ジョーカーのレビュー・感想・評価
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期待していたものと少し違っていた
JOKER誕生の秘話ということで、ダークナイトの様な悪役としての魅力を存分に発揮する映画だと思っていた。が、意外にも途中まではどこか見たことあるような闇落ち。
バットマンとの結び付きは良かったが、個人的には不完全燃焼だった。
その後のJOKERの足取りがわかるような作品「JOKER2」を見てみたい。
凄い映画
前評判に踊らされた
正直普通。むしろ退屈寄りの映画だった。
予想は超えてこないし演出も音楽でごまかしてる感。同情こそすれあまり共感できるキャラもいないし、映画に入り込めなかった。主演の怪演ぶりはすごいけど、展開はゆっくり、というより一般人がなぜ悪いやつになったか、その変容が表面的な肝だと思っていたし楽しみにしていたのだけど、もともと精神病んでる奴が主人公なので、初めと終わりでも精神ヤバイやつと特に変化がなく、そこにメリハリがないものだからゆっくりに感じてしまった。
精神病んでる上にろくな環境にいないのだからそりゃいつかやばい行動とるでしょ。
本当に事が動くのがマジの終盤だし、うーん、もっとやりようあったのでは。
一方で精神障害者の悲痛な描写という意味ではなかなか良かったと思う。いいように扱われつまはじきにされ、でも誰も助けてくれない。最後の語りはその苦しみを爆発させたもの。単に障害者を哀れむだけでなく、健常者すらも不幸にしてしまう恐ろしさを表現していたように思う(といっても障害者寄りだけど)。
京アニ事件というろくな保護下にもない精神障害者の引き起こした大事件があったが、そこにある恐ろしさと問題提起という意味で実にタイムリーな映画ではあった。
アカデミー賞候補?みたいな話らしいが、まぁ好きそうだよね、アメリカ人こういうの。社会問題を風刺しちゃうやつ。主演は男優賞取ってもおかしくないと思うけど。彼のおかげで最後まで観れたし。
総評としては「テーマはいいかも。でもサービスデー鑑賞で十分です」
くそ、増税で映画料金もあがってらぁ
もう一声、、、
前評判が高過ぎるキラいがある作品は
まあ〜どんなんでしょうか〜ぐらいな気持ちで観るようにはしているんですが、
もう、、、こんな社会って、、、
グァーッ!
と溜飲下げたい方にはいい映画だと思いました。
アナキン・スカイウォーカーがSithに堕ちる理由は
いまだに納得しないのですが、
アーサーがJOKERになるのも、
てか最後にぜーんぶJOKEさ、と言わせてるのか
やっぱり何かが憑依するぐらいのストーリーにしてもらわないと
「ダークナイト」の極悪非道ジョーカーが
わからなくなっちゃうんですよ。あの極悪非道ジョーカーが、今作のジョーカーを引き継いだっていう設定の別人ぐらいに感じちゃいますね。
JOKERと名乗らせる、ゴッサムシティ、ブルースが出てくる、
で、なんとか関連を持たせてるという強引さも感じちゃいました。
つまりアーサーがJOKERになる理由が、このストーリーじゃなくてもいいんじゃないの、、、?と。
若いJOKERのアナザーストーリージョーク、的なスピンオフのりでも観れた気がする。
こうしてJOKERは誕生した、というのは、何人かの方々が指摘している通り、
このストーリー、JOKERである必要ある?と、なんとなくむず痒い感想に。
ピエロお面団の暴動に至る過程はもう少しブツ切りに挿入してもらいたかった。
いつの間に何を騒いでるのアナタ達は、と理解するのに時間かかったよ。
あ〜富裕層のお調子者がああなったからね、、そこの過程こそもっとショッキングに描いておくれ。
なんか文句多くなってしまった。
レイトショーなのにお客さんいっぱいいたのが良かったです。いいことだ〜
一番印象に残ってるのは「IT」「ドクター・スリープ」の予告編、、、(ΦωΦえ)/
泥だらけの手で心臓を鷲掴みにされたよう
個人評価:4.7
アカデミー賞おめでとうございます。
主演男優賞の呼び声高いホアキン・フェニックス。その評判は過小評価と言わざるえない。まるで泥だらけの手で心臓を鷲掴みにされている様な感覚を与えてくる。魂までも削った様なその演技は、映画史を揺るがす名演だ。
またトッド・フィリップスの脚本と演出も素晴らしく、絶えず使われる挿入音は、ジョーカーの闇をより濃く、また空間までもが歪んで見える様な世界観を演出している。
本作は最初から最後までジョーカー1人に焦点をあて、登場人物の無駄を一切省いた手法。この映画には助演も女優も必要ない!ジョーカーだけだ!この男を見ろ!そんな孤高な作り込み。
キング・オブ・コメディのオマージュの様な設定もあるが、スコセッシが描いた人間の内なる闇を、本作はさらに引き出していると感じる。
バットマンの本筋とオーバーラップする部分もあるが、妄想の中、社会の膿の狭間で堕ちていく、1人の男のリアルな人間像を描いている。
痩せこけた背中とダンス
今の自分に正直になってますか?
狂気に満ちた中に見える悲哀
まず初めに、私は今までこのキャラクターが出てきた作品はひとつも見ていない。正直な事を言うとアメコミは苦手(笑)。それに海外・日本人映画評論家のレビューも、この映画の記事も何も見ずに観に行った。 だから“〇〇に出ているキャラクター、ジョーカー”として観ていない。他の映画と同様、全く新しいひとつの作品としてこれを観た。
アーサーは精神病を患っている。妄想も酷い。でもアーサーは自分でしっかりと考え、行動しているように見えた。内面は優しい人なのだと思う。子供の頃から言われてきた母親の言葉を守ろうとしていた?笑いたくないけれど笑っているのがよくわかるシアターに響き渡る乾いた悲し気な高笑い。
ただ切なかった。
暴力的なシーンは多いけれど恐怖は感じなかった。
ただ、内容が内容なだけに心が平穏でゆとりがある時に観てください。
映像や音楽も素晴らしく見応えがある作品です。
今回のジョーカーは、悪なのか?解放者では?
全てにおいて悲惨な仕打ちと人生を受けたコメディアン志望の男が、扇動者として悪の道に落ちる。
アーサー(のちのジョーカー)が富裕エリートのやな奴らを、地下鉄内でブッ殺すところは、奇妙な爽快感があり、大富豪のトーマス・ウェイン(バットマンのブルースの父)側もあまり同情出来ないので、貧困層のデモの中でシンボルと化すジョーカーが、悪では無く、今の極端な格差社会に報復を唱える解放者に見える確信犯的な作り。
ホアキン・フェニックスの演技も凄いが、個人的には、舞台となる70年代末風のニューヨークとシカゴを合わせた景観のゴッサムシティを捉えたリアリティーがあり荒廃した雰囲気あるとても美しい撮影が、全編に渡ってともかく素晴らしい。
製作された社会情勢や時代を振り返って語られる傑作誕生だと思う。
もし続編が作られるならブルース・ウェイン役は、製作もしているブラッドリー・クーパーでぜひ。
悪魔の誕生
バットマンシリーズにおいて悪役として名高い宿敵「ジョーカー」。
殺人、誘拐、強盗、などあらゆる犯罪を犯し、高いカリスマ性を持った彼も元はただのゴッサムシティの1人の住民だった。
物語はホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレックが街角で大道芸人のピエロとして働きながら病気を患った母親ペニーの看病をしながら毎日を暮らしている。
その頃ゴッサムは財政難に陥り、貧富の差が強く目立ち、街はそれを表すかのように清掃員がストライキを起こし街中にはゴミが積まれた醜悪な状況となっていた。
まるでアーサーの心をあらわすかのように次第に彼に向けられた苦痛や屈辱、怒りの体積が積もり彼の中にいつしか「悪」が芽生えていった。そして映画が進むごとにアーサーがジョーカーへと変貌していく。
全体を飾るような重たいBJMとコミカルだけど、どこか悲壮感漂う歌が「ジョーカー」という映画を引き立てる。
またこの映画はR指定になるほどバイオレンスな場面もあり、目を背けたくなるようなところもある。そしてこの映画は音楽映画のように人を奮い立たせる要素を持っている。
この映画は人の心に響く。特に「負」の部分にだ。これほどの映画は近代の映画史おいて「タクシードライバー」以外はないだろう。
「ジョーカー」は非常にカリスマ性が高い映画です。ただこれはダークヒーローの映画なく、1人の人間が狂気へと変貌する映画。悪そのものを描きながら現代社会への問いかけのように思える。映画史において何年か後に名作として語られてもおかしくはないほど凄い映画だ。
もう一度、ダークナイト見直したい
圧巻
狂気への変貌
ヤバい映像だった
圧倒的な演技と製作者の心意気
これは社会的弱者からの反撃だ
ホアキン演じるジョーカーの生い立ちや、持病などの背景がしっかりと描かれていた。
結局のところ、ジョーカーというのは、混沌とした社会が作り出した精神障害者だったのだが。
その障害者に、さらに不幸が重なっていき、暴走していく。
ジョーカーの暴走をキッカケに、社会への不満を露わにし、暴徒化していく市民達。
彼らには、大きく貧富の差が開いてしまっている社会へ対して、溜まりきった不満を爆発させるキッカケが欲しかったのだ。
ありきたりの設定ではあるが、ホアキンの鬼気迫る演技が映えており、非常に説得力が出ている。
バットマンのジョーカーという事に傾斜してみると、辻褄の合わない部分などが出てしまうので、別個の作品として捉える事で楽しめた。
アメリカ劇場公開時には、映画に影響を受けて犯罪が広がらないように、警察が動員されたそう。
確かに、暴徒化している市民を賞賛するような内容なので、テロや、暴動を後押ししているようにも感じる。
アメリカに比べれば、日本の暴動騒ぎなど陳腐なものだが、もはや他人事では無い。
京都アニメーション襲撃事件のように、錯乱した精神病患者が大事件を既に起こしているし、消費税増税などの理不尽な施策などで、貧富の差はさらに開いていく。
日本も将来的にどこかでこの映画のような暴動あるんじゃないかと思いながら客観的に考えさせられる映画であった。
そう、これはチャップリン
最初に文章がまとまってないので
すみません。
まずは、ホアキン・フェニックスが、
本当に凄まじい演技を見せてくれた。
彼の演技はもはやジョーカー
そのものでしか無い。
ヒースや、ジャック・ニコルソンと
比べるものでは無いね。
それぞれがそれぞれに、ジョーカーを
演じてる。
正解が無い役、
まさにジョーカーだと思った。
そして、そのホアキンのジョーカーを、
彼の一人芝居のように捉え、
描いた監督にも脱帽。
で、最初見る前は
この話は、結局のところ、
ジョーカーになるまでの話でしょ?
DCコミックの生誕エピソードと
変えるのかなあ、
バットマンは出てくるのかなぁ
そんな事を考えて見に行った。
ストーリーは単純だと。
そしたら予告でもやってたけど
まあ、悲惨な目に散々あうわけです。
これはジョーカーになるのも仕方ないな、
と、もはやジョーカーの内面に
吸い込まれそうになっての、
ラストですよ。
あの白い部屋、
ホワイトルームのシーン。
ここからが、僕の妄想なんだけど
ジョーカーの誕生話は
かなり作り話で、
真実なんて何一つ判らない、
2時間かけて結果
ただそこにジョークがあるだけ、
ジョーカーの誕生話として
こんなのも面白いだろ?
とアーサーが思ったんじゃないかと。
いくつか真実は混じっているかもしれないが
そこを面白おかしく
脚色したアーサーのジョークだと。
たしかに
さんざん見せられた悲劇的なシーン。
1箇所1箇所、本当に可哀想に見えた、
クローズアップすると悲劇だ。
だが、ジョーカーは
自分の人生は喜劇と気づく。
映画も、2時間かけて
笑えない喜劇を作ったんじゃないかと。
そう、これは、セリフでも出てきた
あの、チャップリンの名言のオマージュ
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、
ロングショットで見れば喜劇だ。」
チャップリンは、それを
モダンタイムスで、喜劇を見せて
笑わせて、悲劇を感じさせる
社会への風刺にしたけど
ジョーカーは、その逆なんだと。
バットマンの最大の敵
史上最悪の愉快犯の誕生ストーリーとして
凄いなと思いました。
ああ考えがまだまとまらないけど、
今の日本、消費税あがって
N国とか出てきて、韓国との関係
すべてが、
HAHAHA最高のジョークだよ!
ってジョーカーが言ってそうで
現実に誕生しそうで
怖くなった。
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