劇場公開日 2019年10月4日

  • 予告編を見る

ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1166件中、441~460件目を表示

5.0心優しいアーサーから凶悪殺人鬼ジョーカーへの変貌

2019年10月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

バッドマンの悪役ジョーカー誕生の理由を描いた作品。人はどこまで心が折れると、ジョーカーになるのか?
どんな時も笑顔で、人々を楽しませることが使命なのだと、コメディアンを夢見る心優しいアーサーが、狂気溢れる悪のカリスマ、ジョーカーへと変貌する。
なぜ?彼はここまで凶悪で残忍になってしまったのか?
弱者(精神障害)に無慈悲な社会に見捨てられ、自暴自棄になる・・・その過程に、切ない衝撃の真実があった。
その凶悪ぶりは、ショーン・ゲイシー(殺人ピエロと呼ばれた連続殺人犯)を彷彿させる。
終盤の暴動は、格差、貧困、失業、虐待、差別という、社会への不満が爆発し彼を悪のカリスマ・ジョーカーへと駆り立ててしまった。
これは、現社会への皮肉が込められているのだろうか。
ラスト、ブルース・ウェインの母のネックレスが飛び散るシーンをお見逃しなく。
残虐なシーンもあるが、これは物語で、社会への深いメッセージが込められている。
ホテルムンバイは実話で、その残虐さ、恐怖、テロへの怒り、比では無い。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
クララ

5.0ホアキンが背負う世界の歪み

2019年10月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

圧巻。

ホアキンフェニックスの背中が歪み、足がばたつき、手は所在なさげにぶらつく、そういったシーンの連続が映画全体の不穏さを表現していく。
ホアキンの身体、表情を観ているだけで緊張感が張り詰め、観客の目を釘付けにする。
廊下を走る、角を曲がる、だけでひとつのアクションとなり、それらがテンポよく繋がっていく。
映画とはアクションの連続だ。
観ているあいだ良質なアクションの連続に喜びしかなかった。

ジョーカーなるものへの考察、はたまた現代性など、語ることは山ほどある。
しかし、この映画の素晴らしさは、ホアキンフェニックスという俳優の肉体の動きそのものを見続けられる喜びに尽きる。
そしてそれを支える劇音楽の素晴らしさ。
音ひとつでこのシーンの意味を伝える素晴らしい出来だった。

現実と妄想のシームレスさなど、非常に上品な演出も見事。
完璧。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
あした

1.0鑑賞後じっくりと考えた結果

2019年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

確かにホアキン・フェニックスの演技、その迫力はもの凄かった。
完全に圧倒されてしまった。
鑑賞後、とにかく考えさせられることが多かった。
何処までが現実で、何処までが妄想なのか?

鑑賞後じっくり考えた結果・・・全て妄想だ。
バッドマンのジョーカーとは全く関係のない話だったのだ。
長時間のジョークを楽しませてもらった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
seigo0814

4.0ただただ重たく深い映画。 描写、演出、ディテールが素晴らしい。 ホ...

2019年10月17日
iPhoneアプリから投稿

ただただ重たく深い映画。
描写、演出、ディテールが素晴らしい。
ホアキンフェニックスの演技も神がかっていて称賛に値する。
想像も絶する、とんでもない理不尽ば状況におかれたら自分はどうなる?
観る側の今置かれている状況で賛否両論。
ジョーカーの気持ちがちょっとわかる自分がいる事に複雑な感じを抱く。
世の中の善と悪、表と裏、考えさせられる。
やっぱり深い映画。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
papakazu

5.0芸術

2019年10月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

感連作未観
終始息苦しいストーリーからの荒れ狂うラスト。正直なんだかスッキリせず、変につかみどころのない感情がゆらゆらしているが、これが正解なのかなと。この劇場から出た後、世界がどう見えるのか、どんな衝動が沸くのか、それがどこに向かうのかというところまで含めて、成立している作品と感じた。
どこを切り取っても美しい映像と深い所から染み込んでくるような音楽、悪の誕生の様と相まって心を大きく揺さぶる。芸術だ

コメントする (0件)
共感した! 5件)
棒人間

5.0ホアキンありきのこの映画だと

2019年10月17日
Androidアプリから投稿

文句なしの傑作。
ホアキン・フェニックスの演技無しには成り立たない映画でしょ。

アメコミと違うとか、ダークナイトのジョーカーに繋がらないとか、それらを目指すならホアキンが演じる意味が無い。今までのジョーカーとは全く別次元の映画として観ればこれ以上の映画は無いのではないだろうか。
期待値以上、全てに打ちのめされる。

どん底の人生から更に職場でも友人からも肉親からも憧れの人からも裏切られ、一人の犯罪者が出来上がってしまう悲喜劇をこれでもかと見せつけられる。まともに生きようと、もがいてみても無理だった。
生粋のサイコパスでは無く、生まれ育つ環境から犯罪者になってしまう。
過去の凶悪犯罪者がどんな人生だったのか、そして現在、未来の犯罪者予備軍とその家族や友人達に取って反面教師としてのバイブルになって欲しい、そんな特異な映画だ。

今の世界、有名人だけでなく一般人もちょっとした事で匿名性の高いSNSで徹底的に叩かれ罵られる可能性がある。また逆に弱者に過剰なまでに気を使う必要もある。全ての人が聖人でなければ・・・とまでは言えないけど、それに近い息苦しさがある。今のまま突き進めば、アーサーのような人が出てきても不思議でないと思う。

昔母親が近所の不良と普通に会話し、普通に仲良くなっていた。「皆ちゃんと話せるいい子達ばかりよ」と言っていた。皆がそうやって偏見なく話せれば、いい世界になるんじゃないか。
そんな母親の言葉を何十年振りに思い出してしまった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ミッチ

4.5二度と観たくない大傑作映画

2019年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

本当にもう二度と観たくない映画です。

非常に面白い映画です。

話はすごいよく作り込まれている映画です。

演技は最強クラスです。アーサーの笑い声が頭から離れません。

BGMもノスタルジックで美しく恐ろしい名曲揃いです。

だからこそもう二度と観たくない映画です。

複数回観た後で正気を保てているかどうか自信がありません。

そんな大迫力で哀しく恐ろしい”何か”がある映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ツャザム!

5.0絶望と幸福の階段

2019年10月16日
iPhoneアプリから投稿

10.16 鑑賞

自分がもし映画監督なら…
構想、キャスティング、脚本、撮影…何年も時間をかけて作り上げる2時間の作品の1秒も無駄にしたくないと考えるだろう。
そんな前提があるとしたら、この作品で多く現れた階段は大きな意味を為してくる。

物語の前半部分に描かれる階段の描写は上がる方がメインだ。それもアーサーの足取りはかなり重く、辛く、絶望を感じ取れる後ろ姿…
そして後半部分は降る方がメインとなる。
その足取りは軽く、陽気で、幸福を感じ取る事が出来る。

一般的には、かけ上がる方が高揚感や達成感を味わう印象を受ける。しかしこの映画は、アーサーは、降る方に高揚感を得ている。それは降る事に恐怖を感じなくなったから、寧ろ幸せを感じたからに他ならない。

彼がジョーカーと成った瞬間が階段の描写により、鮮明に描かれてる。
ジョーカーは俗世に降り立った天使(悪魔)と成った。

映画の描写に無駄はない。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
みきお

4.0壊れた心

2019年10月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アーサーの壊れた心。
その中でも見える優しさ。

世界の矛盾。誰が悪で誰が正義。
白黒でない グレーな世界。

生きてる。 死んでる。

決めるのは自分。 ありのままを愛せる人の大切さ。

いろんな事考えた。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Nobito

4.0踊るホオキン👽️

2019年10月15日
Androidアプリから投稿

こんなに気が滅入るハリウッド映画は久々。歴代のジョーカーと比べても病んでる感が凄い😲ラストシーン、凄すぎ🤑

コメントする (0件)
共感した! 5件)
佐野ちゃん

4.0観終わった直後より,後からジワジワと…

2019年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

色んな人が語っているが,自分自身の為にも単純では無かった事を形として残して置きたい❗️が為に書き込んで置く…
一寸した話によると,原作のDCコミックスには無い映画オリジナルのストーリーで描いたものという事で、見方がかなりに変わってきた。        母親に“どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい“という言葉よりコメディアンになる!と,生きてきた1人の男が、一歩,道を踏み外す事を改めて色んな角度❔からの見方をしてみた上での初めて?面白味というか深さみたいなものを感じ取れたような気がする… ホアキン・フェニックスの役の中でのあの持病だというあの笑いは,かなりに重みのある不気味ささえも感じさせる程に思えてきた。       *リバー・フェニックスの弟で芸能一家と言う事も記載しておくべき事なのかもしれない…<後から自分自身で,この文章を見直した時の為にも>

コメントする (0件)
共感した! 5件)
サクちゃん

3.0ホアキンは文句なし

2019年10月15日
iPhoneアプリから投稿

ホアキンは素晴らしいが、ストーリーや設定が好きになれなかった。役者の演技なしに、この映画は成立しなかっただろう。

社会風刺はわかる。社会は弱者を切り捨て、貧富の差が拡大し、弱者は明日を生きていくのが必死になっている。世界各国で起きつつある現象だろう

ただ、暴力や殺人に手を染めるのは正当化できない。障害設定や親子の話も仕事クビになった経緯も、まじか??!でした。

社会が壊れていく様を描くのはいいが、なにをメッセージとして伝えたかったのかが、ちょっとわからなかった

コメントする (0件)
共感した! 5件)
yuyu

3.0傑作で間違いない

2019年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

良くできてるなあと思うの。アーサーのことを細かく描く脚本で、それに応えるホアキン・フェニックスの演技も凄い。

この映画たぶん「アーサー、解るけど、そっちいっちゃ駄目だ。駄目だよ。でも、解る。でも駄目だけど、解るわ、ちくしょう」って感情移入して観る映画なんだろうなと思ったの。

で、これは、完全に受け取る僕の問題なんだけど、そう思わなくて「いやこれ、アーサーこの道いくだろ。そりゃ当然だ。いけ、いけ」と思っちゃったのね。背景がきちんと描かれてるから、論理的帰結として、アーサーこうなるよねって思っちゃった。

あと僕は「これバットマンの話だしな」という思いが強かったんだと思う。「バットマン出てこないかなあ」と思いながら観てたし(ちょっと出てきたね未来のバットマン)。

そんなわけで、僕にとっては、面白いけど「すげえ」までいかない作品だったよ。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Scott

3.5JOKER?

2019年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前評判高かったのでどうかな、と思っていたが、見る前に監督の某インタビューを読んでしまい、そういう意図で作られたのか、と思うと正直悪趣味としか言えない。

それとは別にジョーカーというそこそこ知られたキャラクターにしたことに疑問も感じた。これに関しては映画のプロモの宣伝に偽りありって感じかな。

ホアキン・フェニックスの演技は素晴らしいが、脚本はちょっと甘い箇所もあって(特に80年代というのにそれ?っていうシーンも)少々辛めな評価になりました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
mikyo

4.0優しいアーサーへ日常、憧れ、夢、過去がねじれるように重なり合い、逃...

2019年10月14日
Androidアプリから投稿

優しいアーサーへ日常、憧れ、夢、過去がねじれるように重なり合い、逃れられない現実を突きつけ、彼の心をえぐっていくように感じました。
妄想か現実か。願い。彼が求めるかたち。
自分はどこにいるのか。誰の中に存在しているのか。
彼がいくつく先に救いはあるのだろうか?

ラストシーンの彼の台詞は、あまりにも納得してしまい、彼の後ろ姿、足跡が残す意味はなんなんだろう?と。

涙が滲む作品でした。
ホアキンフェニックスの表情、身体の動きがとてもよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
くまこ

5.0映画史に刻まれる衝撃作

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

映画史に刻まれる衝撃作と言いきって過言ない程の名作。公開を待たずして精神障害で逝ったヒース・レジャーの衝撃的な怪演を超える「JOKER」像を崩されたくなくて好奇心を抑えて観るのを敬遠してた映画。でもあまりの高評価に映画館に引き込まれ、観終わった今も残像が消えないホアキン・フェニックス版「JOKER」。不気味で精神障害を招くほど絶妙な映像と演技と音楽のコントラストと間合い。アカデミー賞間違いなしはハッタリではない。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
masayoshi/uchida

5.0☆ラ○ライブ☆オルタ☆(R15指定)(ネタが分かる人向け感想)

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「非推奨、ミスマッチの人」
・ダークヒーロものが観たい→主人公はヒーローではないです。
・部下を引き連れて大暴れするジョーカーが観たい→DC映画、マーベル映画のようなアクションシーンはないです。
・悪をもって巨悪を制する感じなの?→違います。単純な結論はないです。
・暴力的な映像はダメ→この映画に向きません。観ないで下さい。ラブラ○ブを観ましょう。

「推奨、おすすめの人」
・社会派なの?→はい、社会派映画です!
・バットマン観たことがないけど話分かる?→シリーズ知らなくても内容分かります!
・つまらない映画、お説教くさい映画なの?→演技、編集、構成、劇伴の妙。テンポが良く映画に引き込まれます。退屈しません!
・グロテスク表現は嫌だ→殺人シーンはありますが、「手足や首を切断、皮膚がケロイドになる、内臓が飛び出る」ようなキツイ表現はないです。
・なぜラブラ○ブ?→ジョーカーが夢を叶えた物語です。むしろラブライバーはこれを受け入れる度量を持ってくれ。全員観よう!

まとめ:合う人100点、合わない人0点。

余談:私も「もう若くないし、周りのお客さんとの年齢も離れるし」とラブ○イブからの他界を考えていました。
しかし、今では心機一転!悪党を×××したような清清しい気分です。まだまだ体を鍛えて現地参加するぞ!!
拙者wオウフw早速にチケット申し込んでしまったでござるwww(ニチャア)

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ネモ☆古参ラブライバー

5.0胸が締め付けられる

2019年10月14日
iPhoneアプリから投稿

決してバットマンのサブプロットではなく、その世界観をさらに深めてくれる重厚なドラマ。ホアキンフェニックスは重苦しいまでの存在感で観客の私たちに迫り、圧倒的なリアリティを掻き立てている。それだけに、暗鬱とした気分に陥ってしまいそうになるが、ラストでジョーカーに変貌したあとのダンスがあまりにも軽やかで、なんだかホッとしてしまう。この作品は、救いようのない暗黒の中で立ち上がろうとする、ダークヒーローのサクセスストーリーだ。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
西にぃ

4.5笑い声によって表現した演技に魅了

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ダークナイトの衝撃とは全く次元の異なる心理ドラマ。
社会の片隅でひっそりと生きる孤独な男がいかにしてジョーカーとして変貌していくかを笑い声によって表現した演技に魅了されました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
たのくら

4.5自分はどこにいるだろうか。

2019年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

彼が一体どこからこうなってしまったのか、お母さんの病歴からなのか、子供の頃の経験からか、環境から、社会の状況からなのか、耐えられない人生からなのか、自分のせい、他人のせい。。。だとしたら、自分の環境の中にも、彼の被害者になる可能性、彼の友人味方になるのか、更生させる立場か、別の社会の一人として排除するのか、隣人として怯えて暮らすか、崇め奉るか、もしくは彼自身のようになる可能性もあるのか。

以前NYに住んでいた経験を持ってしても、いま東京に住んで、どの立場で考えても、どれかに当てはまる確率は、想像する以上に高くなる一方だな、って思った。 そして、その時に自分は映画のどの存在を選んで、いるんだろう。 たとえ近未来、として残されたバットマンになれたとしても、本映画の中では、彼に対等できる存在は警察、親、権力者、近づける友人、身を寄せると思われる存在すらも、虚像以外に微塵もなく、もし周りにすでに彼が存在しているんじゃないかと考えると、最後まで身震いが止まらなかった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
kenwoods