の時代は21世紀だ
本作は2019年10月の公開
日本を震撼させた京都アニメーション放火殺人事件は同じ2019年7月
ジョーカーは現実としてまず日本で現れたのだ
キングオブコメディ、京アニ事件、本作は暗黒の中で通底していたのだ
そしてジョーカーが産まれる土壌は、コロナ禍で一層増しているのだ
あと1ヵ月で京都アニ事件の三回忌
改めてご冥福をお祈りしたい
これはダメな映画です。
ジョーカー
劇場公開日 2019年10月4日
巷では大絶賛されていますが・・・・・。
これ面白いか?闇を背負って人殺し。このように表現するから勘違いする○カが増える。
予告で劇団一人がおすすめしているようだが、何、調子こいているんだか?
さも自分が才能あるかの様に?お前(劇団1人)がジョーカーの被害にあってら(★★★★★)に改正します。
何故、評価がよいか?
この映画を良いと言えば映画通に思われるから自分はわかる的な勘違い。
あなたの家族がジョーカーの被害者ならどうですか?
こんな映画を美化するから○カが増える。
のコメントをフィルマークのサイトにコメントしたらバッシングのコメントが大量に「....不愉快だからすぐに消して下さい」だって不愉快だからコメントくれた方をすぐ消しました。
序盤はあんまり面白く無くて、終盤からジョーカー感が強まって楽しくな...
序盤はあんまり面白く無くて、終盤からジョーカー感が強まって楽しくなりました。自分個人的にはスーサイドスクワッドのジョーカーが好きです。
3位/441 2021.05.03現在
ダークナイトが大好きで
スーサイドスクワッドも好きで
映画を観るまでは
ジョーカー大丈夫かな?
と少し不安もありましたが
そんな不安は一瞬で
消え去りました!
素晴らしすぎます!
自分はそんなに頭も良くないので
映画は深く考えずに観るので
基本騙されますが
この映画も見事に騙されたし
結局、どこまでが現実で
どこまでが妄想なのかも
分からないけど、そこが
またたまらなく素晴らしい!
ジョーカーも、普通の人間だし
もしかしたら、自分だって
ジョーカーみたいに
なってしまう可能性だってある!
だから、感情移入してまう。
それを体現した
ホアキンフェニックスの素晴らしさ!
流石に、今後
違う人がジョーカーを演じるのは
大変だろうなぁ。
本当、こう言う
くらーい、おもーい映画
好きだなぁ。
そして、スーパーパワーを
持っていないヒーロー、ヴィランは
魅力を感じます。
続編というか
ホアキンのジョーカーが
もっと観たいというのが本音。
そのくらい素敵!
そして音楽もかっこいい!
自分の大好きな映画は
いつか娘と見たいけど
この映画を一緒に観るのは
相当先だろうな、、、、
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
ジョーカーのあるある言うよ♬
ジョーカーのあるある早く言いたい♫
ジョーカーのあるある今から言うよ♩
誰もいない広い階段で
ジョーカーのダンス踊りがち♪
初回鑑賞年齢→38歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→3回
記憶度→95%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→3位
洋画部門→3位
ヴィランが主役部門→1位
悪だがかっこいい
最初はあんなに心優しかったアーサーがどうして悪へと落ちていきジョーカーとなってしまうのか理由は見たら納得してしまうと思います。自分はこの映画を何と受け止めていいのか分からない、難しいというか複雑な気持ちになりました。正直共感してしまうような部分もあったり、最後のジョーカーはカッコイイなとも思ってしまった。最初から最後までどんどんストーリーが進む事にジョーカーが闇へと落ちていく姿を気持ちを考えながら見て欲しいです。心に響きます。
リアリティを持たせたダーク・ファンタジー
米国映画、バッド・エンドの映画ですら、結末丸分かりの能天気な、一本調子のストーリーが多いけど、これは"ダーク・ファンタジー"で、加えて複雑な心理描写もしているので「前に、こんなん観たで」感がなかった。
ストーリーの展開に、多少の無理が感じられる箇所(例えば、主人公が貧困層のヒーローとして、社会的支持を集めていくトコとか、ちょっと"一足飛び過ぎる"が)もあるけど全然、許容範囲。主人公が「ジョーカー」になっていく過程に、ちゃんと(超常能力を原因としない)必然性が持たせられているし、結末も予測不能。なので、最後まで画面に引き付けられた。
過去作品のオマージュに関して言うと、例えば『タクシー・ドライバー』なら、本作品上の重要人物起用がデ・ニーロやったし、キャストの関連性、本筋外の紐付け方として、全然アリやった。個人的には、ここ数年間の映画やと1番かな。
日本だからこその"ハッピー"?プロパガンダ一歩手前の鋭利な作品
ジョーカーフィーバーに沸く日本。バットマンの悪役としては知っていたのだが、なぜ彼は、優しき男からジョーカーになったのか?を描いた作品。
観るものを掴んで離さない展開に、映画の真髄を見たような気分。彼の周りで起きていく不幸な出来事を、客観的に見せていたのに、いつの間にか主観的に描かれる。それが我々もジョーカーの気持ちに納得していることにふと気づく。
「格差社会」の痛みとプロパガンダに取れなくもない作風が、アメリカには特に毒なのだろう。これを気にせずに楽しめる日本人は、"ハッピー"なのかもしれない。
私にはよさがわからなかったです
基本的に、流行ったもののよさがわからないタイプなので、私の意見は少数派だと思っています。
バッドマンの前知識のなさも原因かもしれません。
演技はよかったんだと思います。嫌いなタイプの主人公でした。
期待したが。
都会の猥雑と孤独、ブラウン管の狂気、喜劇の悲劇ならキャストも被る原典「キングオブコメディ」に軍配。
ホアキン・フェニックス評判の身体芸の凄味は買うが、本作で最も活きたかは疑問。
有名な前日譚ゆえ想定内なのは仕方ないか。
期待したが。
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