劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1174件中、781~800件目を表示

4.0ジョーカーの赤スーツかっこいい

2019年10月12日
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皆さんご存知ダークナイトの主役であるジョーカーがまた主役で登場。今回はエピソードゼロ。

詳細やストーリーラインは省くが、この映画はダークナイトのジョーカーと何も矛盾しない。ジョーカーという設定を忠実に守ったある種スズキジムニーのような映画である。

ダークナイトのジョーカーは自分の傷の生い立ちを何通りも話す。この映画はそのうちの1つであり、全部でもあるのだ。

今回のジョーカーではこの映画で語られた全てが嘘や妄想かもしれないという演出がなされている。

映画というのは大体視点が決められていて、誰にとってのなんだったのかというものが案外明確である。今回はジョーカーの語るジョーカーの話なのだろう。

正直なところジョーカーの話をしている時に全部信じる方がどうかしている。そして、その嘘混じりの話ゆえにジョーカーのイメージを崩していない。ファンに対する最高の配慮ではなかろうか。

ちなみにこれはエピソードゼロなので我々が常に目にするジョーカーとは間違いなく異なる。なぜならまだバットマンが存在していないからだ。社会が産んだ悪が1人に向かう時、またジョーカーとして生まれ変わるのではないかなと思う。

ちなみに映画を見る前にはジョーカーの誕生秘話なんぞ伝説がチープになるからやめて欲しいな、全部語り終わった後で本物のジョーカーが出てきて主人公をぶち殺してくれねえかなとか思っていたが、とりあえず見て意見を変えた。

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祭秀海

5.0(マーティン・スコセッシ+ポール・バーホーベン)x社会性=本作

tさん
2019年10月12日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

期待しすぎたせいか、そこまでガツンとは来なかった。でも傑作であることは間違いない。

本作はマーティン・スコセッシ魂が根底にあります。
従ってコメディ色が極めて強い。シリアスなシーンでもどこかバカっぽく撮られていて、そのバランス感覚はさすが。本作は、これに社会性という調味料をまぶして上手くまとめたなぁ、という印象。

「よくできている」のは間違いないのですが、逆に言えば、そんなに極端に尖ってもいない。
めちゃくちゃ評価が高い理由は、アメコミのお気楽映画目当てで来た客が、予想に反して凄いモノをみせられて沸騰しているだけだと思います。

タクシー・ドライバー。本作は、正にこれを目指した映画だと言わざるを得ない。その点は素晴らしい出来だと思いました。超絶シリアスな雰囲気でもなく、どこかバカっぽい・・・というか現実離れしている(精神異常者アーサーから見た世界が描かれているからか?)。このバカっぽい演出により、観客はハッと我に帰る。「本作はコメディですよ。だから真に受けないで下さいね!」という製作者側のサインがある。この辺り、ポール・バーホーベンっぽい。本作は目くじら立てて観る映画ではないですよー、と。オープニングタイトルとエンドタイトルの出し方とか、完全に観客をおちょくっているとしか思えない。

凄まじい暴力シーンでも、どこかホッとさせるシーンがあるので、安心して観ることができます(笑)。

スコセッシ映画と異なる点は、本作の社会的なメッセージ性の強さだと思う。本作は、民主主義という嘘に対する「怒り」を真正面からぶつけている。

勘違いして欲しくないのだが、本作は格差それ自体に対してではなくて、共感性をあまりにも失ってしまった人々に対する強い怒りが込められている。劇中、アーサーが仕切りに訴えていることは「少しでいいから俺たちに共感してくれ!」ということだけでしょ?彼は「金をくれ!」とは決して言わない。つまり彼は富も名誉も望んでいない。彼が望むのは「共感」だ。

この映画の中で本当に嫌だあなぁ・・・というかムカつく瞬間(製作者が意図的にそう撮っている)って、バスの中の母親とか、電車の中の人たちとか、市の職員、とか、いわゆる「一般常識のある、社会のコードになんの疑問も持たない人たち」の優しさのかけらもない共感のない行動なんですよね。つまり本作で批判されているのは我々なのです。

アーサーは「精神異常者にとって耐え難いのは社会の目だ」と言います。この言葉の真の意味は「精神異常者は社会の目から無視され続け、決して共感されないことが耐え難い」ということなのです。私には彼の気持ちは痛いほど分かります。本当に罪深いのは、何も知らない無頓着な一般人であることを、本作は訴えているのですね。

この人間の共感能力の低下は、社会問題となっている。なぜなら、人間同士の共感性のないところに民主主義など成立しないからだ。これは資本主義も同様だ。

つまり現代社会において、本当はもう民主主義など存在しておらず、体制を守るために多くの人が嘘をついている。これが民主主義の危機の要諦なのであり、本作はこの問題に一石を投じる。

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t

5.0素晴らしい感動作!

2019年10月12日
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知り合いにオススメされて見てきました。
正直ジョーカーってキャラクター自体は、
スーサイドスクワットにジョーカーって出てたっけ?あれ同じキャラ?バッドマン???
て位の無知です。
普段あまり洋画などを見る方でもないのでこのキャストの演技が…!とかもわからず。でも素人でも分かる程、この作品のキャストは才能に溢れており素晴らしい演技をされていて、表情動きひとつひとつに引き込まれました。

予告見た時点では結構怖いのかな?と思いましたが全然そんな事なく、私にとっては胸を打たれる感動作でした。
自分の境遇と似ているからでしょうか?まあそこは人それぞれなので分かる方と分からない方がいるとは思いますが、、とりあえず最後はよかったね…!となりました。こちらも笑顔になりました。
こちらのレビューを少し拝見した所メンタルがやられているときは見ない方がいいとあり、、見た後となっては意味がわからないです。
むしろ元気を貰えましたけどね…

それとなによりかっこいいです。ジョーカーがイケメンすぎて(特に白塗りでタバコ吸うシーンなど)あまり集中出来なかったのでもうあと何回か見てきます。

最高です。

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KAISR

4.0俗っぽい

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

バットマンは『ニンジャバットマン』くらいしか見たことないので、ジョーカーについて知識も思い入れもない。ただ、精神疾患と貧しい母子家庭(母の介護をしている)のせいもあり、毎日が苦しくどこにいっても虐げられている、それでいて町の有力者の浅ましい面も目の当たりにしているという、いかにも哀れな出自と狂気の理由を与えられと、不敵な悪役としては却って俗っぽくならないか? と勝手に気になった。テレビ番組での告白など、ジョーカーが出来上がったあとかと思いきや、もっともらしいこというので、何だかなあと。

話自体は好き。人によると思うが、六本木とか行ってストレス溜まる人間は好きだと思う。もっと陰陰滅滅としているかと思ったら(しているが)、アーサー(ジョーカー)の狂気のトリガーが割と早々に入るので、この調子でジョーカーに変わっていくのね、と妙な安心感があった。これがこの先どうなるのかわからない話だったらもっと怖かったと思う。

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zhiyang

4.0お前らには分からないよ

2019年10月11日
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「糞が!!ゴミみたいな目でこっち見やがって、金持ち共が!!
全部、自己責任だっつうのかよ、このザマを。誰も助けてくんねぇんだぞ。
こんな映画をエンターテイメントとして観てるお前らに、俺たちを理解できるわけねぇだろ!!!」

いつしかジョーカーのメッセージは、映画を観てる我々に向けられているように感じた。

特にテレビショーにシーンは、わざと引きアングルにして、映画館の観客をショーの観覧者と同じ立場にシンクロさせているのかと。。。
あくまでジョーカーはあっち側の人間。こっちの人間にはあっちの人間のことが理解できない。でも、一番の弱者に手を差し伸べられる社会じゃないと、ゴッサムのような歪みが生じる。それは、小さくも大きくもどの国でも起きていること。

あぁ、数年はこの映画のことが頭に残るだろうなぁ。

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Nawabito

3.5「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホア...

2019年10月11日
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「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。バックミュージックが異様でストーリーを不気味にする、、復讐者。ヒーロー。どう感じるか?。あっという間に終わってしまったが、決して楽しんで観る作品でなかったのです。

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てかる

4.0道化師

2019年10月11日
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バットマンシリーズの名悪役、ジョーカーの誕生をホアキン・フェニックスが演じる。
母子家庭で母親の面倒を見ながら、道化師の仕事をしているが、目指しているのはみんなから注目されるコメディアンだった。
テレビの人気司会者(ロバート・デ・ニーロ)に憧れており、声をかけてもらっただけで有頂天。
しかし同僚にだまされて仕事をクビになり、母親の秘密を知ったりしたことで、精神のバランスが崩れていく。
格差社会が内包する危機の足音が聞こえた。

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いやよセブン

4.0アメリカで物議醸すのが理解できる

2019年10月11日
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アーサーがジョーカーとして覚醒していく様は
ゾクゾクしてしまいました。

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スミちゃん

2.5辛いわぁ。。

2019年10月11日
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辛いわぁ。
なんかもう辛くて見てられなかった。

バットマンとかジョーカーとかアメコミ原作の知識は全くない。だから孤独や貧困から犯罪者へと転がり落ちていく1人の男の話として見てたけど、ほんとに辛かった。
あんなことにならなくても、なんとかならなかったものか。周りの裕福な人にも感情移入出来んけど、明らかに道を踏み外していて、単純な同情も出来んと思った僕は冷たい人間なのだろうか。暴力。憎しみ。他者への共感の欠如。分断の時代と言われる今日だからこそ、こんなに見ていて辛い気持ちになったのかな。

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village

1.0JOKERの名を借りた低予算C級映画 ただただつまらない

2019年10月11日
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どうしてもダークナイトと比較してしまうのが悪いのであろうか
いや、贔屓目にみたとしてもただの低予算スピンオフ金集め映画としか感じない
途中で席を立とうかと思ったのは久しぶりだった

芸術性があるだろ?といいたいようなマッドでなく変な演出演技
ここが見せ場ですよ感動してねというようなわざとらしいシーン
薄すぎる内容なのに、that's lifeを流してしまうとは

いろいろな映画やドラマを見ている人は感じるかもしれないが
その変な演出演技さえ全て借り物で、使い方に統一性や信念というものがかんじられない

はっきりいって軽薄で根性が悪い映画だ

ぜひ見に行って金をどぶになげいれてみてください

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ねこまる

0.5ばかにすんな

2019年10月11日
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アーサー・フレックとかいう人の物語ではあったけど、俺の見たいジョーカーじゃなかった。
あんなわかりやすい不幸な背景がジョーカーの発端だとしたらがっかりだね。
あの程度で狂ってたら世界は狂人だらけだぞ。
同情すら寄せつけないのがジョーカーなんだよなあ。
こんなのに賞あげるベネチア映画祭は品位を落としたね。
予想を超えることが全くおきなくて、3回くらい寝た。

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kozoi

5.0卒業論文のテーマにしようかな

2019年10月11日
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見終わった後、「最高」っていう形容はおかしいよね。
ただ、ものすごい傑作です。
世界中の人が見るべきでしょう。
なぜか。
それは今、世界中で起きていること
だからだと思います。
今世界で起こっていること?
それを私たちは探究するべきなのです。

でも。でも、「論理」以前一つだけ、大切なこと。

温かいハグを、みんなで。

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きちそん

3.5確かに演技はすごいが...

2019年10月11日
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恵まれない人や辛い事のある人はとてもとてもたくさんいて、
悪人である事を正当化は出来ないでしょう。

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たけたけだ

3.0う~ん

2019年10月11日
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個人的に
映画「タクシードライバー」を
もう一回見たような気分でした。

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taka

5.0見終わって、まず疲れた。どっと疲れた。 鑑賞中は、展開に驚き、呆気...

2019年10月11日
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悲しい

見終わって、まず疲れた。どっと疲れた。

鑑賞中は、展開に驚き、呆気にとられた。

鏡を通して自分を観ているような時もあって、苦しかった。

でも、それは同時に癒しでもあった。

崩壊したアーサーは、美しかった。

しなやかな野生の動物のように。

美しく舞った。

それが悲しかった。

これは全部ジョークだよって言っているかのように、映画の中で起こっていくショキングな出来事。

そして、観賞後、この映画から、これは全部、現実なんだよ、一つ一つの現実を切り取って繋ぎあわせたんだよ、と言っているように感じた。

人にとって、母親、父親というのは、余りにも大きな存在なんだと痛感した。

母親の言葉に痛々しいほど従って、怒りや憎しみを抑えて、いい人(ピエロ)を演じる。

自分に嘘をつき、それが無意識に蓄積されて、
悪循環が起きていることに気づくことも出来ず、崩壊していくアーサー。

そんな風に見えた。

最後の、顔がアップのシーンのホアキンが一番好きです。

ジョーカー?アーサー?ホアキン?そんな気持ちにさせられた。

忘れられない表情です。

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まゆとよ

2.5平凡な映画

2019年10月11日
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単純

ウェブ記事の軒並み大絶賛に影響されて見に行った。
結果、平凡な映画という印象。どこで心を動かされたら良かったのか、わからなかった。
主人公が、失望により、悪に手を染めていくのは共感できず。何と言っても、悪の大スター、ジョーカー様である。後世にあれほどの壮大な悪事を為した人物だ。人間や社会への失望が悪の契機だったのはわかるとしても、それだけか?ジョーカーならば、悪の禍々しい世界に入り込み、自らを構築し、とてつもない強さを放つ姿を見せてほしかった。
ホアキンの弱々しい涙目の泣き笑いでは悪の大物になれるとは全く思えなかった。まもなく潰れる小物でしかない。この映画は単純すぎる。人の、悪への嗜好や資質が描かれていない。
この映画のジョーカーは人格が常人とあまり変わらない。唯一優してくれた友人を殺さずに見逃した彼はマトモである。
描かれてる世界は、今の日本も似たようなものだ。しかし、日本ではどんなに深く怒りや不満が堆積しても、社会の暴動は起きないので、より深く病んでいると言えるだろう。
興奮がない映画。日常にいそうな隣人の破綻をのぞき見て、ああメンタル病んだ人に銃を持たせたら危ないなーくらいの感想しか受けることができなかった。

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卯之吉

4.0この人生以上に硬貨な死を

2019年10月11日
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こんにちは、LEOです。

本日「ジョーカー」を見てきました。

かなり前から予告があったし、かなり惹かれる内容そうだったのでとても見たかった作品でした。

内容ですが、主人公フレック(ジョーカー)はその日暮らすのもやっとな生活をし、ピエロを生業としていました。
しかし、ある日を境に立て続けに彼を不幸が襲い、自分の生い立ち、人生を考える事となります。
そんな彼を見た民衆が、今の街情勢に怒りを表し、彼を祭り上げ、また彼はそれにより感化されジョーカーとなると言うような内容となります。

感想ですが、バットマンのイメージでいくと全く違う、どちらかと言うと社会派映画に近い感じでした。
役者魂が凄く、かなり迫力もあり、また自分の人生観も考えさせられたりもします。

かなり考えさせられ、シリアスな感じなので映画を楽しみたい方は是非見てみてはいかがでしょうか?

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LEO

4.0しんどい

2019年10月11日
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しんどい
観るの疲れた

ダークナイトのジョーカーの誕生話かと思ってたらそういうわけでもなかったのかな

普通の人(語弊があるかもだけど)もしくは金持ちが環境と境遇で狂気に落ちていくならまだしもって言ったらあれだけど、
なんか精神疾患があるとやっぱりやばいやつになるんだよっていうのを見せられた気がしていい気がしない。
トゥレット症候群なのかな?
そういう人に環境良くしてあげないと、マジでやばいやつになるよっていう映画?
んー。
精神疾患をつけられてるってことは、病気なわけで、
ない人との同じ目線でそもそも見れてないから、自分がおかしいのか、世間がおかしいのかっていう議論ができないと思うんだよね。(精神疾患認定しているのは普通?の人間だからそっちの人間がおかしい?って言いたいのかもしれないけど)

貧困は精神疾患のせいとでも言わんばかりだし、やっぱりやばいやつは貧乏ってこと?

貧困目線のヒーローの誕生?
精神疾患の人が貧困代表みたいな描き方どうなのかな。。。

でもそれは結局、ジョーカーのジョークってことなのかな。自分の人生も作り話ってこと?

そういうことじゃないのかもしれないけど(もはやよくわからないけど)なんか観てて気分のいい映画じゃなかった。
演技力も良すぎて気持ち悪かった。

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sayu

4.0笑みと無表情の裏で

2019年10月11日
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バットマンとジョーカー、闇と光、善と悪、虚構と真実、アーサー・フレックとジョーカー、ブルース・ウェインとバットマン、無表情と笑い、富と貧困。

これははコインの裏表のように真逆でありながら、くるくると何度もひっくり返される度に互いが同じものであると認識されていく。

これはティム・バートン版バットマンで描かれたことだが、バットマンの登場しない本作でもジョーカー=バットマンであることが否応無しに突きつけられるのだ。

人は誰しも表の顔と裏の顔、表情とは違う心情をかかえていたりもする。
ダーク・ファンタジーであったバートン版と違い、あくまで現在のリアルに根付いた『ジョーカー』は人の笑みや無表情の裏の感情を想像できない事が何を引き起こすかを物語っている。

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たら印

4.0悲愴感

2019年10月11日
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アーサーの生い立ち、環境から来る悲愴感は凄まじかった。
なるべくしてなった哀しい犯罪者。

昔、心理学者の河合隼雄先生が講演で
西欧人は何となく人と繋がるという事は無いから、
神との繋がりが無くなったら凶悪犯罪者になるしかない、と仰っていましたが、
孤独と希望を失う閉塞感がいかに無関心な周囲に憎悪を生むか体現していた。

日本でも孤独や絶望からくる無差別殺人は起こるけれど、あの人達もそうだったのだろう。

だけど狂気はヒースレジャーの方が凄かった。

ホアキンフェニックスのジョーカーは同情や共感できるので、サイコパス的な底無し狂気は感じなかったなあ。

だけど今のアメリカの突き進む姿に警鐘を打ち鳴らす意味で秀逸でした。

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ゆうすい
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