ジョーカーのレビュー・感想・評価
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彼の人生は悲劇か、はたまた喜劇か
人気シリーズ「バットマン」の最狂の敵「ジョーカー」のアナザーストーリー。 生い立ちをなぞると悲劇しかない。 だから彼は笑っていたくて皆んなに喜んでほしかった。 でも理解されることはなく、馬鹿にされたり突き放されたり。 彼が自らジョーカーになったのではなく、ゴッサムシティが彼を創った。 とにかく観ていてずっと息苦しかった。 買ったコーラが不味く感じる映画です。
そこに救いはないのか
重い作品でした。 ある程度は覚悟していたので心の傷は小さいけれど。 心無い言動の積み重ねや隠されてきた事実が被害者には着実に積み重なり、やがて暴走に繋がる、という図式が解りやすい縦軸としてあると感じたのでストーリーがスッと入ってきて観やすいです。 病気と狂気の境目が失われる感覚がちょっとキますね。 そして演技がもうスゴいです。 弱さと狂気がぐちゃぐちゃです。いい意味で。 狂気の悪役の誕生秘話ですから、これくらいやってくれて良かったです。 ただ、解っていてもやはり重くて私にはちょっと辛かったのでこの評価ですが、作品は傑作です。
魅力ってのはこう言うことをいうのさ、、、
たぶん誰もが知っているヴィラン。ジョーカー。 初登場は今からおよそ80年前(wiki調べ)マジ?w それなのにこんなにも洗練されていて人々を引き付けるのはなぜなのか? 初めてジョーカーを観たのは小学校の頃に上映された(年齢がバレるw)「バットマン」を見た時に全身タイツの様な男(バットマン)と真っ白な顔の男(ジョーカー)が闘うという内容をみて「ふーん」程度の感想であった。特にバットマンはダサいし、ジョーカーもヤバいダサさを子供ながらに感じていたし、ストーリーも追いかけている様で理解していなかった模様w しかしサントラはカッコよくずっと聞いていた模様w(バットマーン♪) なので「バットマン・ビギンズ」はスルーw しかし何を思ったのか「ダークナイト」のパッケージのカッコよさに劇場へ。 たぶん史上最高のジョーカー(ヒース・レジャー)を目の当たりに、、、。 「昔見た白塗りのぼってりしたおっさんとえらい違いやw」 シーンから滲み出る悪のカリスマ性がとにかくカッコよく、夢中になった。 今作の評価とはズレているかもしれないが、ジョーカーのそんな魅力がホアキンにもしっかりと息づいており、ワンシーン事にジョーカーに近づいていた。 原作とは(原作も設定があっちにいったり、こっちに行ったりしているらしいですが)設定が大きく違い、かなり母親想いであったり、色々と哀しいないようがあり徐々にダークサイドに堕ちてしまった様なニュアンスが感じられ、その点では違和感(ジョーカーは根幹にはとんでもない悪が潜んでいるイメージ)がある。 とはいえ、ホアキンの役作りには驚きを隠せず、裸のシーンではかなりの減量にちょっとびっくりした、また笑うシーンでは最初は気になっていたが、次第にそれさえもスムーズに受け入れている自分がいた。 大きな出来事が起きたりする事はないが、いかにして世界中の人を惹きつけて止まないヴィランが誕生したのか? またあなたはこれを見て何を感じるのか?自分は少し泣きそうになったw 今までこのジョーカーという役に多くの俳優が命を削ってきたが、今回もその演技に震えると思う。もはや演技ではないとも思う。 まだまだこの魅力的なヴィランは多くの人を魅了していくと思うが、出会った時から以上に長い間付き合っていく事になるだろう。
全くおすすめしません
評価が高いので観てみましたが、残虐かつ面白なさ過ぎて、途中で帰ろうと何度も思いました。 鑑賞後も、後味が悪く、気分の切り替えに他の素敵な作品を観る必要があると感じました。 気分転換や楽しい気持ちで映画を観たい方には、全くおすすめできません。
この作品を一生忘れることはないだろう。 DCコミックの悪役の誕生秘...
この作品を一生忘れることはないだろう。 DCコミックの悪役の誕生秘話にしては余りある内容だ。 未だかつてこんな感情を抱いたことがあっただろうか。 悲惨で恐ろしい映画はごまんとあるが、この作品は全然種類が違う。 ゴッサムシティ、ホワイトフェイス、ジョーカーの不気味でセクシーなダンスとときどき垣間見える彼の上品な所作、そしてどうしようもない絶望。 それらがスタイリッシュな映像で映し出されるとともに、途中何度かフランク シナトラの“That's life”が流れるが、希望とユーモアを感じられるそのメロディに余計に心がかき乱される。 恐怖と悲嘆にくれて目に涙を溜めながら無理矢理笑ってみるような感じ、とでも言えば少しは説明がつくのではないか。 もしかしたら、それが「道化」の正体なのか。 それからもうひとつ、孤独と貧困がもとになっているであろう犯罪は私たちの社会でも現実に起きている。 これはけっして対岸の火事ではないということも深く心に留めておかなければ。 最後に、主役のホアキン フェニックス、監督のトッド フィリップスには最高の賛辞を贈りたい。
十代の私にはまだ早すぎたかも
アーサーという一人の男の物語でありながらも蓋を開ければは波瀾万丈。 劇中では終始報われない人間ではあるものの英雄と称えられるまでのプロセスが過激すぎるかもしれないがリアリティに溢れている。 理不尽や病気、自らのミスで自分を追い込んでしまい、社会から除け者にされるアーサー。終盤にかかる辺り、悲劇と喜劇が入れ替わるのが自然と伝わってくる ジョーカーは社会的地位の低い人々の不満がアーサーのメイクとなり、富裕層へ立ち向かうために創り上げられた純粋と邪悪の入り交じった化身。バラエティーに出演した際も、ジョーカーは「俺を(貧困層の代表として)馬鹿にするために呼んだのか!報いを知れ!」と言っていたが、裏を返せば人々の社会への不満を代弁していたのかもしれない アーサーは殺人を犯したものの、それは単に「殺人」ではなく、「自分を守るための行為」であるのではないか 表面では悪事だが、内面は正しき行為であり、ジョーカーの言う通り、主観で決めつけるのは人間の悪い癖である マスメディアがそれに該当するだろう 貧しさが主人公であれば豊かさは敵である。人々がアーサーを褒め称えるのも無理はない 人生経験が豊富でない私は映画の趣旨は理解できたがアーサーにあまり同情できなかった。これは人生経験がものを言うのかもしれない
ダンシングピエロ
なんで俺金払ってこんな重い気持ちにならなくちゃいけないんだよ。 俺にとってバットマンは50年来のヒーローであり、スターウォーズや他のアメコミとは一線を画すのね。これは理屈じゃないの。でも今日はバットマンの活躍に疑問を持ってしまったのよ。能天気なヒーローが懲らしめる悪者、悪者になる前に救うのが本当のヒーローなんじゃないか?なんて… 半裸で踊るピエロがキモく嫌悪感あったのに、ジョーカーになってから踊るシーンはキレキレでカッコいい。ハーレィクインが惚れちまう理由がわかった気がする。
ジョーカーを作るのは社会の闇
明るく楽しい映画が好きなのでちょっと観るのを敬遠しておりましたが、大ヒットしているので気になり観てまいりました。 たしかに救いようのないほどのネガティブなストーリーでしたが、なるほど大ヒットしていることだけありますね。とても面白かったです。 映画は登場人物に共感できるかどうかが物語に入り込める重要なキーだと思いますが、この映画がヒットするということは誰しもが少なからず世の中の理不尽さに気づいているからかのかもしれません。けして犯罪は許されませんがついつい主人公ジョーカーの応援をしてしまうのは、法律では正義とされる権力の中に潜む社会の闇のせいなのでしょうか。 見終わった後の余韻がハンパない映画です。
残ります
これは 完全に 鬱になります。 けど 心に 暗く残ります。 もしかしたら、 同じ環境におかれたら 自分も同じになるのでは?とも。 これは 主人公に 完全に共感した事になるのでしょうね。 落ち込んでいる方には お薦めしませんが。
「ブチ上がった」
今年120本目。 笑い方が秀逸。ホアキン・フェニックスよくあんな演技出来るなと驚きです。「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスの弟。兄弟で凄い。 リバーは1993年に23才の若さで亡くなりましたが薬物過剰摂取で、酒もタバコも肉も食べないヴィーガンがなぜ? 毒親の理想に巻き込まれたおかげで、と後はネットですぐに調べられます。 脱線しましたが、ホアキンはオスカー確実視されてますね。それだけの演技だったと思います。 演技と共に音楽が良かった。派手な音は少なく、重厚な音楽がアーサーが悪に染まって行く演技に非常にマッチしていました。 「ターミネーター」も素晴らしかったんですが、こちらは全く別のジャンルで突出した作品でした。ジャンルで言うと心理ドラマですね。 この作品見ると、映画はやめられないと感じました。
虚無
ホアキンフェニックスの一人芝居を観るような映画。 笑い方、タバコの吸い方、どれも堂に入っていて見事だった。映像が流麗で綺麗。 ダークナイトのジョーカーはエンターテイメントのジョーカーだったと再認識。 こちらは、もしかしたら、身の周りにいるかもしれないジョーカー。 バットマンと闘えるとは思えないが、狂気を伝染させる怖さがあるところが恐ろしい。 どちらも、記憶に残る名演です。
守るものがあるということ
社会生活を営む人間は、守るものがあることで常にルールに縛られていということを意識させられる映画。 強い者とは守るものが多い者である。 ルールを守ることによって人はその持ち物は守られている。 それに対して弱い者がとりうる抵抗、自分の存在を主張する手段とはノーガード戦法、ルールを無視した戦い(テロ)である。 人は、特に映画館に足を運べるような層は、守るものがあることの幸せさを知っていて、身近に壊されたくないものがある。そして、守るものがない人に対して同情できる。感情移入できる。 一方で、自らが抑圧されている存在として、憤りもあるし開放されることへの憧れもある。 ゆえに、JOKERに対して相反した感情を持たされる。 強すぎてとてもストレスのかかる映画であったが、観る価値のある映画であった。
なるほど
賛否両論あるけど、確かに賛の方も否の方も分かる感じがするなぁ〜。 “ジョーカー”をどう思い描いているかの違いなんだと思うけど、これはこれで面白い、と思って観るのが一番なんじゃないかと。 そりゃ〜、『ダークナイト』観たら、違うイメージ持っちゃうよね。 それにしても最後のシーンは、どう解釈すればいいのか、、、なかなか難しいなぁ〜。
不幸の連鎖が招く悲劇
周りに凄く良かったと言われるほど足が遠のいていた作品。 信じていた者に次々と裏切られていく姿が切ない。たぶん裏切られていくだけでは、ジョーカーに成り得なかったのかなと。 彼が抱える不満と彼以外の人が社会に対して抱える不満がマッチし、彼が暴動の象徴に祭りあげられたことで、ジョーカーが誕生したと思いました。 ただし、ジョーカー自身は社会に異を唱えるとかには興味なくて、あくまで自身の不満が中心になっているのが、僕たちの知る一匹狼のジョーカーの姿を上手く表しているなと感じます。 ただ、この作品は、ジョーカーがどうなるのかというオチを知っているからこそ、その過程を楽しめる作品で、ジョーカーを知らない人が観たら少し長く感じる部分もあるかもしれません。 是非劇場で確認してみてください❗️
みんなの評価とは、違うけど。
不当な扱いを受けて壊れていってるのはわかるけど。 JOKERとして見れなかったなぁ。😃 主人公に対してそんなに気持ちが入らなかったし、怖さも感じなかったな。これから、バットマンに対しての狂気が出てくるんかな?
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