劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1170件中、801~820件目を表示

4.5業の深さ

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

まずホアキン・フェニックスの人間的な奥行きに驚かされます、演技から垣間見れる業の深さとでもいいましょうか。何故なら、貧困や狂気を実際に生きた経験がないと醸し出せない演技をするからです。
物語はというと、世の下位層の不満を代弁したかのようです。そういうと大袈裟かもしれませんが、少なくとも富裕層は冷や汗を掻くことになるでしょう。まるで恵まれない人間への鎮魂歌の様でもあります。
日本には天は人の上に人を作らずという言葉があります。しかし、それは、まやかしで実際には人の上に人はいます。それどころか弱者であるほど搾取され、あらゆる悪条件を飲まされ選択の余地を奪われてしまいます。
この映画の残酷なところは、何かの歯車一つでジョーカーが幸せに暮らしたり、夢を叶えたりするもう一つの現実が見え隠れするところです。その幸せな世界からは、ことごとく分断され、梯子は外され足枷を外すことができません。それでも人生を喜劇と捉える主人公が痛々しくてなりません。
その様子に私達は、心を締め付けられることになります。

点数を付けるのも野暮ですが、本作に92点を付けたい。ビューティフル・デイは78点くらい。

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3.5純心

2019年10月11日
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痩せこけた背中。ホアキンフェニックスの圧倒的な演技がストーリーを引っ張っていく。ひとつひとつ安全装置を解除されていくようなスリルあるシナリオ。剥ぎ取られ、ジョーカーへと変貌する。
しかし、ジョーカーの行動原理を理解するには至らなかったというのが率直な感想。心象に寄り添うような描写であるが、客観的に見てしまう。微細な仕草や発言に傷つくのではなく、明らかに虐げられる。こちらが共感するには、事象が振りきれていたからかもしれない。
描き方として特徴的だったのは、アウトローが現れない点である。社会から虐げられた結果、法外の受け皿としてアウトローに保護と連帯を求めるのが定石かと思う。彼の心から芽生えた悪と、それに惹きつけられる群衆の流れは、ジョーカーの純粋さを引き立てるものであった。他方、踊らされる群衆の姿は、アウトローな連帯すら持ちえない現在社会の断絶を象徴しているように思えた。

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Kj

5.0至極丁寧なつくりに驚嘆

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

他の多くの話題作とは異なり、エンタテイメント性や笑える要素はほぼありません。
終始漂う空気は重く、悲しく憤りを覚える瞬間が何度も何度もあり、明らかになる真実が気持ちに更に追い討ちをかけます。

展開は暗い、はずが、物語が進むほどに流れる空気やアーサーの足取りは軽く、、当方もどんよりと重い気分から解放されていることに気付いて絶句。
様々な感情に向き合い考えざるを得ません。
映画として割り切って観ることのできない怖さがあります。

鑑賞中は決して感じさせませんが、非常に細かく丁寧に作り込まれた作品。
最後のシーンの印象深さといったら。傑作だと思います。

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manen

4.0カタルシスもない、感動もない、ただ圧倒された

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

 善悪は、主観でしかない。綻びや歪みが生じている社会において、この命題が正義の鎧を覆うと人間は暴走する。
 そのことをホアキンの怪演に圧倒されながら思った。

 あまりにも重すぎて、しばらくは見る気になれない。

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bion

3.0退屈

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

もっと迫力ある面白い映画だとよかったんだけど。暗くて退屈。
途中眠くなりましたが勿体ないので我慢したけど!
まず、ピエロで看板奪われるシーンからすでに、どうしてそこまで追いかける~!から始まって、なんで銃を・・とか、説明ないし、次から次へと病んでいくところが共感できないからまったく面白くない!病んでるだけで狂ってない!妄想と現実が分かり難い!どこまで現実なの?彼女のことも、せっかくいいと思ったのに~!最後もあっさりで。バットマンのジョーカーと思えないほど魅力ない。この映画が絶賛されることが私には理解できなくて、予告に惑わされた感ありあり。ジョーカーになることは初めから分かっているのだからもっと最後はインパクトが欲しい。悪くはないけど普通の映画と思う。ブルースと会うシーンと、あともう1シーンだけジョーカーのいい面が見れてよかった。

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Liz

0.5金を払ってまで精神疾患を移される恐怖

2019年10月10日
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金を払ったのに気持ち悪くなり変な精神疾患を移されそうな気分になった。
この映画が良いとか言っている人たち、既に精神病になっているんじゃ?

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ジョニ

3.0ジョーカーって残酷

2019年10月10日
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映画評論家の町山さんによれば、主役のフォアキンは、かなりの異端、変人だそうだ。変人も言うより精神的に壊れてる⁈かも。
本当かどうかわからないが、精神的に壊れてるいるひとが、精神疾患のある役。ふーむ、なんだかなぁ。
彼は、部屋にいる時は大抵裸で、奇妙な骨格、左肩甲骨が変で、肋骨が異様に出ている。減量したんだろうが、骨格がホントに奇妙なのが気になった。
主人公が、悪ガキらにいたぶられる場面は容赦なくて、倒れた人間を蹴り尽くすシーンはとても残忍。そういう暴力的で人でなし場面が多いので、いたたまれなくなる。
彼の頭の中出来事なのか?と好意的に見てたが、どうも違うらしい。
悪のカリスマって、こんな風に人をおとしめて行くのか・・・この手の怖さの映画はちょっと苦手なので、私にとってはイマイチ。

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はなも

5.0可哀想な人生

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

ジョーカーがいかに誕生したか、そのバックグラウンドを描いてました。

賛否両論はあるけど、同情できる点があればできない点もありました。

なので、点数は付けられないです。

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レオ

3.0もっとヒューマンな作品だと思ったのに期待外れ。

2019年10月10日
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悲しい

単純

カメレオン俳優ホアキン・フェニックの役作りが凄まじいが… だだそれだけ。
基本「バットマン」なので展開が見えてしまい、映画としてのストーリー展開の面白さがありません。

元がコミックなだけに、リアルにすればするほど矛盾が出て来てしまい、この場合精神障害がある人は、ああなるしかないの?と真のヒューマン作品に置き換えるのにはかなりの無理がある、そんな後味の悪さ。

今やコミック系の作品があたり前になったハリウッド、この手の作品を映画作品としてワンランク上げたい映画会社の思惑に往生際の悪さを感じました。

これなら、ちゃんとバットマンシリーズの「ダーク・ナイト」のヒース・レジャーのジョーカーの方が良かったし、ホアキンもいっちゃってる系の作品なら断然「ザ・マスター」の方が狂気に満ちていて心が震えた。

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HIROKICHI

3.5魅力ないジョーカー

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

ホアキンフェニックスは流石の存在感
マスターやビューティフルデイ、ゴールデンリバーなど近年の作品でのホアキンは好きだし
この作品のホアキンも好きだ

だけどこのジョーカーに魅力は感じなかった
こういうジョーカーもどう?
と言われてもこれだとジョーカーの犯罪に
肯定感を生んでしまい、
行動に同情をしてしまう余地があり、
ジョーカーが普通の悪党になってしまう
無軌道に見えながら人間の善意悪意を
試すようなジョーカーは
素性がわからない方が魅力がある

ビューティフルデイのホアキンの方が個人的には好きだ
ホアキンを見るならビューティフルデイをオススメします

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

3.0「タクシードライバー」をやりたかったのかな?

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

これは分かれる映画ですねえ。

こういう詩的?な情緒的?な映画はたいてい評価が割れるもんですが、これはまさにそうでしょうねえ。

ジョーカーがなぜジョーカーになったかって話ですから、まあ、いろいろ筆舌し難い悲惨な目にあってジョーカーになったんでしょうねえ、と観る前は想像しちゃいますけど、う~ん...。

少なくとも我々が知ってる、タフで狡猾で心の奥底まで悪に染まっているジョーカーの姿ではなかったかなあ。

この映画に感銘を受ける人も多いと思いますが、残念ながら私はそういう感受性を持ち合わせていなかったようです。

「タクシードライバー」みたいな映画を作りたかったんでしょうか?
デニーロ出てたし...。

ただ、ホアキン・フェニックスの肉体まで変えてしまう演技は鬼気迫るものがありました。
もう、単にカメレオン俳優というのが失礼なレベルです。

追記・・・鑑賞後いろいろ考えてみましたが、最後のシーンの「面白いジョークを考えた」「理解できないさ」的なセリフは、「どうせお前らこんなお涙頂戴のありきたりなバックストーリーを俺に期待してんだろ?」「お前らがこのジョーカーを理解できるわけがないだろ」という、この映画自体がジョーカーのジョークだったんじゃないかと思うようになりました。

この映画に、「傑作だ!」と高評価をつけられること自体がジョーカーの思うツボってことなんでしょうねえ。

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よんしん

5.0ホアキンフェニックス最高

2019年10月10日
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ド派手なアクションシーンは全く無くても、ホアキンフェニックスの演技に完全に見入ってしまった。ヒースレジャーを越えるジョーカーは正直出て来ないと思って射たけど、ホアキンは彼らしい別のジョーカーを完全に作ってくれました。ラストの車の上で唇に血でメイクをした時は鳥肌が立ちました。ただバットマンシリーズの様にアクションシーンが無いので、アクション物と思って観に行かれる方は、ちょっと残念に思えるかも知れません。本当にダークな映画です。

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マサトシ

3.5心の元気な時に…

2019年10月10日
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階級社会や貧困・差別に翻弄され、僅かながらも心の拠り所であったモノさえ幻と化してしまった主人公が、最後に辿り着く悪しき覚醒。

「ダークナイト」のヒース・レジャー版ジョーカー(他のジョーカーも同様だが)と重ねてしまうとちょっと違和感があるのは否めない。

ただ、バットマンシリーズの有名どころは何本か観た上で、恥ずかしながらどれも私にはあまりピンと来なかったというのが正直なところなので、純粋に「絶望から生まれる狂気」の物語として堪能した。

やはり何しろホアキン・フェニックスの熱演。ひとまずはそれに尽きる。

とは言え、本当に「救い」のない話(その救いのなさが、結果的に彼をヒーローにさせる皮肉になっている訳だけど)なので、彼の闇に観ているこちらが引っ張られてしまう。
それだけすごい演技であることは間違いないのだが、鑑賞後のこの重さはさすがにキツかった。
あの最後のゴッサムの騒乱も、警察官の銃撃も、覆面の暴徒たちも、この2019年現在においてはとても単なるフィクションとは思えない仕上がりになっているあたりもまたズン、と来る。

私自身、そういう種類の映画が嫌いな訳ではないものの、心の元気な時、余裕のある時に観ていれば、また違った感慨があっただろうとは思う。

ただ、一つだけ言うなら、貧困や格差、病気や差別がもたらす恐怖を描いた物語としては素晴らしくあっても、それが稀代のダークヒーロー「ジョーカー」の誕生譚であるってのは、ファンからするとどうなんだろう。
彼の行動には原理や根拠がない(分からない)からこそ、彼は強大で恐ろしい存在であり続けられるのではないのか、と思ったりもする。

…というコトで、作品自体のクオリティからも★4.0個にしたかったところですが、「私の今の心の問題」という個人的事情で3.5個とさせて頂きました。

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キレンジャー

4.0「ホアキン・フェニックス」

2019年10月10日
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映画全体としてはあんまりおもしろくない。構造とか音のタイミング、セレクトとかのディテールめちゃ普通。むしろちょっと退屈。新しさとかすごさはそこにはない。

ジョーカーの映画としてもたぶんそんなにうまくいってない。というかむしろジョーカーの映画じゃなくても狂人であればみたいな感じが構想の段階であったんだろうな、、と感じるくらい。DCファンの人は好きじゃなさそう。途中アメコミなの忘れる。ジョーカーの映画じゃなかった方がクオリティ高かったんじゃないかな。

でもこの映画はすごい。ホアキン・フェニックスが本当にすごい。だから絶対に映画館でみたほうがいい。

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chisako

4.0心震える傑作…‼︎

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

 驚くほど綿密に構成されたシナリオと、ホアキン・フェニックスによる驚異的で狂気的な演技は観る者を震えあげさせる。それは決して恐怖ではなく、神がかり的な物語構成と演出によって沸き上がる心の底からの感動である…

 悪のカリスマ「ジョーカー」の誕生は決して突発的なものではありません。度重なる不運とアーサー自身が持ち合わせている哀しき持病によって段階的に狂っていくのです。
 本作の凄いところは、ジョーカー誕生となる要因がものの見事に絡み合っている点です。最悪とも絶妙とも言えるタイミングで降りかかる数々の不運。そして随所に散りばめられた伏線とともに重なり合っていく物語展開。こんな傑作は何年ぶりでしょうか。

 悔しいですが、ノーラン版バットマンシリーズのジョーカーにも劣りません。
 そして終盤、ジョーカーが誕生する瞬間のあの演出!痺れました…
 オチも素晴らしい。最後まで丁寧につくりあげたのが伺えます。

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D.one

3.5辛く悲しい物語

2019年10月10日
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アベンジャーズなどとは違い人間味があって面白かった。人生何があってもジョーカーのようにはなるまいと感じつつ、悲哀の目線で見てしまった部分は批判されている富裕層の分類になってしまうのだろうか。。
何しろ俳優が素晴らしかった。もはや演技の域を超えている。ファンになった

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つよひよ

5.0現実と妄想、喜劇と悲劇が錯綜する

2019年10月10日
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悲しい

怖い

知的

最初から最後までものすごい濃密な作品でホアキン演じる主人公ジョーカーの演技は恐ろしくて素晴らしくて、笑っているのに泣いている、現実なのか妄想なのか分からない中で鬼気迫るものがある!本作監督のトッドフィリップスと制作のブラッドリークーパー(名優)とがいうレディガガのアリーのコンビが監督と制作をチェンジして挑んだ本作はいろいろとツッコミどころはありますがとても素晴らしい作品です!

映画と関係無いですが、映画マナーの案内フィルムは本編上映直前に流して欲しいですね。マナーの悪い人はギリギリか始まってから入ってくるような人達ですから。
盗撮防止ムービーよりこちらの方が重要ですよ。
また最近、特に持ち込み食品を食べる人が多く、コンビニ袋やスナック菓子のシャカシャカ音させる人がホントに多くて、映画関係者の皆さまには、特にこれの防止啓蒙をお願いしたいです。

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tomクルー

4.0悲しい現実

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

真当に生きようと、障害を抱えながらも夢を追い求め生きて行こうとしているのに、世の中の不景気や、差別、信じていた者の裏切り、辛い現実の中必死に生きようとするのに。歯車は狂いだす・・。
長めの映画で、中だるみしそうでしたが、このゆるやかに崩れていく・・、こうしてジョーカーが生み出されたと思えば、必要な構成だったのかなと思う。

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どん

4.5アーサー・フレック

2019年10月10日
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映像・音楽・ストーリー
全てが最高でした。
しかし、作品とは関係はありませんが
実際、アーサー・フレック本人や
アーサー・フレックと同じ境遇の
人達は、この映画を観ないのでは?

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BOB DAVID SON

3.5知りたくなかった

2019年10月10日
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鑑賞方法:映画館

なんとなく、ジョーカーの過去がこんな風な感じだとは知りたくなかった、かなと、残念。ジョーカーに人間臭さを求めてなかったので。
アーサーからジョーカーになるスイッチとしては数あるなかから一番無難なものをチョイスした感じ。個人的にはもう少しCOOLにしてほしかったけれど、みせられてしまったので仕方がないので受け入れます。
ジョーカーの過去としてではなく、アーサーが踏んだり蹴ったりの日々、もがきながら何かアイデンティティーを求め、裏切られ、別のアイデンティティーを手入れざるを得なかったストーリーは暗くて疲れて共感できるところもあり、ある意味、アーサー王物語としては良作だと思います。

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ベッラ
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