ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ダークナイトの印象が強すぎたのか..
重い印象が残った作品でした。
道化で凄まじいカリスマ性を発揮するという展開を予想しておりましたが、この期待は裏切られました。
結果的のそうなってしまった。衝動的な殺人、祭り上げられたけどカリスマの"カ"の字も感じられませんでした。
ダークナイトの印象が強すぎたのかもしれません。
地球の真実?
映画が終わって劇場を出る時、半端ない重苦しさに気分が悪くなりそうであった。ジョーカーの悲惨な生き様は余りにも悲しい。その悲しいジョーカーを今の社会システムでは、おそらく救いきれない残酷さがある。その残酷さにこのサイコパスは何故か飄々と立ち向かって行く。そのパワーは人間が持ち合わせている悪魔の力が表出しているかのようだ。
しかし、この悪魔の力も、地球を牛耳っている金融システムをつかさどるわずかの人間に対しては、正義になることもある。
私たちはその操っている側の人間にも、時にはしぶとく立ち向かわないとやられてしまうことがあるから気をつけなければならない。
いずれにしても世界でたった6%の人間が全世界の富の59%を所有し、その6%がアメリカ国籍の人間であり、80%の人間は標準以下の居住環境を余儀なくされ、
70%の人間は文字が読めません。50%の人間は栄養失調に苦しみ、1%の人間が瀕死の状態にあることを、忘れてはいけないのである。
この作品は復讐心が殺人引き起こすという意味では、自らの宿命の改善には何も役に立っていません。むしろジョーカーはただの悪党です。
ただ、私たちにはジョーカーの不幸から見えてくる、社会システムの悪と戦う必要性は多分にあると考えます。
たった今、観てきました・・・でも何にも言えないし、言いたくない。重...
たった今、観てきました・・・でも何にも言えないし、言いたくない。重い気分だ。それにしてもDCコミック「バットマン」の一脇キャラでしかないジョーカーをこういう具合に作り上げるなんて! まるで市川崑の『炎上』だもんな。
マスクは禁止にしちゃうぞ!
連日ニュースで届けられる香港のデモ。二日前には覆面禁止法なるわけのわからぬ法律が施行され、デモ隊の逮捕者が続出。そんな法律作られたらジョーカーが誕生しないじゃん!などと『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)まで思い出してしまいました。ピエロの化粧を施すのと仮面を被ることは同じ意味なのでしょうが、殺人鬼であるジョーカーを称え、市民が蜂起(とまではいかない暴動程度)するシーンは身震いしてしまいました。
これというのも貧富の差がゴッサムシティにも広がってるためであり、Vフォー・ヴェンデッタと雰囲気も似ています。現実問題でもある香港においては、民主主義を守るための抗議です。この香港情勢からも目が離せません。
さて、ジョーカーことアーサーですが、笑い病?をずっと患ってるようで、しかもワンテンポ遅れて笑ってしまう病気です。これじゃ吉本新喜劇じゃあーりませんか!たしか内場さんが得意だったハズ。しかし、ジョーカーのこの病気は笑えるどころか不気味です。それでもコメディアンになろうとしてるんだから、まずは吉本に入って腕を磨いてください!とツッコミたくなります。
ロバート・デ・ニーロもよかったし、ホアキンも良かった。オスカーノミネートも確実なのでしょう。ブルースの両親もやられちゃいましたが、こうやってバットマンとジョーカーの因縁も誕生してたのですね。詳しくないのでよくわかりませんが。
哀れ悲しい暗い面白い。
いやはや、なんとも不幸なついてない
しかもハンデのある、ど貧乏な主人公。見ていて悲しくて哀れな暗い気分になります。さらに仕事はピエロ。笑いながら泣くピエロ。
自分の妄想にちょっとだけ救われたりしますが、結局は暗い世界に飲み込まれてしまいます。
が、しかし、ゴッサムシティではひとりではありませんでした。みんながピエロ。みんながジョーカー。みんなが哀れな悲しいゴミみたいな泥だらけの人生を歩んでたのでした。あんただけじゃない!みんなも全員同じ気分だぜ!これが唯一の救い。ダークピエロ、ダークヒーロージョーカーの誕生でした。
日本でも、世界でも今はまさに同じですよね。一部の権力者、大金持ち、成功者、元助役、電気会社のお偉いさん達、どっかの国の偉い元首が素晴らしく成熟した、まっかな果実を独り占めする社会、世界。残った者はひたすら泥水をすする。負ける奴はひたすらに負け続け、助けの声は捨ておかれ にげまわりとばされたりかき消されたりする。一部の富裕層が連続で勝ち続けるシステムがすでに昔から完成されています。これをド派手に破壊し黄金の金庫から光り輝く金貨をざくざく横取りするしか、システムを破壊して新しい社会を作ることはできなくなっています。犯罪はダメですが、結局何も変わらない何もよくならないまま時間は過ぎていく。潜在的にはまさにジョーカーの登場を皆さん待ち望んでいるのでは?と言うのがほんまに恐ろしいテロ多発時代!まさしく今が、そうなのかもしれませんね。
ジョーカーが泣きながら笑い軽快にダンスする。あなたも、その軽快な姿にある意味憧れているのかもしれませんね。ジョーカー万歳!
ちょっとだけ、バットマン的な人が出てきますねー。ちょっとね。ちびっとね。
才能に目覚めちゃう
アーサー青年が、外的要因がトリガーになり、「あ、俺もともとジョーカーだったわ」と気づいてしまう。心優しいとか書かれていますが、アーサーがもともとどんな青年かは、実はこの映画の中ではわからないとおもいます。
見た後は疲れる(いい意味で)
バットマンシリーズは一切鑑賞していないが、すごい映画だと聞いて鑑賞してみた。
この映画を観た後はどっと疲れた。演技力、音楽、演出、どれもすごかった。自分はこの映画はジョーカー役のホアキンさんの演技が凄まじいと聞いたので、字幕で鑑賞したところ、本当に凄かった。人生が悲劇から喜劇に侵食されていく狂気さを演じれるのはこの人だからなのかなと思った。そして、カッコイイ!最後の方のスーツでオールバック、これが最高にカッコ良かった!
バットマンを見てなくてもその狂気に入り込める。むしろほとんどバットマンは関係ない。伏線があるぐらい。
普通に映画として楽しめる作品だった。
ダークナイトのジョーカーとは別物かな。。
主演ホアキンの演技は良かった。彼のための映画。ヒースレジャーとは違った凄みがありました。
人間くさくて憎めないところもあるし同情しかない人生で狂っていくのもわかるけど、
ダークナイトのジョーカーは生まれついた無慈悲の塊のような人で(人じゃないけどもはや)、
あと超狂ってるけど頭がいいので狂気の言動にも何というか感動があったんですよ。ハッとさせられるというか。
これは、1人の悲しい男の映画ですね。
これはこれで楽しめました。
そして覚悟はしてたけどやっぱり精神的に参ったから、アベンジャーズのような明るいアメコミをいま欲してます。。笑
映画単体なら傑作。ジョーカーとしては駄作。
演技力には脱帽
妄想が現実と化していく狂気的な演出も見事
ただこれ、全くジョーカーではない。
ただの精神病患者が怒りに駆られて革命を起こす話。
承認欲求が強いように思うし、そもそも超マヌケだし、
なんか生粋のヴィランとしてのジョーカーではないと思った。
鑑賞後とても悩む
自分の中でハードルを上げすぎたかもしれません。ジョーカー誕生の物語としては期待していた程ではなかったという言葉が正直な感想です。ですが、主演のホアキンさんの演技や映画全体の演出はとても素晴らしいです。
ストーリーは星3、その他の部分は星5と考えて星4にしました。
善悪とは何かを問う、危険な問題作
バットマンといえばアメリカの国民的コミックですから、その最大の敵役であるジョーカーの誕生秘話に盛り上がるのは分かります。
が、日本人にはどうなんでしょうかね😅
作品は最初から最後まで重い空気と緊張感に支配され、主人公のジョーカーは運命に弄ばれるように、悪の世界へと転がり落ちていきます。
名作と評される作品は、だいたい観る人によって賛否両論あるものですが、この作品もまた好き嫌いのはっきり別れる、ただどちらにしても心に深く突き刺さるものなのは間違いないでしょう。
正直なところ、気軽にお勧めできる作品ではありません。
それでも観る❗という方は御覚悟を。
善とみるか悪とみるかのバランス
映像★★★★★引きと寄り、ピンとボケなどメリハリ効いてる。色彩・明暗、良い。そしてなんと言ってもジョーカー。えんじのスーツ、ガリガリの体、ダンス、決まってるー。
音楽★★★★★7.80年代のアメリカとアーサーの鬱な感じ、悲劇と喜劇のメリハリが効いてる。歌詞の読み込みも推奨。
内容★★★★★ジョーカーと社会、善悪のバランスが絶妙。観る人それぞれの価値観を突きつける。いま、現代に生まれたことでさらに価値ある作品。この映画によって本物のジョーカーを産み出してしまうかもという不安はそれだけ社会の状態が不安定である(と自分がみてる)証拠。香港の射撃事件とダブるのも見事。
全体的に高水準でバランス良い!隙のない感じ。
めちゃくちゃカッコいい。
このピエロというかクラウンというか、白塗りに目元口元のメイク🤡考えた人天才。
すごく元気になった。ジョーカーからパワーを貰った。
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クラウンに涙のマークを足すとピエロになるんだって。馬鹿にされながら笑わせているが、そこには悲しみの意味を持つということを表現している。とな。まさに涙だったねー。
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#映画#観賞記録#joker#smile#WeAreAllClowns
誰にでもある妄想の世界
この映画のもっとも怖いのは、「妄想」だと思う。「えっ?あそこ妄想だったん?」実は、自分達も日常生活でたまにやっちゃってる。笑顔の店員に好意を持ったり。営業の笑顔なのに。認めたくない気持ち、妄想のままでいれば、1日気分がいいことってある。そこをパンツの中身を見られるように、自分の、恥部を公になった時、人はどうなるのか?怖い。自分にあてはめても正直怖い。そんな人間の深層心理をえぐった、「嘘臭くない映画」だと思う。
ただただ暗く、意外性の無い凡作
前評判が高くとても期待して公開日に見に行きましたが、ガッカリしました。
終始暗い内容で、何の面白みも意外性もなくひたすら退屈な時間でした。
「ジョーカー」という作品に視聴者が求める「残虐性」「意外性」「派手さ」などが一切ない。ジョーカーになっていくまでの悩みも、一般社会人が抱えているものと大差ないレベル。犯す犯罪も地味なものばかり。
「ジョーカー」である必要性が無いと思いました。
「とある殺人鬼の苦悩」みたいなタイトルの映画で充分じゃないでしょうか。
期待した程の内容ではなかった
公開前にハードル上げ過ぎ。傑作ではあると思う。
この映画には不寛容や無関心、無責任というテーマがあるように思う。責任が求められるべき立場、地位にある人達が責任を全うするべき人々へ無関心で責任を全うしようとしないもしくは全うできるだけの能力が無いから社会が不寛容になり悪くなるんだよと言われているようで。
自分達が無自覚の内に生み出した悪をいくら断罪しようが虚しく聞こえるよね。まるで自分でネグレクトした子供が大きくなり親に仕返しするとそれは良くないと言っているような感じを受けた。
皆、他人からの責任放棄に苦しんでいる。現実だってそうだもんね、責任あるべき立場の人が誰も責任を取らずその責任を下位の者に押し付ける。無責任社会だよ。この映画よろしくいつか破綻するね。
ジョーカーはジョーカー自身が体現できる無責任を表現しただけ。皆の真似をしただけ。
その真似をするのに精神を壊す必要があった。これは強烈な皮肉だよ。普通が壊れているって事。
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