ジョーカーのレビュー・感想・評価
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救いがなさ過ぎる…
ジョーカー観てきたよ。
ホアキンジョーカーはヒースレジャーとは違うけど、匹敵するレベルのキャラクターだった。もうホアキンの超絶演技を観るだけで100点の映画。観る価値ありです!
詠春拳をやったら強そうな柔らかい肩に目を奪われた。
どのシーンにも胸を抉られ終始泣きそうだった…この遣る瀬無い感、エクソシストに似てると思っていたらモロにエクソシストそっくりな階段出てくるし、とにかく今思い出しても泣けてくる。ここまで言ったら傑作に間違いないんだけど…
言いたい事もある。
ジョーカーがある殺しを行う。それによって人々がああなるのは少し雑で飛躍してるなーと感じた。あそこだけの話が何でそこまで広がるの?って、ホアキンの演技力でそこは気にならないくらいゴリ押しでくるけど、やっぱりおかしい。
これは今の世界情勢のメタファーというか、そのまんまだと思うけど、こういうのはちょっとどうなんだ?と思う。
感情に流され易い人間には悪影響のある映画だと思った。
正にエクソシスト、悪への導き。
生きてれば嫌な事は沢山あるけど、それを人のせいにするのを肯定してしまうのはちょっとね…
テーマ的には魂のゆくえ先に観てたからってのはあるけど、被る部分があるね。タクシードライバー繋がり。
☆5でも良いと思いますが、教育上悪影響のある映画だと思うのでマイナス1。
高評価は納得だがエンタメ的な面白さではない
壊れかけた人間が完全にぶっ壊れてしまうまでのお話
あぁ…そうだったのかと思ったことが
真実は全く違っているのには騙された
パンドラの箱に残された光が
実は希望じゃなかったら自分も壊れてしまうかも
そう感じた作品でした
ただ前評判が高過ぎてエンタメ的な面白さを期待すると
がっかりする人もいるかもしれない
この作品は面白さを期待してみるものではないね
ジョーカーに歓喜するピエロ達
正直感動した。
好きな作品には間違いない
しかし皆が絶賛する姿を見て、映画の中で暴れまわるピエロの仮面を被った群衆に思えてきた。
自分が出来ない事をやってくれて、言えない事を言ってくれて、それを賛同するのを見て自分も声を上げる
この映画そのものだ
アーサーは自分でジョーカーになったのではなく、皆がジョーカーにしたのだ
皆が絶賛するのなら、僕はあえて否定しよう
ジョーカーはピエロ達を見て笑っているのだろうね
さて次はどうやって・・・
トッド・フィリップス、ホアキン・フェニックス次回作楽しみにしています。
間違いない傑作
ジョーカー (2019)R15+
間違いなく傑作。
名優ホアキン・フェニックスが画面にいると釘付けで目が離せない。
一つ一つの仕草が感情移入して見てしまうほど素晴らしい。
人を楽しませる事を生きがいにする心優しいアーサーが徐々に悪に変貌していく様は見事です。
人生に挫折、屈折した経験がある人はアーサーに感情移入してしまうと殺人も応援したくなる気持ちになっていきます。
アメリカでは社会現象になる危険な作品として警察、米陸軍が警戒態勢強化しての公開らしいです。
ともかくこの作品は必見です。
音楽、映像、演技、ストーリー、全てが満点。
ブルース・ウェインが未来のバットマンとなるのは知っておいてから見てください。
バットマンの怪物ジョーカーのような知能犯なのかは気になりますが、映画としては今年のベストと言える傑作です。
早めに覧ください。
スゴイ
141本目。
作品観なくてもビジュアル見ただけで、それを感じさせる。
実際、そうだった。
いやあ、何だろうこの世界観。
観てるこっちが気が狂ってしまうかとも思う。
でもそれと同じ位、不快に感じる人もいる様な気がする。
人の悪意をみた気がしてゾッとした。
安定しない社会の現状や言い様のない不安。ただそれだけでは人はもちろん殺人は犯さないだろうと思う。
だけどそこに身近な人に裏切られた感情を抱いたり、ひどい暴力や罵倒を受けたりしたらどうだろう。それでも良心は保てるだろうか。
おそらくグレたり、自分以外の弱い人間を探したりしてしまわないか。そんなことを考えていたら、人ごとに思えなくなった。
もちろん最後までジョーカーにはまったく感情移入できなかったが、今日本や世界で起きている残虐な行為は少しずつみんなが関わっているのではないか、だとしたらちょっとずつみんなが思いやりの気持ちを持てたらジョーカーは生まれないのではないか。とか思った。
人間の善意と悪意のあり方について考えさせられた作品。
現代社会の闇にきわどく切り込んだヴィラン映画
閉塞的な空気に、先の見えない社会不安。国民同士の憎み合いに、貧富の差からくる憎悪。そして孤立して這い上がれない孤独な人々に、それを食い物にする社会悪。政治は福祉を蔑ろにし、それに頼らねばいけない人々は見捨てられたと絶望すらする。
現在のアメリカに限らず、様々な国でこれらの事が渦巻き、そして問題視されている。フィクションではなく、それらは現実として存在し、少なからず日本にもその兆候が表れている。
病気の母の看病に、いつクビになるかもわからないような日雇いの仕事。世間の白い目に耐えながら自身も薬に頼り、誰からも認められなくて存在価値を見いだせない。それだけを聞いて、「そんな奴はフィクションの映画の中にしかいない」だなんて誰が言えるだろうか? そんな人間は世界中にいる。それが現実で、それが社会の歪みなのだ。
今作のジョーカーは、それらの歪みを一身に受け、そして狂気という形で発露する象徴として描かれているように思う。
「ダークナイト」のジョーカーが狂気により社会を混乱に陥れる存在だったのとは、まるきり逆のキャラクター性を持っていると言っていいかもしれない。人物像がはっきりとしない不気味な存在だったジョーカーを、逆にこれでもかと言いたくなるほどに理不尽に、同情するのも嫌になるほどに人間的に描き、最終的に理解不能のヴィランとして再誕させる。この作業のなんと怖ろしい事か。
バットマンの基本ストーリーにも大きく外れていないシナリオ展開にも驚いた。描かれているのはゴッサムなのに、そこは見たことのある現実で、だがキャラクターものとして破綻していない。
アーサー役のホアキン・フェニックスさんが凄かった!
もはや彼の一人舞台。
最近観賞した車椅子の風刺漫画家の役柄とまるで違っていてビックリ。
もはや別人と思える程の印象!
ストーリーは全編悲しいんだけど完成度が高く終始のめり込んでしまった感じ。
殺伐とした場面もアーサーの気持ちが感情移入して同情してしまいました。
ジョーカーの悲しい過去の物語を知ることが出来て観賞して正解でした。
加えて弦楽器の音楽もまた素晴らしい。
主演男優賞は濃厚かも( ´∀`)
今創られるべき恐ろしい傑作
恐ろしい、あまりにも恐ろしい映画だった。なにが恐ろしいって、ああいう状況に追い込まれたら自分もまたジョーカーになるんじゃないかと思わせられるところが恐ろしい…
今現在世界中で進んでいる分断と格差の拡大がもたらすものを、地に足が付いた描写で魅せられる。今のまま社会の分断を進める連中が権力を握っていたら、アメリカどころか日本でもジョーカーが生まれかねない。終盤はマジで身体が震えた…
まさに今創られるべくして創られた、恐ろしい傑作。
ホアキン・フェニックスの鬼気迫る芝居もさることながら、DCユニバース含め社会情勢なと全方位への目配せがされた脚本、演出も抑制が効いており、それが僕らを現実から離さないままゴッサム・シティーへ連れて行く。
必見。ただし、劇薬注意!
バットマンの宿敵ジョーカーの生い立ち。 ジョーカーはジョーカーにな...
バットマンの宿敵ジョーカーの生い立ち。
ジョーカーはジョーカーになりたくてジョーカーになったわけじゃない。
社会が世間がそうさせたのだ。
ジョーカーの思いを、分かる!
と思ってしまってもなかなか人に言えないのがこの映画の感想が言いづらいところ。
富裕層は自分たちばっかり、下層の人たちのことは見てくれない。もっと見てほしい。
そんな中富裕層に、制裁を加えるジョーカー。
一瞬にしてヒーローになる。
ヒーローと悪は紙一重。
ゴッサムだけの話ではなく、普通に世の中に溢れている話だよなぁ。
ジョーカー目線から見たウェイン(バットマン)家は悪だし、逆からみたらジョーカーは悪だし。
じゃあバットマンとジョーカーとどっちに感情移入するかって言ったらジョーカーなんだよなぁ。
みると自分の本心がわかって怖くなる映画。
日本もこのままだとゴッサムシティになるぞ
期待にたがわぬ傑作。
社会から踏みつけられてきた男が、更に踏まれ続ける姿を容赦なく描く!その行き着く先は……。『お前も叫べ!暴れろ!』というメッセージと受け取る人間もいるだろう。R15になるのも当然。これは劇薬取扱要注意映画だ。
ホアキン・フェニックスの体躯から放たれるリアリティ。限界の先を見せられた気分。
決して痛快なダークヒーロー誕生譚ではない。救いのない狂気の先にカタルシスを感じるかどうかは貴方次第です。
Smile
人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇である。それでも人は主観でしか世界を見ることができない。笑えないけど笑うしかない。笑うことでのみ悲劇から救われる。そして、大衆(ピエロ)が滑稽であればあるほどそれは喜劇になりうる。アーサーに感情移入できる部分もあればそうでない部分もある。彼は決定的な出来事をきっかけとして変化したのではなく、着々と我々の心が離れていく、むしろ近づくことが恐怖となる。アーサーが抱く自分の存在に対する不信感。名もなき大衆の一人。それは名もなきピエロであり、仮面を被って笑ってみせる。そんな一人の男が絶望の淵に垣間見た狂気。その狂気が彼を動かし社会をも扇動していく。「殺人」が正当化され、実行した張の本人が英雄として崇め奉られるような世界。果たしてどちらが狂っているのか。アーサー・フレック。彼はなるべくしてなった悲劇のジョーカーなのではないだろうか。さてはこれら全てさえもただのジョークに過ぎないのだろうか。
あと、劇中にチャールズ・チャップリンの「モダン・タイムズ」が出てくるのも正にって感じ。
シーザー・ロメロ、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レト。そして、ホアキン・フェニックス。優劣をつけるのは好きではないしそれを抜きにしても今作のジョーカーはカッコよかった。
期待していたものと少し違っていた
JOKER誕生の秘話ということで、ダークナイトの様な悪役としての魅力を存分に発揮する映画だと思っていた。が、意外にも途中まではどこか見たことあるような闇落ち。
バットマンとの結び付きは良かったが、個人的には不完全燃焼だった。
その後のJOKERの足取りがわかるような作品「JOKER2」を見てみたい。
凄い映画
ファイトクラブを20年前観て以来の衝撃
香港の若者が、観たらまずい冗談抜きで問題作
現代版タクシードライバー
是非アカデミー賞を取ってほしい。グリーンブックと対称的な鬱作品。
キングオブコメディ タクシードライバー ファイトクラブをサンプリングしつつジョーカーに感情移入させない距離感を保つ演出は今まで未体験の作風。
本当に怖い、犯罪行為を煽りかねない映画。
前評判に踊らされた
正直普通。むしろ退屈寄りの映画だった。
予想は超えてこないし演出も音楽でごまかしてる感。同情こそすれあまり共感できるキャラもいないし、映画に入り込めなかった。主演の怪演ぶりはすごいけど、展開はゆっくり、というより一般人がなぜ悪いやつになったか、その変容が表面的な肝だと思っていたし楽しみにしていたのだけど、もともと精神病んでる奴が主人公なので、初めと終わりでも精神ヤバイやつと特に変化がなく、そこにメリハリがないものだからゆっくりに感じてしまった。
精神病んでる上にろくな環境にいないのだからそりゃいつかやばい行動とるでしょ。
本当に事が動くのがマジの終盤だし、うーん、もっとやりようあったのでは。
一方で精神障害者の悲痛な描写という意味ではなかなか良かったと思う。いいように扱われつまはじきにされ、でも誰も助けてくれない。最後の語りはその苦しみを爆発させたもの。単に障害者を哀れむだけでなく、健常者すらも不幸にしてしまう恐ろしさを表現していたように思う(といっても障害者寄りだけど)。
京アニ事件というろくな保護下にもない精神障害者の引き起こした大事件があったが、そこにある恐ろしさと問題提起という意味で実にタイムリーな映画ではあった。
アカデミー賞候補?みたいな話らしいが、まぁ好きそうだよね、アメリカ人こういうの。社会問題を風刺しちゃうやつ。主演は男優賞取ってもおかしくないと思うけど。彼のおかげで最後まで観れたし。
総評としては「テーマはいいかも。でもサービスデー鑑賞で十分です」
くそ、増税で映画料金もあがってらぁ
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