ジョーカーのレビュー・感想・評価
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生涯ベストに入るくらい
予告編を観て、傑作の臭いしかしなかった。
そしてベネチア映画祭金熊賞受賞の報道があり、
ますます期待が高まり、公開後の評判も良く、
観る前からハードルがかつてない程上がっている状態で観た。
その上がりきったハードルを、軽々と超えてしまった・・・
まいった・・・衝撃的だった。
生涯ベストに入るくらいやられてしまった!
演出も演技も全てが完璧!
なんといってもホアキン・フェニックス!
彼の神懸った演技は素晴らし過ぎます!
個人的に一番印象に残っているシーンで、
特に雇われ主であるボスに、心無い酷い事を言われた時の
狂気に満ちたなんとも言えない表情の笑みには鳥肌が立ちました。
故ヒース・レジャーが演じたジョーカーすら霞んでしまう。
この作品の良さを上手く伝える事が出来ない、
ボキャブラリーのない自分がもどかしい!
ただ言える事は、まだ未見の方は是非
マーティン・スコセッシ監督作品で
この映画にも出演しているロバート・デ・ニーロ主演の
「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」
を観てから劇場に足を運んで下さい。
その方がこの作品をより楽しめます。
そしてバットマンの本名が”ブルース・ウェイン”
という事も頭に入れておいて下さい。
この作品はちゃんと「バットマン」に続いています。
優しいアーサーへ日常、憧れ、夢、過去がねじれるように重なり合い、逃...
映画史に刻まれる衝撃作
嫌な映画
ジョーカーの開花を待ちわびる
貧困、失業、社会格差、虐待、差別…社会問題の詰め合わせ。ダークナイトシリーズ以上に暗く重い世界観とシナリオです。
不幸の連続の果てに悪が目覚めるのではなく、最初は追い詰められては悪事に手を染め、徐々に衝動的に、最後には息をするように犯罪を犯す…というように段々ジョーカーに変貌していく様が生々しい。
不穏なBGMとともに悪事に手を染めるたびに、いつジョーカーになるんだ?とワクワクしてさながら観ていましたが、やはりおなじみのスーツに身を包んで登場したシーンは胸が熱くなりました。
ああ遂に怪物が生まれてしまった…と。
ヒース・レジャーのイメージが強いので、あれがあのジョーカーになるのか…
狂気はともかく、ジョーカーってもっと知的な犯罪者じゃなかったっけ?
という疑問はちょっとありますが、彼がバットマンと対峙する話は是非観てみたいところです。
ブルースとの年齢差が結構あるので、今作に登場したブルースがバットマンになる頃にはジョーカーはじいさんになってそうな気もしますが。
☆ラ○ライブ☆オルタ☆(R15指定)(ネタが分かる人向け感想)
「非推奨、ミスマッチの人」
・ダークヒーロものが観たい→主人公はヒーローではないです。
・部下を引き連れて大暴れするジョーカーが観たい→DC映画、マーベル映画のようなアクションシーンはないです。
・悪をもって巨悪を制する感じなの?→違います。単純な結論はないです。
・暴力的な映像はダメ→この映画に向きません。観ないで下さい。ラブラ○ブを観ましょう。
「推奨、おすすめの人」
・社会派なの?→はい、社会派映画です!
・バットマン観たことがないけど話分かる?→シリーズ知らなくても内容分かります!
・つまらない映画、お説教くさい映画なの?→演技、編集、構成、劇伴の妙。テンポが良く映画に引き込まれます。退屈しません!
・グロテスク表現は嫌だ→殺人シーンはありますが、「手足や首を切断、皮膚がケロイドになる、内臓が飛び出る」ようなキツイ表現はないです。
・なぜラブラ○ブ?→ジョーカーが夢を叶えた物語です。むしろラブライバーはこれを受け入れる度量を持ってくれ。全員観よう!
まとめ:合う人100点、合わない人0点。
余談:私も「もう若くないし、周りのお客さんとの年齢も離れるし」とラブ○イブからの他界を考えていました。
しかし、今では心機一転!悪党を×××したような清清しい気分です。まだまだ体を鍛えて現地参加するぞ!!
拙者wオウフw早速にチケット申し込んでしまったでござるwww(ニチャア)
とにかく、演技力が凄かった。
胸が締め付けられる
悲劇的で喜劇的な悪のカリスマ''JOKER''の誕生秘話
109シネマズ川崎のIMAXにて鑑賞。
映画「ダークナイト」で一躍脚光を浴びたヴィラン、ジョーカーが何故悪に染まり、何故「ジョーカー」と名乗るようになったかがこの映画を観ればわかる。
その様はあまりにも悲劇的で、喜劇的。
時折目を覆いたくなるような現実の悲惨さを目の当たりにしながらも、笑うことをやめず、「悪のヒーロー」なんかではなく、「コメディアン」としての己を貫き通すアーサーの姿、笑い声に終始ゾッとせざるを得なかった。
でもアーサーの壊れていく姿を見ていくと、これらに正当性を感じてしまう自分がいた。
こんなにも辛いことがあったのなら誰しもが「ジョーカー」になってしまうような気がしたのかもしれない。
そして、いつしかアーサーを応援している自分がいた。
今作はそういう描かれ方をしていたので仕方の無いところもあるだろうが、どうしてもゴッサムの富裕層が自分には悪にしか見えない。
ただ、個人的には今作はそこまで思っていた程衝撃作ではなかった。
確かにあまりに惨い彼の半生には同情し、恐怖をも感じさせられたが、あまり予想の範疇を上回らなかった。
勿論凄く面白かったのだが、あまり彼のする行動に意外性や衝撃を感じなかった。
「まぁそりゃそうなるわな」という感じ。
やはり「ダークナイト」の方がかなり衝撃を覚えたし、その半生も生い立ちも全てにおいて「謎」であったことも、またカリスマ性を引き立たせていた気がするし、ジョーカーに対立するバットマンという存在もいたお陰で面白かったなぁと思った。
やはり少し思ったのだが、ホアキンとヒースのジョーカーはこれはまた別物だなという感じ。
それぞれに別の良さがあり、特にホアキンのジョーカーの笑い声は、なんだろうな。あんな笑い方出来る人あの人くらいしかいないんじゃないかな。
笑ってるのに全然笑ってるように見えないし、笑い声の中に哀しみや怒りなんかも感じる事が出来るし。
そんなわけで、名優ホアキン・フェニックスの「JOKER」は、凄く面白かったです。
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