ジョーカーのレビュー・感想・評価
全1162件中、801~820件目を表示
もっとヒューマンな作品だと思ったのに期待外れ。
カメレオン俳優ホアキン・フェニックの役作りが凄まじいが… だだそれだけ。
基本「バットマン」なので展開が見えてしまい、映画としてのストーリー展開の面白さがありません。
元がコミックなだけに、リアルにすればするほど矛盾が出て来てしまい、この場合精神障害がある人は、ああなるしかないの?と真のヒューマン作品に置き換えるのにはかなりの無理がある、そんな後味の悪さ。
今やコミック系の作品があたり前になったハリウッド、この手の作品を映画作品としてワンランク上げたい映画会社の思惑に往生際の悪さを感じました。
これなら、ちゃんとバットマンシリーズの「ダーク・ナイト」のヒース・レジャーのジョーカーの方が良かったし、ホアキンもいっちゃってる系の作品なら断然「ザ・マスター」の方が狂気に満ちていて心が震えた。
魅力ないジョーカー
ホアキンフェニックスは流石の存在感
マスターやビューティフルデイ、ゴールデンリバーなど近年の作品でのホアキンは好きだし
この作品のホアキンも好きだ
だけどこのジョーカーに魅力は感じなかった
こういうジョーカーもどう?
と言われてもこれだとジョーカーの犯罪に
肯定感を生んでしまい、
行動に同情をしてしまう余地があり、
ジョーカーが普通の悪党になってしまう
無軌道に見えながら人間の善意悪意を
試すようなジョーカーは
素性がわからない方が魅力がある
ビューティフルデイのホアキンの方が個人的には好きだ
ホアキンを見るならビューティフルデイをオススメします
「タクシードライバー」をやりたかったのかな?
これは分かれる映画ですねえ。
こういう詩的?な情緒的?な映画はたいてい評価が割れるもんですが、これはまさにそうでしょうねえ。
ジョーカーがなぜジョーカーになったかって話ですから、まあ、いろいろ筆舌し難い悲惨な目にあってジョーカーになったんでしょうねえ、と観る前は想像しちゃいますけど、う~ん...。
少なくとも我々が知ってる、タフで狡猾で心の奥底まで悪に染まっているジョーカーの姿ではなかったかなあ。
この映画に感銘を受ける人も多いと思いますが、残念ながら私はそういう感受性を持ち合わせていなかったようです。
「タクシードライバー」みたいな映画を作りたかったんでしょうか?
デニーロ出てたし...。
ただ、ホアキン・フェニックスの肉体まで変えてしまう演技は鬼気迫るものがありました。
もう、単にカメレオン俳優というのが失礼なレベルです。
追記・・・鑑賞後いろいろ考えてみましたが、最後のシーンの「面白いジョークを考えた」「理解できないさ」的なセリフは、「どうせお前らこんなお涙頂戴のありきたりなバックストーリーを俺に期待してんだろ?」「お前らがこのジョーカーを理解できるわけがないだろ」という、この映画自体がジョーカーのジョークだったんじゃないかと思うようになりました。
この映画に、「傑作だ!」と高評価をつけられること自体がジョーカーの思うツボってことなんでしょうねえ。
ホアキンフェニックス最高
ド派手なアクションシーンは全く無くても、ホアキンフェニックスの演技に完全に見入ってしまった。ヒースレジャーを越えるジョーカーは正直出て来ないと思って射たけど、ホアキンは彼らしい別のジョーカーを完全に作ってくれました。ラストの車の上で唇に血でメイクをした時は鳥肌が立ちました。ただバットマンシリーズの様にアクションシーンが無いので、アクション物と思って観に行かれる方は、ちょっと残念に思えるかも知れません。本当にダークな映画です。
心の元気な時に…
階級社会や貧困・差別に翻弄され、僅かながらも心の拠り所であったモノさえ幻と化してしまった主人公が、最後に辿り着く悪しき覚醒。
「ダークナイト」のヒース・レジャー版ジョーカー(他のジョーカーも同様だが)と重ねてしまうとちょっと違和感があるのは否めない。
ただ、バットマンシリーズの有名どころは何本か観た上で、恥ずかしながらどれも私にはあまりピンと来なかったというのが正直なところなので、純粋に「絶望から生まれる狂気」の物語として堪能した。
やはり何しろホアキン・フェニックスの熱演。ひとまずはそれに尽きる。
とは言え、本当に「救い」のない話(その救いのなさが、結果的に彼をヒーローにさせる皮肉になっている訳だけど)なので、彼の闇に観ているこちらが引っ張られてしまう。
それだけすごい演技であることは間違いないのだが、鑑賞後のこの重さはさすがにキツかった。
あの最後のゴッサムの騒乱も、警察官の銃撃も、覆面の暴徒たちも、この2019年現在においてはとても単なるフィクションとは思えない仕上がりになっているあたりもまたズン、と来る。
私自身、そういう種類の映画が嫌いな訳ではないものの、心の元気な時、余裕のある時に観ていれば、また違った感慨があっただろうとは思う。
ただ、一つだけ言うなら、貧困や格差、病気や差別がもたらす恐怖を描いた物語としては素晴らしくあっても、それが稀代のダークヒーロー「ジョーカー」の誕生譚であるってのは、ファンからするとどうなんだろう。
彼の行動には原理や根拠がない(分からない)からこそ、彼は強大で恐ろしい存在であり続けられるのではないのか、と思ったりもする。
…というコトで、作品自体のクオリティからも★4.0個にしたかったところですが、「私の今の心の問題」という個人的事情で3.5個とさせて頂きました。
「ホアキン・フェニックス」
映画全体としてはあんまりおもしろくない。構造とか音のタイミング、セレクトとかのディテールめちゃ普通。むしろちょっと退屈。新しさとかすごさはそこにはない。
ジョーカーの映画としてもたぶんそんなにうまくいってない。というかむしろジョーカーの映画じゃなくても狂人であればみたいな感じが構想の段階であったんだろうな、、と感じるくらい。DCファンの人は好きじゃなさそう。途中アメコミなの忘れる。ジョーカーの映画じゃなかった方がクオリティ高かったんじゃないかな。
でもこの映画はすごい。ホアキン・フェニックスが本当にすごい。だから絶対に映画館でみたほうがいい。
心震える傑作…‼︎
驚くほど綿密に構成されたシナリオと、ホアキン・フェニックスによる驚異的で狂気的な演技は観る者を震えあげさせる。それは決して恐怖ではなく、神がかり的な物語構成と演出によって沸き上がる心の底からの感動である…
悪のカリスマ「ジョーカー」の誕生は決して突発的なものではありません。度重なる不運とアーサー自身が持ち合わせている哀しき持病によって段階的に狂っていくのです。
本作の凄いところは、ジョーカー誕生となる要因がものの見事に絡み合っている点です。最悪とも絶妙とも言えるタイミングで降りかかる数々の不運。そして随所に散りばめられた伏線とともに重なり合っていく物語展開。こんな傑作は何年ぶりでしょうか。
悔しいですが、ノーラン版バットマンシリーズのジョーカーにも劣りません。
そして終盤、ジョーカーが誕生する瞬間のあの演出!痺れました…
オチも素晴らしい。最後まで丁寧につくりあげたのが伺えます。
辛く悲しい物語
アベンジャーズなどとは違い人間味があって面白かった。人生何があってもジョーカーのようにはなるまいと感じつつ、悲哀の目線で見てしまった部分は批判されている富裕層の分類になってしまうのだろうか。。
何しろ俳優が素晴らしかった。もはや演技の域を超えている。ファンになった
現実と妄想、喜劇と悲劇が錯綜する
最初から最後までものすごい濃密な作品でホアキン演じる主人公ジョーカーの演技は恐ろしくて素晴らしくて、笑っているのに泣いている、現実なのか妄想なのか分からない中で鬼気迫るものがある!本作監督のトッドフィリップスと制作のブラッドリークーパー(名優)とがいうレディガガのアリーのコンビが監督と制作をチェンジして挑んだ本作はいろいろとツッコミどころはありますがとても素晴らしい作品です!
映画と関係無いですが、映画マナーの案内フィルムは本編上映直前に流して欲しいですね。マナーの悪い人はギリギリか始まってから入ってくるような人達ですから。
盗撮防止ムービーよりこちらの方が重要ですよ。
また最近、特に持ち込み食品を食べる人が多く、コンビニ袋やスナック菓子のシャカシャカ音させる人がホントに多くて、映画関係者の皆さまには、特にこれの防止啓蒙をお願いしたいです。
悲しい現実
真当に生きようと、障害を抱えながらも夢を追い求め生きて行こうとしているのに、世の中の不景気や、差別、信じていた者の裏切り、辛い現実の中必死に生きようとするのに。歯車は狂いだす・・。
長めの映画で、中だるみしそうでしたが、このゆるやかに崩れていく・・、こうしてジョーカーが生み出されたと思えば、必要な構成だったのかなと思う。
知りたくなかった
なんとなく、ジョーカーの過去がこんな風な感じだとは知りたくなかった、かなと、残念。ジョーカーに人間臭さを求めてなかったので。
アーサーからジョーカーになるスイッチとしては数あるなかから一番無難なものをチョイスした感じ。個人的にはもう少しCOOLにしてほしかったけれど、みせられてしまったので仕方がないので受け入れます。
ジョーカーの過去としてではなく、アーサーが踏んだり蹴ったりの日々、もがきながら何かアイデンティティーを求め、裏切られ、別のアイデンティティーを手入れざるを得なかったストーリーは暗くて疲れて共感できるところもあり、ある意味、アーサー王物語としては良作だと思います。
虐待・街でのデモ・覆面。。。そして狂的な社会。とてもタイムリーで圧倒的な完成度の芸術映画
アメコミ映画は基本的に観ないことにしているが
この映画は別格だ。観る事を躊躇しなかったし
この芸術映画を観たのは正解だ。 観なかったら後悔しただろう。
前作(ダークナイト)において、故ヒース・レジャー氏は高評価を得ていたが
ジャンキーの演技なので、僕にとって、それは評価外・論外であり、
狂人の極端な演技は差ほど難しくはない。
それに比べ、後半マイケルジャクソンにさえにも魅えた
主人公ホアキンさんの役作りと演技は完璧だ。この映画の背景すべてを完璧に語っている。
そして紙1枚とネタ帳で映画の前提をすべてを表現した脚本も凄い。
楽しいから笑うのではなく、悲しいから笑うのでもない。
彼は感情が高まると泣くのだ。
だから彼は真の”笑い”というものを知らない。
その知らないもので、自分探しをするが
それは残酷でもある。
彼は根っからの社会的弱者・障壁者なので、本来守られるべき人間であるが、
社会が彼を犯罪者にしたのではなく、弱者切り捨てによって作られた隙間に落ちた人間で
妄想好きな狂人
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同じだ。
多々でてくる回想シーンはボッーと観ていると勘違いしそうなシーンで構成されているが、
構図も撮影・カメラワーク・照明もすべて完璧!
オレンジライトとブルーライトをうまく使い分け、綺麗な色彩を演出していた。
構図・音楽・効果音が的確で
非常に考え尽くされた画面と
オープニング・エンドタイトルに至るまで、センスよく
ほんの僅か上映時間が長い気もするが、脚本もピカ一
完成度が非常に高い作品
しかし、冷蔵庫を映すシーンの必要性とカメラの動きの訳
途中に入ったギーィ音の意味が気になったので、監督に訳を聞きたい。
この映画を観たら、鏡に映る対照的な「タクシードライバー」を見直したくなった。
かなりの問題作
だと思いますよ
現代の格差社会を露わにしてるのもあるが、不器用な1人の人間でありながら、誰にでも起こり得る「善と悪」を行き来し、妄想の世界で自分を作り上げていくJOKER アーサー。
やっぱ、人を蝕むのは「孤独」だ
孤独を知った時、凶変し姿を変える
それでも理性が働くか、乱れるか…
多分、世の中には沢山いるだろう…
何をやっても上手くいかない人(と思ってる人)
ホアキンF の演技のコレまたスゲぇ〜事!!
まるでアーサー本人かと思わされる繊細で独特の不気味さと孤独感
👏🏻👏🏻
おそらくアカデミー賞主演男優賞では??😉👍🏻
見ててつらくなる悲惨さ😢
もう最初から可哀想すぎて、見てられないって
シーンがいっぱいあって胸が苦しくなった。
このジョーカーを見てしまったら
報われて欲しすぎてどんどん殺れ〜ってなります😌
ちなみにバッドマンシリーズはダークナイトを前に
少し見たことがある程度なのですが、内容が
よく分からず見るの途中でやめてしまいましたww
しかし!!ちゃんと楽しめました!!
まぁちゃんとシリーズ見た方がバッドマンとの
繋がりが分かるから面白いと思います👌🏻
ジョーカー見終わったあとにバッドマン調べたら
おおおおお!!ってなったので先にバッドマンシリーズ最初から見るべきだったと後悔しました。
これから見る皆様は後悔しないように。
観るのが億劫だったら少しバッドマンについて
調べてから見た方がいいです🦇✨
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この作品は現在の社会問題(貧富の差)から
精神疾患や障害を持った方の見方など、
見終わったあとに考えさせられるものがあります。
日本は銃の所持はできませんが、
海外だったらこれに感化されて殺しをする人
いるんじゃないかな🤔とか考えてしまいました。
何が悪なのか、もう一度自分自身で考える必要が
ありがちなストーリーも 演出と役者の力で素晴らしい作品と なる事を実感する映画
恥ずかしながら、
主演のホアキン・フェニックスを
知らずに観賞しました。
冒頭のカウンセリング中の
泣き笑い?で一気に惹き付けられ
名優デ・ニーロですらただの
脇役、最後までホアキンの演技に
魅了され続けました。
人間は、喜怒哀楽が一つでも
欠けると精神的におかしくなるけど
アーサーは喜と楽がない人生
最後は辛い生い立ちを知り
完全にプッツン‼️
最悪な殺人気の完成です。
なかなか過激な殺人シーンも
あるけど、後味の悪くはない
良い意味の余韻が残る不思議な
作品でした。
伏線
怪演極まりない、ホアキンの演技に加え素晴らしい編集と音楽によってゴッサムシティはリアリティを帯び、観るものの心に迫ってくる。
変質な役は演じるのが簡単に思われがちだが今回のホアキンはそんな軽率な考えは払拭される。
目の奥の内面的な演技は鳥肌もの。
音楽もクロノスカルテットぽい音作りで退廃感を見事に表現。
衣装も惹き付けるものだった。
あの笑い声、しばらく耳について離れない。
これからの世界を予言しているかのような。香港にも通じる政治的な背景も感じ取れる畳み掛けだった。
娯楽、作品、どちらのスタンスで観るか。
映画という娯楽として評価するか、
映画という作品として評価するか。
観る人のスタンスによって、全く逆の評価になってしまう。
娯楽とすると、全く楽しめない。楽しくない。ただただ悲しく救えないアーサーの物語を、淡々と2時間ぶっ続けで観させられる。【ダークナイト】の吹っ切れたジョーカーとは、全くの別物。
作品とすると、演出、演技、全てが素晴らしく、アーサーとして観ている様な感覚にさせられる。現実なのか妄想なのか、何が本当なのかわからない。2時間、世界に引き込まれっぱなし。
同意も感情移入も出来ない複雑な気持ちの自分。ホアキンの圧倒的な演技力に魅せられている自分。状況次第で自分すらジョーカーになりえる恐怖心。観終わった後、なかなか自分の言葉が出てこない。
賛否両論あるが、人を殺める時だけは、紛れもなく今まで観てきたジョーカーだった。
個人的にはこれを超える『作品』に出会うのは、かなり先になると感じるくらいの衝撃。良い意味でも悪い意味でも、この映画を受け入れるスタンスで観に行くと、ずっと記憶に残る名作になると思う。
バットマン80周年にあわせたエピソードゼロ的な
見に行く前にストレスが溜まる映画だと友人に言わましたが、そんなことはなかった。
ジョーカーは私の思い描いていた、人の闇を自然に引き出してしまうような魅力的な部分はなく。
どうしてしまったんだろうと思ったが、あくまでこの作品はジョーカーの誕生秘話であったのだと振り返った。
バットマンの映画ではお馴染みの両親が不良に射殺されるシーンで幼きブルースが出てくるが、ブルースが大人になりバットマンになった頃、ジョーカーはどこまで悪として完成されていくのか、想像したくなる映画であった。
一つの答えとしてみる
ジョーカーの過去を知ることは、彼も人間だったと気づくことなのかもしれない。
悪の天才もかつては、アーサーという名の男として貧しいながら慎ましく暮らしていたのだ。
そんな男が悪に目覚める。そのはじまりを今作は恐ろしいほど美しく描いている。
この先、どのようにジョーカーとして成長していくのか、妄想は広がる。
ダークナイトとのイメージが違いすぎるという意見を見た。
確かにその通りだ。ダークナイトのジョーカーはもっと狡猾で悪の天才だ。それに口も裂けている。
ここから個人の妄想だけど、もしかしたらダークナイトジョーカーは2代目なのかもよ。年齢的にも。
今作のは初代、何年か後にアーサーに感化された2人目のジョーカーが現れる。
みたいなこと考えてたら楽しいよね。
ついでに言うと、スーツの色をオレンジにしたのがいい。オレンジの明るいイメージをまとうことでアーサーの悲しさがより引き立つ。そしてオレンジの補色といえば紫だ。ダークナイトの紫スーツと完全に逆の色にしたのだろう。つまりダークナイトは引きずらないでねってことだ。
全1162件中、801~820件目を表示