ジョーカーのレビュー・感想・評価
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アメコミ的にはコレジャナイ!でも映画としてはすごくいい!
多くのアメコミファンの方が、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー等の歴代ジョーカーを思い浮かべながら、この映画のチケットを買ったことでしょう。
自分もその一人です。
むしろ自分は、近年、傑作と言われたコミック「キリングジョーク」に近いのかな?と楽しみにしていました。
ネタバレにならないように、気をつけますが、コミック的なジョーカーの傑作はすでに、あるわけです。それを追い求める必要はないとあらためて認識しました。
この作品は、一つの社会派クライムストリーのよくまとまっていると感じました。
コレジャナイ、けど、観て良かったです!
ぐちゃぐちゃ考えるのでいい
コミックファン、映画ファンは「楽しめる」
そうでなくてもとにかく「考えさせられる」映画なのではないでしょうか。
映画、映像作品としての様々な采配がものすごいです。演技、映像、編集、音楽、ファッションなど、詳しくなくてもわかる程度にはクオリティの高い映画です。
ドルビーアトモスで観たりするとすごくいいんじゃないでしょうか……!観たい!
ストーリーはかなり主観的ですが、個人的には感情移入が出来なくても楽しめるように作られていると感じました。
こんなに主観的なストーリーの作品で、主人公に共感できなくてもいい、と感じられることはとても珍しいことのような気がします。
観終わったあと、様々な感想が自分の中に渦巻きますが、パンフレットなどを読む限りそれを狙って作られている映画だと思います。
「政治的であることは意図していないが、挑発的であることは意図した」と監督が言っている通り、社会に対して考えるべき課題を多く投げかけていると思います。
考えるべき多くの課題で頭の中がぐちゃぐちゃになりますが、ぐちゃぐちゃになりながら考えていくことでしか世の中良くならないよ、というメッセージに私は受け取りました。
ジョーカーと自身に恐怖
初投稿。男子高校生です。
友人と見てきました。
結論からして一言。「うん、凄い」、これに尽きます。
主演のホアキン・フェニックスが序盤に上司から怒られていた時の顔は笑っているけど目だけ怒りが見えている、この演技からこの映画に取り込まれていきました。予告編では、アーサー・フレックのことを優しい男性としていたけれど、個人的にはジョーカーとなる以前の彼は自分が社会から抑圧されてきた中で求められた「優しい」という側面しか表に表現出来ない狂気を帯びた男、ジョーカーとなってからはそれを全て暴力的なまでに解放する男という印象を見終えてから覚えました。中盤までの徹底した理不尽、運命の生々しいまでの残酷さがアーサーを歪めて観客も鬱になってきて、終盤の暴力と狂気にまみれた、普通なら地獄絵図でしかないゴッサムシティで大量の群衆に称えられるジョーカーにカタルシスを覚える自分に鳥肌が立ちました。
これはもう映画を超えたものとしか思えない、人生観を変えるほどの1本になりました。
善悪とは何かを問う、危険な問題作
バットマンといえばアメリカの国民的コミックですから、その最大の敵役であるジョーカーの誕生秘話に盛り上がるのは分かります。
が、日本人にはどうなんでしょうかね😅
作品は最初から最後まで重い空気と緊張感に支配され、主人公のジョーカーは運命に弄ばれるように、悪の世界へと転がり落ちていきます。
名作と評される作品は、だいたい観る人によって賛否両論あるものですが、この作品もまた好き嫌いのはっきり別れる、ただどちらにしても心に深く突き刺さるものなのは間違いないでしょう。
正直なところ、気軽にお勧めできる作品ではありません。
それでも観る❗という方は御覚悟を。
演技力が半端ない!役作りが凄い
とりあえず1番凄いのは役者!
あの笑い方に踊りに台詞、、、もう150点くらいあげたいです!演技力はピカイチでした!
なんか凄いとしか言えなかったです。
そして内容ですが、バットマンダークナイトを見ていたというのもありますが、もっと頭の回転が早く計算高いシーンももっと取り入れて欲しかったです。
ただ恵まれない家庭で育ち不運な人生を歩んできた背景しか伝わって来ず、あのいかれ狂ったJOKERさんは何処へ?
優しい一面もあったけど少し中途半端な感じがありました。この際あんだけ街を燃やしたり暴れるシーン出すなら最後の方でバットマンを少しでも出せばまた盛り上がりはあったのになぁと感じましたー。
でも、なんか実際にJOKERさんみたいな人生を歩んでいる人がこの世の中に何人もいると考えると辛く苦しいんだろうなぁと伝わってきました。
もっとみんな世の中に優しくね!笑
最高の材料✖️最高の味付け
ジョーカーというキャラ自体が魅力的であるために描き方によっては違う味が出てくる。
幾度となく登場してきたジョーカーもはどれもよかったが、今回は一味違う。
まず、バットマンのいないゴッサム。この世界観でどうDCの王道ストーリに辻褄合わせするつもりなのか、予告の段階で気になってましたが、最後の最後に、なるほど、と納得できるエンディングを用意してくれる。
次に、ジョーカーの成り立ちの描き方がすごく丁寧。ここが新鮮味があってよい。
アーサーが何に苦悩して何を考えて、その結果、ジョーカーという最高にクレージなキャラに至るのか、こと細かく演出してくれる。
最後に、やはりホアキンの演技。
笑いの演技といい、躊躇なく引き金引くところ等、文句なしにジョーカーというキャラを演じてくれたと個人的には思う。
ただ、ポストクレジットのシーンは解釈の分かれ目かもしれない。どちらとも取れるが、信じたい方でいいんじゃないかな。
特に、DCのファンに皆様にはぜひ見て欲しい1本です👍
平凡な人間の心を蝕む悪はあまりに複雑でどこか寂しい。
鑑賞後思わず唸りたくなるほど、様々なものが絡まり、真実が見えるようで見えない複雑な本作品を、深く噛み締めた。
何が正解で何が不正解なのか。どこまでが本当でどこまでが嘘なのか。
目に見えていることが正しいのか。正しいことが正義なのか。
様々なことを問いただしたくなり、その答えを明確化できないことに、ジョーカーの心の奥底の孤独感が染み入る。
狂気に満ちた映像美もさることながら、何より挿入歌が素晴らしい。
怪演。
ホアキンフェニックスの怪演。
鳥肌がたつ。
見終わった後の疲労感、、、いい映画ならでは。
映画館をでた後、しばらくどんよりした気持ちになる。でも、見て良かったって思う。
今のところ、今年一番の作品。
ジョーカーの誕生のストーリーなんだけど、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか??そんな所もおもしろい。
バットマンが生れたシーンらしきものも最後に。。。
繋がった
ネタバレになってしまうから
言わないけど
この映画でDCの
スーパーマンvsバットマンに
繋がるんだなというのが
自分の中でパズルのピースがはまったように納得出来ました。
この映画自体は
物凄く道徳的なことを考えさせられる映画で
ほんと幼い頃の子供への
親の愛情がいかに大切か、
それを説いてるし
ホアキン・フェニックスのJoker役の怪演も素晴らしいものだった。
傑作
今年観た、あるいはここ数年観た中で一番心を掴まれた。
バットマンシリーズは悉く観たことなかったけど、テーマが気になったので、とりあえずダークナイトだけ自宅で観た上で観にきた
正しさとは、悪とは、そういったことを考えながら観ていた。
喜劇は主観だ、といった台詞があったが、すごくわかると思った。
シリーズ関係なくすばらしい名作と出会ったと思う。
狂気!
狂気に変わっていくホワキンフェニックスの演技に恐怖を感じ見終わって とにかく疲れました😱 それだけこのジョーカーに引き込まれていました!
今までDC映画は好きになれませんでしたがアクアマンに続き楽しめました🎶 今後のDC映画にも期待です✨
4
完璧な悪ジョーカーが誕生するまでの物語。
人間たちの悪気のない、しかし心無い
行動や言葉の数々がジョーカーを完璧な悪にしてしまった。
単なるテロリストの恐ろしさではなく、
狂気的な恐ろしさの中に悲しみや虚しさが
感じられました。
ホアキンの演技に戦慄!
説明不要のヴィラン、ジョーカー。
政治的なイデオロギーやお金さえ欲しがらない悪人はどうやって出来上がったのか…
ホアキン・フェニックスが正に狂っているとしか思えない演技で一人の男を体現する。
監督は「ハング・オーバー」シリーズのトッド・フィリップス。
「ハング・オーバー」シリーズの監督と聞くと軽い映画なのかと思ってしまうが、この映画は暗く、ドスンと重い。
ピエロからスタンダップコメディアンを目指す、一人の優しく純粋な男が受難の果てに悪に自分を見出すまでの物語。
それは本人の主観で見たらコメディでは無く悲劇でしか無い。
トッド・フィリップス監督はアメリカンニューシネマの手法でアウトローを描いた。
今回のゴッサムシティは「セルピコ」や「狼たちの午後」、「タクシー・ドライバー」などで描かれている汚いNY。ゴミ収集会社のストで山積みのゴミの中をスーパーラッツが這い回る。
そんな街角にホアキン・フェニックス演じるアーサーのピエロが殴られ、這いずり、笑い、踊る。
それは全て不協和音でしかない。
ジャック・ニコルソンが演じたティム・バートン版「バットマン」。
スーパーリアル路線に変更した後のクリストファー・ノーラン版で役に取り憑かれたて死んだと言われているヒース・レジャーが演じたジョーカー。
無かった事にされている「スーサイド・スクワット」版でジョーカーを演じたジャレッド・レト。
歴代ジョーカーを演じてきたのは演技上手な俳優たちばかり。
歴代の中でもヒース・レジャーの演技が忘れられない人は多いはず。
私もヒース・レジャーの神がかり的に狂った演技を見るために「ダークナイト」は年2、3回は見直さずにはいられない映画。
そんな手垢のついた役をホアキンはどう演じてくれるのかと心配混じりに楽しみにしていたら、 予想を軽く超えた演技だった。
20kg以上落としたガリガリの体に引きつるような不快な残る笑い声、ギクシャクとした動きはエサにありつけない病気の野良犬のよう。
こんなに演技をして日常生活ができるのかと勝手に心配になるほど。
でもよく考えたらホアキンは「ザ・マスター」でも狂っていたから大丈夫か。
今の世界情勢を入れつつ孤独な男の普遍的な話になっているのでいつの時代も色合わせない。
何度でも見たい映画。
予告でも分かる通り「キング・オブ・コメディ」に影響を受けているので、見て行くとより楽しめると思いう。
ホアキンフェニックスの圧巻の演技。参りました。 作品が凄すぎてグゥ...
ホアキンフェニックスの圧巻の演技。参りました。
作品が凄すぎてグゥの音も出ません。
映画をダメにしたのはマーベルとDCだなんて言ってごめんなさい。
凄い…ヴィランなのに同情してしまった…。
『ジョーカー』鑑賞。
*出演*
ホアキン・フェニックス
*感想*
バットマンのヴィランであるジョーカーを主人公にした本作。バットマンの知識は少しだけあります。レビューサイトでは高評価ばかりだったので観に行きました。とても良かった…鬱になりかけたけどw
「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母親の言葉を胸にアーサーは笑いを届けるためにコメディアンとして、ピエロの格好をして笑いを届けようとするが、やがて次々と理不尽な出来事がアーサーにふりかかり、やがて笑いを届けるはずが、徐々に善人から悪人に染まっていく。。
「そんな~嘘だろ…?」と思わず呟いてしまう場面が多々あります。
可哀想で仕方ない物語でしたが、最後のアレはアーサーが貯めていた思いが一気に爆発させてました。ヴィランであるはずが、思わず同情してしまいました。精神的な問題、貧困、理不尽な社会、、アーサーの場合はどんな理不尽な出来事があっても笑う。でも、心の中では大号泣しているんです。
ちなみにバットマンでお馴染みのゴッサムシティ、そして後のバットマンになるブルースが出てました。
前半は辛かったけど、後半はまさに爆発!!
総じて、大傑作!とまでにはいかないけど、ホアキンの演技がめちゃめちゃ凄かった。
徐々に悪のカリスマ・ジョーカーに染まっていく描写がとにかく素晴らしかった!\(^^)/
ジョーカー、カッコ良すぎ!!最高!!
どこにでもいるかもしれない人間の話
本当にボコボコにされました。
今作はバットマンシリーズのもう一人の主役であるジョーカーがメインのお話であり、DCコミックファンからすれば待望のお話であったことは間違いない。
だが、蓋を開けてみればDCコミック、バットマンシリーズとの関連抜きにしても成立してしまう人間の弱さ、醜さを徹底的に全面に出したおぞましくも共感できる極めて稀有な作品となりました。
この作品の鑑賞後、現実と空想の違いは最早ないなと考えさせられ、今でも何処かにジョーカーはいるのではないかと思わされています。それほどまでに何処にでもいる人間が成りうる話だったのです。何も特別なことはありません。様々な時代にはジョーカーのように狂ってしまった者が必ず存在します。本作品はそんな大勢の中の一人を映像に納めてくれたように思いました。
内容の濃さ、音楽、カメラワーク等どれも素晴らしいものでしたが一番目を惹いたのはジョーカーの演技。あまりに馴染みすぎているというかジョーカー本人なのではないかと疑ってしまうほどの雰囲気に圧倒されてしまいました。不気味なダンスや痩せ細った身体、笑い声、ちょっとしたしぐさまで細部に渡ってジョーカーを演じていたのだと思います。本当に感謝しかありません。
鑑賞はオススメしますが、ジョーカーというカリスマに感化され過ぎないようにしてください。
以上興奮が未だ収まらず、色々と考え込んでしまった一個人の感想です。
革命的なアメコミ映画の新たな形!
DCにおける代表的な悪役であるジョーカーのキャラクターをベースに見事なヒューマンドラマに仕上がっていた本作はまさにアメコミ映画の新しいスタイルを確立したと断言できる程だ。これはある種の「革命」と言ってもいいかもしれない。
とにかくホアキンフェニックスの怪演が最初から最後まで素晴らしすぎる。これだけでも本作は観る価値があり、もしもこれでアカデミー賞主演男優賞をゲットできなかったらアカデミー会員は全員クビにすべきだし、アメリカの映画界は終わることになるだろう。ゆえにキャッチコピーの「アカデミー賞確実!」はまず間違いないと言い切りたい。
作品としてもアメコミを題材としていながら、究極的に闇に堕ちていく人間を描いたヒューマンドラマとしての完成度は大いに絶賛されるべきだ。
現実と妄想の描写の切り替えの演出も見事としか言いようがない。全体的にダークなドラマでありながらも全くダレずにグイグイ画面に引き込まれ終始目頭を熱くさせられた。
これまでのDC映画やMCUのようないわゆる漫画的なエンターテインメントを期待してしまうと、だいぶ好みは異なるかと思われるが、個人的にはそーしたものとは一線を引いた作戦は大成功だと思うし、他のDC映画とは絡ませないで欲しいということを強く願いたい。
そして何と言ってもこの機会にホアキンフェニックスがとてつもない役者であるということが広まっていく事をとても喜ばしく思う。
久々に映画らしい映画を観れて、幸せだとしか言いようがない。
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