ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ジョーカー出現の要因
社会的弱者がジョーカーに成長するまでの過程の 数々の要件を丁寧に描写することで、凶悪犯罪者出現の要因が明らかにされる。
これらの不安要素をないがしろにする社会はどこも、ジョーカーの出現に怯えるだけだろう。
既存シリーズの見方も変わる作品
突然笑い出す障害を抱えるアーサーはピエロの仕事で母を支えながらコメディアンになることを夢見ていていたが…。
人気ヴィランのオリジンを描いたスピンオフ作。心の芯に響いた訳ではないものの、ジョーカーが誕生する終盤はホアキン・フェニックスの怪演に圧倒されました。
悪のカリスマ
バットマンvsスーパーマンを見ておくと繋がる部分があってより楽しめます
ジョーカーになっていく様をうまく描いていて現実と妄想の境目が分からなくなる作りがすごい
原作にないのに上手くまとまってました。
人間の闇の部分膨らませるとこうなるのか…
あの笑い方苦しそう。
ジョーカーの誕生を楽しむ作品
久しぶりに予告編からワクワクする映画。自分にとっては今年1番の目玉映画でした。
ずっとアーサーの視点で話が進み、ゴッサムの荒れた社会の中に1人の男が生活している様を見せられます。いつジョーカーになるの!?とワクワクさせられます。
地下鉄の中で人を殺すシーンも「やっちゃった」って感じで自分には、まだアーサーが殺しただけのようでしたが、同僚を殺すシーンから一気にジョーカー感が出てきます。
最後のマレー・フランクリンの番組での登場時に急にドクターにキスするシーンには
「待ってました!」と飛び上がりそうになりました。またマレーを撃った直後に拳銃を机の上に投げ飛ばす身振りにはヒースレジャーを思い出すかのようなジョーカーっぷり!
最後のシーンで血が塗りつけられた靴で歩くシーンもゾクゾクしちゃいます。
またブルース・ウェインが幼少期時代にジョーカーに会ってたというシーンにも鳥肌がとまりませんでした。
誰でもジョーカーに成り得るという意見を見ますが、そりゃ仮面をつけるだけのデモ参加者にはなれるかもしれませんが、あくまでジョーカーです。
作中の細かなシーンや設定で明らかになりますが、壮絶な物語があります。でもそんな物語があるからこそジョーカーになったのではありません。
個人的には、アーサーの過去や社会よりブルース・ウェインの両親が殺されたシーンのほうが胸にきます。
なんにせよ、現時点で今年最高の映画でした!
怖い映画でした 汗汗
怖い映画でした 汗汗
みんなを笑顔にするために生きる男が
社会から村八分の扱いを受けてJOCKER になる話です。
自分もJOCKER になるかもと思って見たらスクリーンから目が離せませんでした 汗汗
誰しも思い当たるところがあるこの秋の傑作です(*´・ω・`)b
ジョーカーと自身に恐怖
初投稿。男子高校生です。
友人と見てきました。
結論からして一言。「うん、凄い」、これに尽きます。
主演のホアキン・フェニックスが序盤に上司から怒られていた時の顔は笑っているけど目だけ怒りが見えている、この演技からこの映画に取り込まれていきました。予告編では、アーサー・フレックのことを優しい男性としていたけれど、個人的にはジョーカーとなる以前の彼は自分が社会から抑圧されてきた中で求められた「優しい」という側面しか表に表現出来ない狂気を帯びた男、ジョーカーとなってからはそれを全て暴力的なまでに解放する男という印象を見終えてから覚えました。中盤までの徹底した理不尽、運命の生々しいまでの残酷さがアーサーを歪めて観客も鬱になってきて、終盤の暴力と狂気にまみれた、普通なら地獄絵図でしかないゴッサムシティで大量の群衆に称えられるジョーカーにカタルシスを覚える自分に鳥肌が立ちました。
これはもう映画を超えたものとしか思えない、人生観を変えるほどの1本になりました。
アメリカ映画界の底力
漫画、アニメは日本を代表する文化と言いながら、映画化される殆んどの作品が、高校生同士の恋愛ごっこという日本映画界で、ここまで、現実とシンクロした、リアリティーのある作品を、漫画から派生させて、作り出せるだろうか?
バットマンという漫画の、一悪役キャラクターを、現在、世界中に蔓延する問題の象徴として描くのと同時に、漫画の設定や世界観とも、しっかりリンクさせている辺り、アメリカ映画界の底力を、改めて見せつけられた。
個人的な印象だが、このジョーカーは、クリストファー・ノーラン作品の「ダークナイト」で、ヒース・レジャーが演じたジョーカーと見事に重なって見えた。
観終わった人の表情が普通の映画とは違うよ!
観てきました。
観終わって映画館から出てくる人の
表情が普通の映画とは異なり、
色々なことを感じさせてくれる。
こりゃR15だわなぁ。
という作品でした。
親交を深めるためのデートには
お勧めできないのでお気をつけてw
別にジョーカーで無くてもいい
どん底にいた男が自身の周りや世の中で起きる運命や理不尽により、遂に一線を越える。
段階的に踏んで墜ちていく様や架空と真実のギャップなど見応えのある作品だった。
が、極論で言ってしまうと別にジョーカーで無くてもいい内容でもあった。
冴えない普通のおじさんと置き換えても十分やっていけるストーリーだと思う。
ジョーカーファンとしてはただの復讐だけでは無く、もっと驚きの行動を起こす意外性が足りなかった。
しかし作品の質としては素晴らしかったのも確か。ジャックニコルソンやピースレジャーとはまた別のジョーカーが観れたのは素直に嬉しい。
(但し、ジャレットレト、お前のは許さん
ボッコボコに叩きのめされたことがある人間だけが舐めた辛酸が舌先を痺れさせる最凶のコメディ映画
ゴッサムシティで母と二人暮らしのアーサーはスタンダップコメディアンとして舞台に立つことを夢見る心優しい道化師。楽器屋の閉店セール宣伝中に不良に絡まれてボコボコにされたのに楽器屋からは職務放棄とクレームされる始末。見かねた同僚から自分の身は自分で守れと38口径の銃を手渡されたことをきっかけにアーサーの中でくすぶっていた何かが熱を帯び始め、地下鉄の中で酔っ払いの証券マンに因縁をつけられた時にそれは沸点に到達する。
蔑まれ虐げられる毎日の中で自分の実在すらも信じられないほどに魂をすり減らした男が、世界の構造を悟り己の使命に目覚める。ジョーカー誕生譚でありながら実はスーパーヒーローのそれと何も変わらない。狂ってるのはオレか、それとも世界か?自身の出生の秘密を知らされ現実と妄想がない交ぜとなった世界がぐにゃりとひしゃげて紡がれたメビウスの輪の向こうに見えた結末が別の物語の始まりとなる。『狼よさらば』、『ダーティー・ハリー』、『タクシー・ドライバー』、最近では『天気の子』まで一丁の拳銃が解き放つ狂気が観客の魂を激しく揺さぶる、これは途方もない傑作。
『her 世界でひとつの彼女』、『ビューティフル・デイ』、『ドント・ウォーリー』と悲惨な運命に翻弄される男を執拗に体現してきたホアキン・フェニックスが全身から解き放つ狂気と悲しみと滑稽さは、居心地の悪いこの世界で慎ましやかに生きる何者でもない人の胸にザクッと楔を打ち込みました。私が号泣した瞬間にあちこちから啜り泣きが聞こえた時に今生きているこの世界もまたゴッサムシティそのものであることを確信しました。そしてジョーカーに最後の一線を越えさせる役割を果たすTV司会者マーレイをロバート・デ・ニーロが演じていることは『タクシー〜』、『キング・オブ・コメディ』を観てきた世代には感慨深いものがあります。
そしてこの映画の背景になっているゴッサムシティの荒廃がフィクションなのに余りにもリアルなのも印象的。どうしようもなく悲惨過ぎてもう笑うしかないほどボッコボコに叩きのめされたことがある人間だけが舐めた辛酸が舌先を痺れさせる、そういう意味では今年最凶のコメディ映画とも言えます。シャレならん傑作です。
何が正しいのか
Openしたばかりの丸の内ピカデリーのドルビーシネマ で
今までのバットマンで
最初から狂った悪として出てきたJOKER
ホアキンフェニックス(リバーフェニックスの弟!)が嫌という程悲惨なその生い立ちを魅せてくれましたよ
なんかJOKERサイドから見てると
JOKERこそが正と思えてくるのが怖かった…
金持ちばかりが得をして
庶民には辛すぎるゴッサムシティが
なんか今の日本とかぶるから尚更
JOKERの歩き方と乾いた笑い方がやけに印象に残る
ヒースレジャーのJOKERが好きだったけど
今はどっちか選べないー
もっかい見たいな
そして初めてのドルビーシネマは
黒に特化したシアターだった
暗転した時の漆黒の闇!
壁とか天井とか意識しないから
没入感が半端なく
気に入りました
でも次はITでその次はドクタースリープがかかるらしく
怖くて行けなくて残念😢
次回はスターウォーズなのかなぁ先過ぎる
是非ともイベント上映やって欲しい!
あの黒の映え方と
床からも振動が来る音響
絶対絶対絶対
マッドマックス怒りのデスロード
ブラックアンドクローム が
ドンピシャだと思うのだけれども
夢を現実と思い込むような、現実を夢と思い込むような感情。今までの人...
夢を現実と思い込むような、現実を夢と思い込むような感情。今までの人生において体験したことはあるけど、この感情を客観的に感じられる映画はすごいと思う。
なんと表現したらいいかわからないこの感覚を1本の映画に。素晴らしい
この映画を見て私の人生変わったと言える。この先の事なんてどうだって、この映画は残すべきものだと思います。
稀に見る期待ハズレ
今までで最低のジョーカーでした。
今までは知能犯で残虐でユーモアがあった最高の悪役が、ポンコツの雑魚キャラに成り下がってます。
役者さんが演技がとても上手なだけに、違和感が半端無かった。
バットマンシリーズを観てない方は良いかもしれないが、酷いモノでした。
監督の責任は重い。
悲劇は喜劇として
チャップリンの名言を拝借したような映画ですしシナリオ演出にその意図を感じました。チャップリン曰く「人生は近くでみれば悲劇だが、遠くからみれば喜劇である」。ジョーカーは悲劇な自身の境遇や救いのない社会を嘲笑い、喜劇として笑い飛ばすことで自分を保ってきたピエロ。狂っているのは精神病を持つ自分なんかじゃない、社会の方だと、そういった強いメッセージ性を全面に押し出した映画でした。
タクシーの上。二つの闇。
ふむふむ。
アメコミ世界って日本の漫画とは違い、キャラクターをガッチリ会社が持っているので、息の長いキャラであればあるほど、何人もの卓越した作家さんの色が時代時代にあったりする。そんななかバットマンに引き付けられ、色んなパターンを貪る様に読んでた記憶が甦った。そういった意味で、流行りの60年代テイストでスタートした瞬間にスイッチを入れ替えられたのは、個人的に良かったのかも。ゴッサムを下から延々と眺める事もなかったかし、「そうきたか!」もあってアーサーばりに笑いたかったシーンもしばしば。調子の良い時のエリックセラの様な音楽も好みでした。
それでも抑え目になったのは単純に「もっとジョーカーを見ていたかった」から。ホアキンジョーカーの吹き出すカリスマ(良くないほう)を、もっと視ていたかったかな。
ダークナイトの印象が強すぎたのか..
重い印象が残った作品でした。
道化で凄まじいカリスマ性を発揮するという展開を予想しておりましたが、この期待は裏切られました。
結果的のそうなってしまった。衝動的な殺人、祭り上げられたけどカリスマの"カ"の字も感じられませんでした。
ダークナイトの印象が強すぎたのかもしれません。
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