劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1173件中、421~440件目を表示

5.0骨の髄まで愛するか、もしくは唾棄するか

2019年10月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

愛するか打ち捨てるか、どちらかしかない映画。しかしこれぞ映画、という感じがする。
最近は、映画なのか道徳の教科書なのかわからないような作品が多かった。
もしくは「大多数の好みはコレ」「無難なのはコレ」といったふうに安全パイをつなぎ合わせたストーリーと派手なCGで構成されたやつ。
それらを否定する気はないです。
そういうのがデートで観に行くには最適でしょうし、まして親子で観るなら主人公にマジのピストルは持ってほしくない。
けれど……、そんなインスタントラーメンみたいな映画「ばかり」でいいでしょうか?
たまには重厚かつ、何度も押し寄せてくる旨味と料理人の奥深い思慮が生み出した至高の逸品を食べたいと思わないでしょうか?
もしそれが毒だったとしても……
恍惚をもたらす毒に体中が侵されてしまうとしても……!
JOKERはまさにそういう映画です。
子どもに観せるなんてとんでもない!
もしデートで観に行って片方が「面白かったね」などと口走ろうものなら、もう一方に「信じられない!もう別れよう」と言われてしまうような映画です。
こんな映画に共感していいのか。面白い、素晴らしいと感じてしまって本当にいいのか。
そう感じてしまう自分は異常なのではないか……!
おそろしい……しかし!もう一度、観てみたい……確かめたい……自分がJOKERの側であるかどうかを!
……と、いったような作品です。
あるレビュアーは「暗いだけのつまらない作品。なにが面白いのかさっぱりわからない」と評していました。
幸せ者……その人はJOKERに共感せずにすむ「人生」を送っているのです。
これをお読みになっているあなたはどうでしょうか?

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スフィリア

4.5もう一度観たい!

2019年10月21日
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主役のアーサーはガリガリで皺だらけの顔。
みすぼらしく、突然笑い出す様は薄気味悪くも感じる。

白く、汚いブリーフで髪を緑に染め、上機嫌に踊るシーンは不気味だ。

しかし嫌いな奴を殺したあとに
ピエロのメイクで派手なスーツを着こなし長い階段を踊りながら降りていく姿はゾッとしながらもカッコ良いのだ。
まさにそれがアーサーがジョーカーになった瞬間であり
ホアキンフェニックスの演技が鳥肌ものだ。

繊細で悲しい悪のヒーロー。
映し方も真正面からのカットが多く
所々にずっと前にみた『タクシードライバー』を思い出した。
デニーロが出ているのも影響あるのかな?

重く暗い映画だけど演出や音楽にもセンスを感じる。

あの子、泣かないのよ
と母親に言われたアーサーだが
映画の中では何度か片目から涙を一粒流す。

思うように泣けず、笑いたくなくても笑ってしまうアーサーは涙メイクのピエロそのものだ。

救いはどこにもなく、
あるとしたらジョーカーとして生きることだけなのだろう。

もう一度、細部までじっくりとみてみたい。

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猫柴

3.5ハピエンでした

2019年10月21日
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優しい男が狂っていく話だと思っていたら、最初から狂ってる男が自分の居場所と存在を作るお話でした
(予告では「優しい男はなぜ悪に染まったのか」的なことを言ってたので、、、)

話の内容もけっこう面白かったです。
でも苦手な人は苦手で人を選ぶ作品だと思います。
理不尽に押し潰されていくのが苦手な人にはあまりおすすめできません。
でも、最後はちゃんとハッピーエンドでした(個人的感想)

この作品でDCの作品に触れる人が増えると嬉しいです。

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ぱんだ

5.0世界一怖く世界一面白い映画

2019年10月21日
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個人的にはこの映画は世界一面白いんだけど、面白いだけじゃまとめられないのがこの映画、というか、まとめてはいけない。是非老後何千万とかほざいてる麻生太郎などボンボンのクソ政治家達に見てほしい。この映画に共感できないのはきっとその人が孤独とか経験なくて、カースト上位者なんだろうな…例外もあるけどこれだけの傑作を生きてる間に見れて良かったし、ボヘミアンラプソティより全然作りが完璧だったと思う。

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フレディ

5.0満塁ホームラン

2019年10月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

傑作の一言に尽きる。
ジョーカーといえば、「ダークナイト」における故ヒース・レジャーの名演があり、その人物像が強い印象があった。
そのため、本作品は自ずとハードルが高くなってしまう。
しかし、そんなものを飛び越えてしまうぐらい、物語が始まってから最後まで画面に釘付けにされた。
主演のホアキン・フェニックスの演技もとても素晴らしかった。終始惹き付けられ、細かな息づかいまで感じることができたのは映画館のおかげだと思う。

Blu-rayも購入して、コメンタリーとかも聞きたくなる作品だった。

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nami_kaze

4.5ホアキン・フェニックス!

2019年10月20日
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まず、この映画は見る人の気力が満ちていないと辛そうです。

笑いながら涙する、素晴らしい演技。
ジョーカーというより、現代社会の問題を描写した作品だと思いました。

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はっち

4.5人間味があるジョーカーを良しとするかどうか。

2019年10月20日
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現代の貧富の大きな差がある社会を写していると思います。いつジョーカーが生まれてもおかしくない現代ですね。

また、ダークナイトの超絶悪のジョーカーが大好き(?)なので、今回のかわいそうなジョーカーは非常に複雑ですね。
別物と考える事にして、最高の映画でした!

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Tak

4.0理性を保つ事の難しさ

2019年10月20日
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鑑賞方法:映画館

この映画を通して、人間という動物が
高度に文明化された世界観の中で
自分の理性を保ち続ける事への気付かない難しさを
感じました。

性善説、性悪説、色々ない考え方があると思うけど
本当のところはどうなんだろう。
信じていたものに裏切られた時、人間の心には
何が芽生えるのだろう。私はそのような裏切りを
やってしまっていないか?

バットマンシリーズに知見なくこの映画を観ましたが
前知識なく鑑賞できる作品です。想像ほど残酷な
シーンはありませんでしたが、考えさせられる映画
でした。

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t.kokubun

4.5没頭できるシュールレアリズム

2019年10月20日
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まず、バットマンのジョーカーもの。
という位置付けの作品ではあるが、ファンタジーもヒーロー感もない。
ダークヒーローのヒーロー抜き。
超現実主義。
じゃあそんなドキュメンタリーみたいな映画をみて楽しいのか?というと、楽しくはないかも。でもダンサーインザダークをみたときのようなインパクトがある。

ホアキンフェニックスを知っているけど、ホアキンが主演だと知らずにみたら気づくかな?
いや、わかって観ていたとて、途中からわからなくなる、気にならなくなる。
あれはホアキンフェニックスじゃない。アーサーだから。
みすぼらしい妄想男のアーサー。喜劇にして悲劇。
こうしてジョーカーが誕生した、という、シュールなまでに現実的に解釈した作品と言えよう。
アーサーが精神疾患をもっているため、ファンタジーじゃないけど夢想シーンはあり、それがサスペンス風味も醸し出す。
調合が難しい作品であったが、観終わってみると、制作に関わっている人々がすきな方ばかり。
ホアキンの1人舞台としても成り立っちゃうんじゃかいかと思いつつも脇がこんなに固められていたのか。
個人的には、バットマンのジョーカーはおふざけひょうひょうとした、ルパンみたいな敵役のイメージだけど、あのキャラに到達する前日譚とみたら深い。深すぎるよ。正直、ハリウッドにもこんな渋みのある作品を大作としてつくれるんだなって感心した。
もう一回観たいかときかれるとうーんなので、星はマイナス0.5

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ねここっこ

5.0心優しいアーサーから凶悪殺人鬼ジョーカーへの変貌

2019年10月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

バッドマンの悪役ジョーカー誕生の理由を描いた作品。人はどこまで心が折れると、ジョーカーになるのか?
どんな時も笑顔で、人々を楽しませることが使命なのだと、コメディアンを夢見る心優しいアーサーが、狂気溢れる悪のカリスマ、ジョーカーへと変貌する。
なぜ?彼はここまで凶悪で残忍になってしまったのか?
弱者(精神障害)に無慈悲な社会に見捨てられ、自暴自棄になる・・・その過程に、切ない衝撃の真実があった。
その凶悪ぶりは、ショーン・ゲイシー(殺人ピエロと呼ばれた連続殺人犯)を彷彿させる。
終盤の暴動は、格差、貧困、失業、虐待、差別という、社会への不満が爆発し彼を悪のカリスマ・ジョーカーへと駆り立ててしまった。
これは、現社会への皮肉が込められているのだろうか。
ラスト、ブルース・ウェインの母のネックレスが飛び散るシーンをお見逃しなく。
残虐なシーンもあるが、これは物語で、社会への深いメッセージが込められている。
ホテルムンバイは実話で、その残虐さ、恐怖、テロへの怒り、比では無い。

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クララ

5.0ホアキンが背負う世界の歪み

2019年10月19日
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鑑賞方法:映画館

圧巻。

ホアキンフェニックスの背中が歪み、足がばたつき、手は所在なさげにぶらつく、そういったシーンの連続が映画全体の不穏さを表現していく。
ホアキンの身体、表情を観ているだけで緊張感が張り詰め、観客の目を釘付けにする。
廊下を走る、角を曲がる、だけでひとつのアクションとなり、それらがテンポよく繋がっていく。
映画とはアクションの連続だ。
観ているあいだ良質なアクションの連続に喜びしかなかった。

ジョーカーなるものへの考察、はたまた現代性など、語ることは山ほどある。
しかし、この映画の素晴らしさは、ホアキンフェニックスという俳優の肉体の動きそのものを見続けられる喜びに尽きる。
そしてそれを支える劇音楽の素晴らしさ。
音ひとつでこのシーンの意味を伝える素晴らしい出来だった。

現実と妄想のシームレスさなど、非常に上品な演出も見事。
完璧。

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あした

1.0鑑賞後じっくりと考えた結果

2019年10月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

確かにホアキン・フェニックスの演技、その迫力はもの凄かった。
完全に圧倒されてしまった。
鑑賞後、とにかく考えさせられることが多かった。
何処までが現実で、何処までが妄想なのか?

鑑賞後じっくり考えた結果・・・全て妄想だ。
バッドマンのジョーカーとは全く関係のない話だったのだ。
長時間のジョークを楽しませてもらった。

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seigo0814

4.0ただただ重たく深い映画。 描写、演出、ディテールが素晴らしい。 ホ...

2019年10月17日
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ただただ重たく深い映画。
描写、演出、ディテールが素晴らしい。
ホアキンフェニックスの演技も神がかっていて称賛に値する。
想像も絶する、とんでもない理不尽ば状況におかれたら自分はどうなる?
観る側の今置かれている状況で賛否両論。
ジョーカーの気持ちがちょっとわかる自分がいる事に複雑な感じを抱く。
世の中の善と悪、表と裏、考えさせられる。
やっぱり深い映画。

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papakazu

5.0芸術

2019年10月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

感連作未観
終始息苦しいストーリーからの荒れ狂うラスト。正直なんだかスッキリせず、変につかみどころのない感情がゆらゆらしているが、これが正解なのかなと。この劇場から出た後、世界がどう見えるのか、どんな衝動が沸くのか、それがどこに向かうのかというところまで含めて、成立している作品と感じた。
どこを切り取っても美しい映像と深い所から染み込んでくるような音楽、悪の誕生の様と相まって心を大きく揺さぶる。芸術だ

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棒人間

5.0ホアキンありきのこの映画だと

2019年10月17日
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文句なしの傑作。
ホアキン・フェニックスの演技無しには成り立たない映画でしょ。

アメコミと違うとか、ダークナイトのジョーカーに繋がらないとか、それらを目指すならホアキンが演じる意味が無い。今までのジョーカーとは全く別次元の映画として観ればこれ以上の映画は無いのではないだろうか。
期待値以上、全てに打ちのめされる。

どん底の人生から更に職場でも友人からも肉親からも憧れの人からも裏切られ、一人の犯罪者が出来上がってしまう悲喜劇をこれでもかと見せつけられる。まともに生きようと、もがいてみても無理だった。
生粋のサイコパスでは無く、生まれ育つ環境から犯罪者になってしまう。
過去の凶悪犯罪者がどんな人生だったのか、そして現在、未来の犯罪者予備軍とその家族や友人達に取って反面教師としてのバイブルになって欲しい、そんな特異な映画だ。

今の世界、有名人だけでなく一般人もちょっとした事で匿名性の高いSNSで徹底的に叩かれ罵られる可能性がある。また逆に弱者に過剰なまでに気を使う必要もある。全ての人が聖人でなければ・・・とまでは言えないけど、それに近い息苦しさがある。今のまま突き進めば、アーサーのような人が出てきても不思議でないと思う。

昔母親が近所の不良と普通に会話し、普通に仲良くなっていた。「皆ちゃんと話せるいい子達ばかりよ」と言っていた。皆がそうやって偏見なく話せれば、いい世界になるんじゃないか。
そんな母親の言葉を何十年振りに思い出してしまった。

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ミッチ

4.5二度と観たくない大傑作映画

2019年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

本当にもう二度と観たくない映画です。

非常に面白い映画です。

話はすごいよく作り込まれている映画です。

演技は最強クラスです。アーサーの笑い声が頭から離れません。

BGMもノスタルジックで美しく恐ろしい名曲揃いです。

だからこそもう二度と観たくない映画です。

複数回観た後で正気を保てているかどうか自信がありません。

そんな大迫力で哀しく恐ろしい”何か”がある映画でした。

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ツャザム!

5.0絶望と幸福の階段

2019年10月16日
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10.16 鑑賞

自分がもし映画監督なら…
構想、キャスティング、脚本、撮影…何年も時間をかけて作り上げる2時間の作品の1秒も無駄にしたくないと考えるだろう。
そんな前提があるとしたら、この作品で多く現れた階段は大きな意味を為してくる。

物語の前半部分に描かれる階段の描写は上がる方がメインだ。それもアーサーの足取りはかなり重く、辛く、絶望を感じ取れる後ろ姿…
そして後半部分は降る方がメインとなる。
その足取りは軽く、陽気で、幸福を感じ取る事が出来る。

一般的には、かけ上がる方が高揚感や達成感を味わう印象を受ける。しかしこの映画は、アーサーは、降る方に高揚感を得ている。それは降る事に恐怖を感じなくなったから、寧ろ幸せを感じたからに他ならない。

彼がジョーカーと成った瞬間が階段の描写により、鮮明に描かれてる。
ジョーカーは俗世に降り立った天使(悪魔)と成った。

映画の描写に無駄はない。

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みきお

4.0壊れた心

2019年10月16日
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鑑賞方法:映画館

アーサーの壊れた心。
その中でも見える優しさ。

世界の矛盾。誰が悪で誰が正義。
白黒でない グレーな世界。

生きてる。 死んでる。

決めるのは自分。 ありのままを愛せる人の大切さ。

いろんな事考えた。

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Nobito

4.0踊るホオキン👽️

2019年10月15日
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こんなに気が滅入るハリウッド映画は久々。歴代のジョーカーと比べても病んでる感が凄い😲ラストシーン、凄すぎ🤑

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佐野ちゃん

4.0観終わった直後より,後からジワジワと…

2019年10月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

色んな人が語っているが,自分自身の為にも単純では無かった事を形として残して置きたい❗️が為に書き込んで置く…
一寸した話によると,原作のDCコミックスには無い映画オリジナルのストーリーで描いたものという事で、見方がかなりに変わってきた。        母親に“どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい“という言葉よりコメディアンになる!と,生きてきた1人の男が、一歩,道を踏み外す事を改めて色んな角度❔からの見方をしてみた上での初めて?面白味というか深さみたいなものを感じ取れたような気がする… ホアキン・フェニックスの役の中でのあの持病だというあの笑いは,かなりに重みのある不気味ささえも感じさせる程に思えてきた。       *リバー・フェニックスの弟で芸能一家と言う事も記載しておくべき事なのかもしれない…<後から自分自身で,この文章を見直した時の為にも>

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サクちゃん
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