ジョーカーのレビュー・感想・評価
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観終わると自分の中の嫌な部分が立ち上がって拍手しながら絶讃していた!
何とも切なくて悲しくて哀しくて恐ろしくて怖ろしいストーリー。
負の連鎖が怖ろしい負のアンチヒーローを生み出して行った……
ところで、ここの映画館はショッピングモールに併設されており、映画の半券を持ってるとクレーンゲームが一回無料になるのですが、そこで見事に一回でぬいぐるみをゲット!
ちょうどそのタイミングで母親に連れられた小学校低学年位の男の子がその様子に熱視線!
次にチャレンジするべく母親に小銭をねだっていたので、快くゲットしたばかりのぬいぐるみをその子にプレゼントしました!
なぜ見ず知らずの子にそんな事をしたのか?
例え偽善であろうとも、自分の中のジョーカーを早く追い出したかったんでしょうね(^_^;)
今の社会問題を全て背負った人生を歩む主人公に共感できるところと無い...
今の社会問題を全て背負った人生を歩む主人公に共感できるところと無いところがあり複雑な心情になるけど、今の世の中を考えるキッカケになる良い作品だと思う。でも唯一の救いが…哀しい。
オシャレな映画
自分の中にあるジョーカー像が固まっている人からしたら「こんなのジョーカーじゃない」という感想を持つ方もいると思います。
単体の映画としてはかなりオシャレな映画でした。ダークナイトと同様に自称映画好きの男子大学生にウケそうな映画です。
共感できるシーンも少ないですし、狂気に変わるほど不幸なのか...?というのが正直な感想です。
ただオシャレなので深く考えず雰囲気を楽しめれば満足のいく作品になると思います
負のオーラがすごい
負のオーラが全面に出過ぎていて正直言って私の好みの内容ではなかった。この映画は確かに芸術的だが一般向けではなく映画通の玄人向けの作品だと思う。デートでは見ないほうが良い作品。余談だがこの映画を観ている時に思わず蛭子能収と林家パー子を連想してしまった。
救いがなさ過ぎる…
ジョーカー観てきたよ。
ホアキンジョーカーはヒースレジャーとは違うけど、匹敵するレベルのキャラクターだった。もうホアキンの超絶演技を観るだけで100点の映画。観る価値ありです!
詠春拳をやったら強そうな柔らかい肩に目を奪われた。
どのシーンにも胸を抉られ終始泣きそうだった…この遣る瀬無い感、エクソシストに似てると思っていたらモロにエクソシストそっくりな階段出てくるし、とにかく今思い出しても泣けてくる。ここまで言ったら傑作に間違いないんだけど…
言いたい事もある。
ジョーカーがある殺しを行う。それによって人々がああなるのは少し雑で飛躍してるなーと感じた。あそこだけの話が何でそこまで広がるの?って、ホアキンの演技力でそこは気にならないくらいゴリ押しでくるけど、やっぱりおかしい。
これは今の世界情勢のメタファーというか、そのまんまだと思うけど、こういうのはちょっとどうなんだ?と思う。
感情に流され易い人間には悪影響のある映画だと思った。
正にエクソシスト、悪への導き。
生きてれば嫌な事は沢山あるけど、それを人のせいにするのを肯定してしまうのはちょっとね…
テーマ的には魂のゆくえ先に観てたからってのはあるけど、被る部分があるね。タクシードライバー繋がり。
☆5でも良いと思いますが、教育上悪影響のある映画だと思うのでマイナス1。
主演が最高、最後の終わりのセリフもいい!
主題は煽りの通りだが、主演の演技だけでみる価値あり。
人生が悲劇なのか喜劇なのかは自分できめることができるということを教えてくれる。
世間がどうプレッシャーをかけてこようとも、回りは関係ない。自分が全て。
最後の「理解できないさ」は最高のセリフ。
回りからの理解が得られようが、えまいが関係ない。自分がその価値を噛み締めておもいっきり笑えているのであればそれでいい。
話の山のもってき方や、音、カメラワークも
良いとおもった。
メモ→また世間一般で信じられていることだって、視点を変えると悲劇立ったりするのだと思う。
高評価は納得だがエンタメ的な面白さではない
壊れかけた人間が完全にぶっ壊れてしまうまでのお話
あぁ…そうだったのかと思ったことが
真実は全く違っているのには騙された
パンドラの箱に残された光が
実は希望じゃなかったら自分も壊れてしまうかも
そう感じた作品でした
ただ前評判が高過ぎてエンタメ的な面白さを期待すると
がっかりする人もいるかもしれない
この作品は面白さを期待してみるものではないね
ジョーカーに歓喜するピエロ達
正直感動した。
好きな作品には間違いない
しかし皆が絶賛する姿を見て、映画の中で暴れまわるピエロの仮面を被った群衆に思えてきた。
自分が出来ない事をやってくれて、言えない事を言ってくれて、それを賛同するのを見て自分も声を上げる
この映画そのものだ
アーサーは自分でジョーカーになったのではなく、皆がジョーカーにしたのだ
皆が絶賛するのなら、僕はあえて否定しよう
ジョーカーはピエロ達を見て笑っているのだろうね
さて次はどうやって・・・
トッド・フィリップス、ホアキン・フェニックス次回作楽しみにしています。
間違いない傑作
ジョーカー (2019)R15+
間違いなく傑作。
名優ホアキン・フェニックスが画面にいると釘付けで目が離せない。
一つ一つの仕草が感情移入して見てしまうほど素晴らしい。
人を楽しませる事を生きがいにする心優しいアーサーが徐々に悪に変貌していく様は見事です。
人生に挫折、屈折した経験がある人はアーサーに感情移入してしまうと殺人も応援したくなる気持ちになっていきます。
アメリカでは社会現象になる危険な作品として警察、米陸軍が警戒態勢強化しての公開らしいです。
ともかくこの作品は必見です。
音楽、映像、演技、ストーリー、全てが満点。
ブルース・ウェインが未来のバットマンとなるのは知っておいてから見てください。
バットマンの怪物ジョーカーのような知能犯なのかは気になりますが、映画としては今年のベストと言える傑作です。
早めに覧ください。
スゴイ
141本目。
作品観なくてもビジュアル見ただけで、それを感じさせる。
実際、そうだった。
いやあ、何だろうこの世界観。
観てるこっちが気が狂ってしまうかとも思う。
でもそれと同じ位、不快に感じる人もいる様な気がする。
狂気のJOKER誕生!
アーサーフレックが、狂気のJOKERになるまでを描いています。母との関係・出生の秘密・ウェイン家との関係?などを踏まえ、アホキンが狂気のアーサーフレック=JOKERの内面まで演じていて、観ていて凄く感情に訴えてきます。観ていて恐怖が!!
後に、バットマンになるブルースウェイン少年が父・母を亡くすところも描かれ、凄く鑑賞して良かったとおもいました。
DCカリスマヴィラン単独作品
元々のアメコミ上でも、さらに今までの映画作品においても、出生から狂気に至るまでが不明確だった(その不気味さが良かったが)ジョーカー故に、オリジナル解釈での今回の単独作品は凄く楽しみであった。観た結論で言うと、映画としてもDCファンとしてもほぼ納得の出来であった。
ただ、ファンタスティック映画賞ならまだしも、映画の質という点でヴェネチアの賞獲りはやり過ぎ。ましてアカデミー作品賞はあり得ない。万が一獲ったなら、昨今のマーベル作品のような盛り上がりをと、DCが裏で動いたとしか思えないw
ただ、ホアキンの主演男優賞やデニーロの助演男優賞はもしかしたら、である。それほどまでに素晴らしかった。ホアキンの絶望と狂気に満ちた凄み、あの病的な笑い声(本当に病気設定だったが)はいつまでも頭から離れない。デニーロの抑えながらも瞬時に表情を変える様は、観ていてハラハラした。
ストーリー展開は、ある程度想像してた感じを淡々と進みながらも、小出しのビックリと見慣れた程度の殺害シーンで、特に大きな波は無いが、随所に出るあの笑い声とミュージック&ダンスで、映画というよりアメコミを読んでる感じだった。悪くは無い。
宿敵バッツの父親が序盤から出てきて中盤での絡み。まさかここでジョーカーとの驚愕の間接的関わりがあったとは。しかもバッツ幼少時との運命的な出会いも。さらに、クライマックスでの超有名なバッツ家の悲劇も、ジョーカーの狂行がキッカケとは。いやはや、ここまでバッツ関係を詰め込むのかと、思わずニンマリしてしまった。
評価3.5でも良いかと思うが、老若男女問わず魅せるマーベル系とは違って、相変わらず観る者を選び(時には無知識者を置いてけぼり)少し屈折した人間像ドラマが多いDC作品を好きな私、さらに今回、バッツ絡みを入れ込んだ所に、(まあこの 直接の続編は無いだろうが)今後のバッツとの因縁争いを妄想、期待した上で、4点としときます。
精神的に健康な人が持つ精神病者像
ここにちょっとケチつけたくなりました。
虐待、貧困、差別、いじめ
もともと精神的に病みやすい気質ならば、これらの要因が
重なれば殺人鬼に変貌しうるだろうという健常者の想像。
ジョーカーは虐待、貧困、差別、いじめの被害者であるがゆえに
悪者化していった。という筋立てだろうが、被害者であることを
説明する描写は足りない感がある。その足りないところを、
精神異常者ならやりかねないよねっていう浅い説明で蓋を
しているところに、製作者の精神病をもつ人への
偏見があるように思える。
シリアルキラーと被害者であるがゆえの殺人鬼への転化の二択
が、悪役像の選択肢としてあるだろうが、この2つは相容れないものだと自分は思う。
その前提だと、本作はジョーカーが後者であることを主題としているように観ていたが、自分の母親を殺害していくあたりから、ちょっと被害者であるという肩入れが
できなくなってしまった。母の殺害以降むやみやたらに人を殺すただの殺人鬼と見えてしまった。これだとただ殺したいだけのシリアルキラーになちゃって物語の主題がブレてるように感じてしまう。
もちろんもともとシリアルキラーの素質があって、そこに周囲の要因が降りかかって
シリアルキラーと化すことも全然自然だろって反論も当然納得できるけど。
ただ映画を観た印象だとやはりブレてるかなと、、
その説明不足とかブレを補っているのが、ホアキンフェニックスの
圧倒的な怪演。ザ マスターでも思ったけど、本当に狂気を
演じさせたらすごい。また、重苦しいヒヤヒヤする音楽やカメラワーク
も上手い。映画を見ている間、上記した違和感が気にならず
に映画に引き込まれたのはこれらがあってこそだと思った。
人の悪意をみた気がしてゾッとした。
安定しない社会の現状や言い様のない不安。ただそれだけでは人はもちろん殺人は犯さないだろうと思う。
だけどそこに身近な人に裏切られた感情を抱いたり、ひどい暴力や罵倒を受けたりしたらどうだろう。それでも良心は保てるだろうか。
おそらくグレたり、自分以外の弱い人間を探したりしてしまわないか。そんなことを考えていたら、人ごとに思えなくなった。
もちろん最後までジョーカーにはまったく感情移入できなかったが、今日本や世界で起きている残虐な行為は少しずつみんなが関わっているのではないか、だとしたらちょっとずつみんなが思いやりの気持ちを持てたらジョーカーは生まれないのではないか。とか思った。
人間の善意と悪意のあり方について考えさせられた作品。
現代社会の闇にきわどく切り込んだヴィラン映画
閉塞的な空気に、先の見えない社会不安。国民同士の憎み合いに、貧富の差からくる憎悪。そして孤立して這い上がれない孤独な人々に、それを食い物にする社会悪。政治は福祉を蔑ろにし、それに頼らねばいけない人々は見捨てられたと絶望すらする。
現在のアメリカに限らず、様々な国でこれらの事が渦巻き、そして問題視されている。フィクションではなく、それらは現実として存在し、少なからず日本にもその兆候が表れている。
病気の母の看病に、いつクビになるかもわからないような日雇いの仕事。世間の白い目に耐えながら自身も薬に頼り、誰からも認められなくて存在価値を見いだせない。それだけを聞いて、「そんな奴はフィクションの映画の中にしかいない」だなんて誰が言えるだろうか? そんな人間は世界中にいる。それが現実で、それが社会の歪みなのだ。
今作のジョーカーは、それらの歪みを一身に受け、そして狂気という形で発露する象徴として描かれているように思う。
「ダークナイト」のジョーカーが狂気により社会を混乱に陥れる存在だったのとは、まるきり逆のキャラクター性を持っていると言っていいかもしれない。人物像がはっきりとしない不気味な存在だったジョーカーを、逆にこれでもかと言いたくなるほどに理不尽に、同情するのも嫌になるほどに人間的に描き、最終的に理解不能のヴィランとして再誕させる。この作業のなんと怖ろしい事か。
バットマンの基本ストーリーにも大きく外れていないシナリオ展開にも驚いた。描かれているのはゴッサムなのに、そこは見たことのある現実で、だがキャラクターものとして破綻していない。
アーサー役のホアキン・フェニックスさんが凄かった!
もはや彼の一人舞台。
最近観賞した車椅子の風刺漫画家の役柄とまるで違っていてビックリ。
もはや別人と思える程の印象!
ストーリーは全編悲しいんだけど完成度が高く終始のめり込んでしまった感じ。
殺伐とした場面もアーサーの気持ちが感情移入して同情してしまいました。
ジョーカーの悲しい過去の物語を知ることが出来て観賞して正解でした。
加えて弦楽器の音楽もまた素晴らしい。
主演男優賞は濃厚かも( ´∀`)
間違いなく名作!だけど、、
ダークナイトのJOKERがどうしても上回ってしまう。
ジョーカーが、生まれる背景を描く
と言う点ですでに面白い。
ホアキンの演技も狂気じみてて鳥肌ものだが、
好きすぎるだけにヒースのジョーカーと比べてしまう。
ダークナイトでは
善人をも悪人に変えてしまったり
直接手を下さずともまわりがジョーカーの思うように
動いてしまうなど、
人の心理を
嫌なようについたジョーカー像だった。
悪のカリスマ性が異常だった。
例えば、人を殺す手段は
銃では味わえないからナイフを使う
みたいな台詞があったが、
今回のホアキンジョーカーでは
人気司会者を殺したのも
感情高ぶって銃だったし
小人症の仲間を
殺さなかったり
どこか振りきれなさがあったように感じた。
ここからさらに覚醒していくのだから
という見方もあるが、
群衆を動かすようなカリスマ性のある
天才ジョーカーになっていくような
ジョーカーには見えなかった。
でも、音楽や映像などは
どの部分をきりとってもかっこよく
これぞ映画!と思った。
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