ジョーカーのレビュー・感想・評価
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カリスマの誕生
なんなのだろうか
映画『ジョーカー』を観てきました。
皆さんの評価はやたらと高いようですが、わたしにはとてもそれほどの作品には思えませんでした。
ベネチア映画祭の金獅子賞という触れ込みですが、この種の映画祭にはありがちな、判り難い映画です。判り易ければいいと言うものでもありませんが…。
恵まれない境遇にあるアーサーが、凶悪なジョーカーへの変貌していく過程が描かれるのだが、そこで主張したかったのは何なのか。
理不尽な暴力に晒されて、地下鉄の中で3人の証券マンを殺すことになるのですが、それも、結局銃を持っていたがために、偶発的に殺してしまい、そのことにより、また自らの怒りが増幅されたように見える。
また、母親の問題の絡んでおり、バットマン(ブルース・ウェイン)との因縁なども描かれているのだが、とても感情移入できるものではない。
根底にはゴッサム・シティにおける格差の問題が大きく横たわっているのは判るのだが、それならそれで、別の描き方があるように思う。
スカッとした
アメコミ映画というジャンルを超えた社会派映画
本年度アカデミー賞本命と話題の本作
格差社会の中、職を解雇され日常生活でも問題抱え窮地に追い込まれつつも、夢を持ち続け生き抜こうとする、変わり者と他者に受け入れられないアーサーに共感、胸を締め付けられた
アメコミ映画というより社会派ドラマとしてズシリと心に響いた
人と違う一面覗かせ周囲から冷めた反応されても、見下されても夢に向かって挑戦続けるアーサーの様な人物と思い合い平等な社会になるよう切に願う
監督はホアキン・フェニックスにアーサーを演じてほしくて脚本を書き、ホアキン・フェニックスは人生は簡単ではない事を描きたかったと話している
様々な角度から社会問題を取り上げ、何故アーサーはジョーカーになってしまった背景が描かれており、興味深く惹き込まれた
クソ映画でした
俳優つまり演技は、凄かったなあ。
こんな感じで、狂気に落ちていく様子を演ってくれ、って言われたからできるってもんじゃない。
動きの全てが、壊れていく精神を表している感じはすごい。それも、一気にではなく、徐々に徐々に。そこは、ホントに尊敬だ。
ロバートデニーロが出ているのは、「ディアハンター」との対比というか、リスペクトなのだろうか?
場面ごとの撮影も見事だし、音響と音楽で心理状態を示すって点でも、恐れ入った。
しかし、それだけに、この話は、いったい誰のための、何の話なのか? と真剣に考えてはしまう。バットマンの敵役ジョーカー、あんなヤツがどうして生まれたか、気になるでしょうってか?
それを知ると、バットマンシリーズというヒーロー物を観る姿勢が、大きく変わるのか? 不幸な境遇を知って、悪事を働くなもさもありなんと思いながら観るのか? そんなこと、ないだろうな。
そんなわけで、本作が、ヒーロー物の一部として作られた意味は、自分にはちんぷんかんぷんだった。なので、失礼な書き方になってしまったが、自分にとっては、クソ映画でした。
惜しくない? こんなにすごい演技、撮影、音響してるのに。
名作。最後なければ。
彼の人生は悲劇か、はたまた喜劇か
そこに救いはないのか
魅力ってのはこう言うことをいうのさ、、、
たぶん誰もが知っているヴィラン。ジョーカー。
初登場は今からおよそ80年前(wiki調べ)マジ?w
それなのにこんなにも洗練されていて人々を引き付けるのはなぜなのか?
初めてジョーカーを観たのは小学校の頃に上映された(年齢がバレるw)「バットマン」を見た時に全身タイツの様な男(バットマン)と真っ白な顔の男(ジョーカー)が闘うという内容をみて「ふーん」程度の感想であった。特にバットマンはダサいし、ジョーカーもヤバいダサさを子供ながらに感じていたし、ストーリーも追いかけている様で理解していなかった模様w
しかしサントラはカッコよくずっと聞いていた模様w(バットマーン♪)
なので「バットマン・ビギンズ」はスルーw
しかし何を思ったのか「ダークナイト」のパッケージのカッコよさに劇場へ。
たぶん史上最高のジョーカー(ヒース・レジャー)を目の当たりに、、、。
「昔見た白塗りのぼってりしたおっさんとえらい違いやw」
シーンから滲み出る悪のカリスマ性がとにかくカッコよく、夢中になった。
今作の評価とはズレているかもしれないが、ジョーカーのそんな魅力がホアキンにもしっかりと息づいており、ワンシーン事にジョーカーに近づいていた。
原作とは(原作も設定があっちにいったり、こっちに行ったりしているらしいですが)設定が大きく違い、かなり母親想いであったり、色々と哀しいないようがあり徐々にダークサイドに堕ちてしまった様なニュアンスが感じられ、その点では違和感(ジョーカーは根幹にはとんでもない悪が潜んでいるイメージ)がある。
とはいえ、ホアキンの役作りには驚きを隠せず、裸のシーンではかなりの減量にちょっとびっくりした、また笑うシーンでは最初は気になっていたが、次第にそれさえもスムーズに受け入れている自分がいた。
大きな出来事が起きたりする事はないが、いかにして世界中の人を惹きつけて止まないヴィランが誕生したのか?
またあなたはこれを見て何を感じるのか?自分は少し泣きそうになったw
今までこのジョーカーという役に多くの俳優が命を削ってきたが、今回もその演技に震えると思う。もはや演技ではないとも思う。
まだまだこの魅力的なヴィランは多くの人を魅了していくと思うが、出会った時から以上に長い間付き合っていく事になるだろう。
全くおすすめしません
この作品を一生忘れることはないだろう。 DCコミックの悪役の誕生秘...
この作品を一生忘れることはないだろう。
DCコミックの悪役の誕生秘話にしては余りある内容だ。
未だかつてこんな感情を抱いたことがあっただろうか。
悲惨で恐ろしい映画はごまんとあるが、この作品は全然種類が違う。
ゴッサムシティ、ホワイトフェイス、ジョーカーの不気味でセクシーなダンスとときどき垣間見える彼の上品な所作、そしてどうしようもない絶望。
それらがスタイリッシュな映像で映し出されるとともに、途中何度かフランク シナトラの“That's life”が流れるが、希望とユーモアを感じられるそのメロディに余計に心がかき乱される。
恐怖と悲嘆にくれて目に涙を溜めながら無理矢理笑ってみるような感じ、とでも言えば少しは説明がつくのではないか。
もしかしたら、それが「道化」の正体なのか。
それからもうひとつ、孤独と貧困がもとになっているであろう犯罪は私たちの社会でも現実に起きている。
これはけっして対岸の火事ではないということも深く心に留めておかなければ。
最後に、主役のホアキン フェニックス、監督のトッド フィリップスには最高の賛辞を贈りたい。
十代の私にはまだ早すぎたかも
アーサーという一人の男の物語でありながらも蓋を開ければは波瀾万丈。
劇中では終始報われない人間ではあるものの英雄と称えられるまでのプロセスが過激すぎるかもしれないがリアリティに溢れている。
理不尽や病気、自らのミスで自分を追い込んでしまい、社会から除け者にされるアーサー。終盤にかかる辺り、悲劇と喜劇が入れ替わるのが自然と伝わってくる
ジョーカーは社会的地位の低い人々の不満がアーサーのメイクとなり、富裕層へ立ち向かうために創り上げられた純粋と邪悪の入り交じった化身。バラエティーに出演した際も、ジョーカーは「俺を(貧困層の代表として)馬鹿にするために呼んだのか!報いを知れ!」と言っていたが、裏を返せば人々の社会への不満を代弁していたのかもしれない
アーサーは殺人を犯したものの、それは単に「殺人」ではなく、「自分を守るための行為」であるのではないか
表面では悪事だが、内面は正しき行為であり、ジョーカーの言う通り、主観で決めつけるのは人間の悪い癖である
マスメディアがそれに該当するだろう
貧しさが主人公であれば豊かさは敵である。人々がアーサーを褒め称えるのも無理はない
人生経験が豊富でない私は映画の趣旨は理解できたがアーサーにあまり同情できなかった。これは人生経験がものを言うのかもしれない
ダンシングピエロ
ジョーカーを作るのは社会の闇
残ります
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