ジョーカーのレビュー・感想・評価
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全編独り舞台な作品(10/16)
朝一番の上映会でスクリーン9が満席になるのは、珍しい。最前列中央A14席をゲットできたのは、なかなかのものでしょう。
で、バットマンは、これほど重い過去を背負った男を相手にしていたのか。これは、敵わないです。主演のホワキン・フェニックスって知らない俳優だったので、過去に演じたジャック・ニコルソンなどと比較してしまうので、不安しかなかったんですが、圧巻の演技でした。全編ほぼ、出っ放し。R15+のため、若年層は、鑑賞不可。因みにストーリーは、平坦なので、満員の観客席で寝ている人も散見されました。
怖かったですが、考えさせられました。
インスタグラムでオススメしている方がいたので興味が出て観に行きました。
これはホラーですかね?ホラーを見るのは初めてで怖かったです。
アーサーがいつ引き金を引くか予想ができず、ヒヤヒヤしながら観ていたら観終わった後はどっと疲れていました。
親が子供に虐待などをすると、子供には必ず何かしらの悪影響が出て、永遠に負のループ。これは今の時代でも根強く残っている問題だと思いました。
私はもう二度と観たくはありません(怖かったので)が、人生で一度は観ておきたい映画でした。なので観れて良かったです。
手の上で転がされる気分
格差社会の底辺にいる救いのない状況で様々な苦難が降りかかる主人公は妄想と現実が入り交じった中でジョーカーに変わっていくストーリーに気分が滅入りました。
ただ、監督や批評家のインタビューを見てみると、最後のシーンでこれまでのストーリーがすべてジョーカーの空想話だったとも解釈できます。
それならば、このストーリーを私たちがまともに受け止めて主人公に同情したり、格差社会の問題を読み取ったりすることすらジョーカーに仕向けられたものであり、ジョーカー流の悪戯に踊らされていると考えるとあらためて奥深いなぁと感じました。
解放?開放?どちらも?
何かが放たれる。何かが開かれた。そんな感想を持ちました。色々な解釈が出来るようになっていますが、どの視点から見ても解放、開放された印象を受けます。何かが吹っ切れた。自分はそう感じました。自分は3度見ましたが、自分なりの解釈を探したり、思案する事が好きな人にはぴったりの映画です。序盤は階段を上がるシーンが多かったのですが、終盤は下がるシーンが多く、そういう描写も見られ、他のところにも多くそういう対比が描かれています。そういう細かい所も見どころの一つでしょう。自分の中では何かを変える映画となりました。生涯の一作となりました。喜劇とはなんなんでしょうか、、、。
無問題!
どこかのレビューで観終わった後で暗い気持ちになると読んだので観ない方がいいのかなと考えていたのですがランキング上位が長く続くと暗い気持ちになることよりも観たい気持ちを抑えることが出来ずに観てしまい感想としては暗い気持ちにはならず役者がアカデミー賞候補になる映画は難解なイメージがありましたがそんなことはなくジョーカー誕生の流れが良く分かりバットマンを観たくなる映画でした。
ジョーカー
言わずとしれた最高の悪役ジョーカーが生まれるまでという斬新な設定だったのでワクワクしながら映画館に行きました。一人のまっとうな人間がどのようにダークサイドに落ちるかという観点からみると面白い映画だなと感じる反面、ジョーカーの映画としてみると少し物足りなさを感じました。個人的にジョーカーの一番の魅力は何を考えているか全くわからないところにあると思います。自分の命も他人の命もゴミのように扱い、手にした大金を溝に捨てる。そういった部分というのは今回のジョーカーでは最後まで見られなかったのは、少し残念でした。しかし人間味のあるジョーカーの映画としては面白かったです。
「ある男の物語」としては面白い
ジョーカーについての基礎知識に乏しく、予習もせず。
そのため、あるひとりの哀しい生い立ちの男の物語として鑑賞することになり、そういった視点では及第点以上でした。この人がこの後ジョーカーになっていくということとは切り離して観られれば、まずまず面白いと思います。
観終わってから他の方のレビューを読み、「この人が、将来あの“天才”ジョーカーになることが想像できない」という評価があることを知りました。バットマンシリーズにさほど思い入れのない私でさえ「確かに」と思うのだから、シリーズのファンの方々にとってはかなり違和感の残る作品なのかもしれません。
なんだかめちゃくちゃかっこよく見えた
バットマンを見たことないので、後々につながる伏線があったのかもしれませんが、その辺りは全くわからず完全に一本完結の作品として見ました。
(ゴッサムって街が本当にあるのかと思ったくらいw)
一言で言えばサイコパス殺人モノの映画だけど、メイクをキメて踊りながら階段を下りるシーンではバットマンを見たことないけどその世界観を感じる。ホアキン・フェニックスの醸し出す雰囲気はめちゃくちゃクール。
共演しているデニーロの若い頃の演技と重なるところがある。(タクシードライバーとキングオブコメディのオマージュだって知らなかった)
気味悪さが増すごとにカッコよくなるキモかっこいい。
アメコミらしからぬリアリティを感じる作品だったと思う。
おしゃれ
あまりにも話題なので鑑賞。
私スーサイドスクワットのハーレークイーン大好きなのですが、前知識無しだったのでハーレーの彼氏のジョーカーだとは気付いてませんでした。(笑)
もったいない🤣🤣
特にインパクトあることはないけど、ずるずると辛くて、静かにゆっくりと狂気に満ちていく感じ。
余計に怖い…
ちょっと退屈って思う時もあった。
前評判に期待しすぎてた。(笑)
映像とか音楽とかはすごいおしゃれ🌹
俳優さんの演技もいきいき、素晴らしい。
映像としてのクオリティ高いと思う。
アメリカのピエロと狂気。
狂気、ヴァイオレンス系アメリカ映画を観るとよく思うのですが、映画の良さは感じれても、部分部分で日本の文化には合わないなと改めて思いました。日本人がこういうシリアスな残酷さを利用した娯楽に向き合うのは製作者の意図から何かずれてしまうというか、強い違和感を感じることがあります。もちろん、お笑い系とかでもそうですが、ネガティブな表現にはインパクトが付きやすいので。大衆映画というより一つの作品という感じがしました。もう一度鑑賞すると全く別な印象になるかもしれませんが、一度目としては衝撃度が強でした。 :)
PS : この違和感は、人種の坩堝文化が日本には無いことが大きいのではと後で思いました。
ジョーカー?
バットマンシリーズは一応全部見た気がするけど、これまでのジョーカーの設定をぶっ壊しすぎてて笑う。
設定の付け足しなんてよくある話だけれど、あの仮装は酷くただれた顔を隠すためのものじゃなかったのか。
今回の作品は近年の仮面を被る意味でしかなく、まぁ現代版にバージョンアップされたのかもしれないけれど、ちょっとオリジナルストーリーすぎて何が何だかんからなくなってしまった。
残虐なシーンもほとんど無い。
内面からの悪をよく表現しており、その辺も近年の猟奇殺人犯のような設定で、斬新さもない。
こんなに高評価の理由がちょっと分からないけど、スターウォーズをまともに採点できない自分と同じような感覚なんだろう。
この映画の見方に気を付けて
自分が狂ってるのか、社会が狂ってるのか。
物語の内容は本当に大した話ではないです。
貧困、プアホワイトの表現も物足りなく、人間ドラマを濃厚に描いている作品でもありません。
映画通と思われる人たちには軒並み高評価ですが、実際のところよりも評価が少し高めにつけられていると思います。それは場外戦のような感覚で映画そのものから乖離した部分での評価が普通の作品よりも多い感覚です。
この映画はそれが普通の映画と違うという意味では確かな評価点の1つですが、この映画を評価しないと映画のことを分かってないと思われるという不安、ジョーカーの虚言に実体験としてまんまと唆されてる感覚でした。
高評価しているレビューや知人の意見では、やはり映画そのものよりもその仕掛け方の方が評価されている印象。実際ジョーカーというキャラクターが持つ虚言や妄想という要素は上手く使っていて、ハマった人にはその要素の研究や推察に熱心な方もいらっしゃいました。
きっと壮大な夢オチが許されるのはこの映画と漫☆画太郎先生だけでしょう。
映画のプロモーションを含めて壮大な悲劇を装った喜劇です。金獅子賞すらもジョークなのではと思ってしまう。そこは上手い。ただ面白いというか本物カタルシスとは違う、imitationを本物として売り切る仕掛け方そのものの妙でしか無いかなと。
まあ長々と書きましたが、要は面白く"は"ない。
面白くはない映画、大したことのない映画をあたかも過去の遺作と並べられるような、監督自身の言葉でいうところの"本物の予算"で"本物の映画"に整えられてます。
ホアキンという素晴らしい役者に、びんぼっちゃまの服装のような映画的仕掛けをして、背後に潜む生尻をチラ見せしつつ、色んな角度から覗き観て楽しむ映画なのかなと思います。ストリップ劇場型映画!
ただ沢山の仕掛けをしていることに対して、それに気付いた人が気付いていない人や低評価の人たちに批判的なコメントをしている人が多いなと思いました。
仕掛けに気付いたことで観た人にカタルシスを与え、そのカタルシスを持って批判という争いに繋がっていくという悪のカリスマらしい仕掛けですね。
観た人が実直に面白くないと感じるも良し、ジョーカーの妄想や虚言に吸い込まれて面白く感じるも良し。
見方や心持ち次第でどうとでもなる映画という意味では素晴らしい映画なのでしょう。
(自分は内容のみを評価すると☆2です)
まだ未見の人はこんなレビュー観ることは無いと思いますが、2度目観るとしたら映画通のどうでも良い御託は無視して、ジョーカーに騙されに行くつもりで観てはいかがでしょうか??
ジャック・ニコルソン
鬼気迫る演技、迫力が凄い‼
…そういった生い立ちもありかな。
でも、自分にとって、ジョーカーはジャック・ニコルソンの印象が強く、ストーリーの違いに、少しだけ違和感を感じてしまいました。
オリジナルの “別の” ジョーカーなんですね😅
心に重く刺さります
カップルが来ていたが終演後無言で帰っていったのが気になりました。
はっきり言ってデート向きじゃないですからね。
母親を大切にする優しいアーサーが理不尽な暴力を受け、職を失い、周りの裏切りによってどんどん堕ちてゆく様は観ていて切ないです。
ラストのシーンを観たときに「あれ?何処までが現実だったの?」と思ってしまいました。
あの狂気じみた笑い方が凄いツボです。ホアキン・フェニックスの巧さに魅せられました。
疲れました。
緊張と緩和の連続で、ヒヤヒヤする場面、思わず絶句してしまうようなシーンが気かと思ったら、陽気な音楽とともにアーサーが踊り出す。
ラストに向かうにつれて、シリアスな展開が怒涛のように押し寄せてきて、目を覆いたい、でもこの後どうなるのかを観たいと、連続で思わせてくれる作品でした。
気持ちの切り替えが大変で、観終わった後はドッと疲れした。
面白かったですが、個人的には二回も観たくない作品でした。
君にも見えるさ、幸運の星が
ファンの人からしてみたら色々意見はあると思うんですが、映画としては中々上質なものだと思うんです。
私のような、一切アメコミやら、ジョーカー知らなかった新参者が普通に楽しめて、終盤にがっつりストーリーが動く感じ。悪役の話だと思ってなかったです実は。
音楽と映像のマッチが絶妙で、「これ何のジャンルの映画なんだ?」と思うほど、いい意味で迷走してる気がする。スプラッタシーンが無ければヒューマンドラマのようにも感じる。
社会要素強めでしたが、この要素入れないと最後の演説(?)に説得力が無くなっちゃうので。でももう少し狂ってる人になってほしかった。いや、あの、悲劇の中を生きる彼は、全て嘘でジョークなのかもしれない。
一緒に観た友人が「全ての人生の要素において、ジョーカー引いちゃった人って感じだったよね」と言っていて、なるほど、言い得て妙。でも、悪役ってそれで良いんだろうか。結局、運が良ければ、幸運の星の元に生まれていればヒーローになれたかもね、みたいな感じが「悪役とは」という前提とあまり合ってないように感じました。
といっても、話も分かりやすくて、面白いアメコミ漫画1冊読み切った感じがした。
映画としては大成功なのでは?
個人的には最後に大爆笑してしまったことがあって、静まり返った映画館の中で笑いをこらえて涙を流した。
最後にジョーカーの気持ちがわかった。
自分の人生で1番サイコパスな瞬間でした。
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