ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ホラーにしてはしっかり作り込んでいる
外国のホラー映画はグロくてえろくてどれもこれもつまらない物ばかりだけれど、凄く内容の深い考えさせられる映画でした。
面白かったです。
喜劇いや悲劇
四方八方に虐げられ生きてたアーサーはこの世に対する屈辱感と裏腹に笑いにしていた。銃を手に入れたら不快感とトラウマが引き金で人を殺すが、これは人の負の心の鏡となり多くの人はピエロの変装をして殺人を起こすことなどたくさんした。同時に彼の悲観的な芸風がブームになり初めて売れ人として認められた気になる(アパートの女性との妄想もそう)。ただ彼は自分の起こした事件が引き金で多くの人の負の心や政治運動に繋がったことも長らく実感してなかったが、負の心の象徴になったことへ怒りの感情を抱いたのだと思う。こうして人々の象徴になり、ピエロになった。大衆がしてほしいことが変わっただけで、彼が恨んだ上流社会階級や政治家、母の元カレを初めとしたお笑い芸人と裏腹に低社会階級の人々は反政府と人を取り合えず殺すことを求めていて、それが嫌だったんだと思う
余談だが作中に出てくる女性は母親以外基本肌が黒い人だが、黒人の女性なら言うことを聞いてくれると思い込んでいるのだろうか。このことも彼自身が低流階級をコンプレックスに思ってることの象徴ではないだろうか?要するに低階層の自分自身にもスティグマを内包しているから無意識的なレイシズムも持つことで、安心しているんだと思われるし、彼の人生は悲劇ばかりの喜劇だった
悪の始まりって…
バットマンのジョーカーは知らないけど、人にすすめられてみたが、悲しいストーリーだった。
人を殺したら悪いよね。しかもいっぱい殺せば凶悪だよね。それはわかるが、ジョーカーの誕生経緯がわかると悲しいというか…。悪の始まりってなんだろうかと。人を殺し始めたことが悪の始まりなのか、はたまたジョーカーを誕生させてしまった諸々が悪の始まりなのか…。そしてそれが与える影響と乗っかる人々は悪ではないのか?
心臓をえぐられるストーリーだった。
選挙の後に見ると
新作を見る前に、前作を見てなかったので、映画館でやっているのを見つけて見てきました。
本人が特に何をした訳でもなく、悲惨な状況の一員となっていて、ちょっとしたミスなのに、そればかりが目立って、更に状況は悪くなっていき、それに耐えきれなくなって爆発してしまう主人公。そして、彼が起こしたことをキッカケに、耐え切れなくなっている他の人達も爆発していくという流れ。下記の通り、40年ぐらい前の設定だと思いますが、アメリカだとその頃からグローバル化が進み、主に製造業が影響を受け、ラストベルトと言われる地域が顕著になってきていた時期ですね。被害に遭った3人組は、大企業の証券マンという設定も、当時から現在に至るまでの貧富の格差を象徴している感じ。
10/27の衆議院選挙の後に、その結果を踏まえて見ると、いろいろ思うことがありますね。収入が上がらないのに、天引きされる分ばかりが増えて、手取りが減っていることを不満に思っている中、そういうことを決めている人達の中に、よく分からないお金を使えている人がいるというのが、今回の選挙で話題になっていました。この映画で起こる暴動までのことはは起きないものの、選挙という手段を使って反発した人が多いのかなと。
見たスクリーンでは、その後に新作が上映されるスケジュールでしたけど、続けて見るまでの気力は残っていませんでしたね。
私がジョーカーというキャラを最初に見たのは、今から50年以上前のテレビシリーズ。作品の時代設定は、その時々で変わるんでしょうね。アーサーの家には、ピアノの鍵盤みたいな操作ボタンのビデオデッキがありましたね。フロントローディングじゃなく、カセットはデッキの上からガチャンと入れる、40年以上前の初期型の家庭用ビデオで、30万円ぐらいはしたでしょう。生活苦の家なので、中古で買ったとしても、40年近く前の設定でしょうか。その頃にブルース・ウェインが小学校高学年ぐらいということは、、、、なんてことを考えてしまいました。私が子供の時に見たテレビシリーズでは、もうバットマンはかなりの大人でしたし、執事のアルフレッドは、おじいさんでしたけどね。子供のブルースが、庭の遊具の棒を伝って、昔の消防士のように下に降りるシーンは、バットマンの秘密基地を連想しました。
やはり傑作
2を鑑賞した上で再度鑑賞。
やはり傑作ですね。
悪のカリスマ…いや、弱者のカリスマ誕生譚としてはこれ以上のものは無いのではないでしょうか。
皆少なからず持っている鬱憤の結晶を具現化したような偶像なのでファンが付いてしまう理由もよくわかります。
右手はアーサー、左手はジョーカーというのを最近見ましたが本当にそうなっていて驚きました。
こんな仕掛けまであったんですね。
いやー、おもしろかった。
理不尽な世の中だからこそ、手を取り助け会おう!
ジョーカー久しぶりに観ました!
この映画から学ぶことは多い。
アーサーは、助けを求めても見て見ぬふりをされ、社会から排除されそうになる。
極限まで精神を追い込まれた人間は、解放を求めるようになる。
そして、アーサーはジョーカーとなってしまった…
現実世界でもアーサーのように同じような苦しみを抱えている人がいると思う。
私自身も苦しみがある。
苦しみをみんなで分かち合い、手を取り助け合える社会にしていきたいと思った。
重苦しい
恵まれずに育ってきたことがただただ可哀想になる。周りの人間が冷たい、報われない。私には重くてまた観たいとは思わなかった。ジョーカーはスーサイドスクワッドでしか見ていなかったため、ハーレイクインが出てこなくて少し残念に思ってました笑笑
虐げられた人がキレると恐い
劇場でも観たんだけど久しぶりにまた観てみた。ホアキンフェニックス扮する道化師アーサーフレックは今日もピエロとして街に出ていたが子供たちにコケにされ蹴倒されていた。
狂っているのは僕か世間か? 辛いのはたくさんだった。しかし笑いが止まらない病気なんてあるのかな。日頃から虐げられた人がキレると恐いよ。
私にはデニーロの最高の幕引き映画
無理にコミックの悪役を題材にしなくてもいい映画になったのに ダークナイトシリーズのファンには不評でしょうね
さんざんサイコ役で売ってきたデニーロがまさかあんな形で引導をわたされるとは!キレた悪役より普通の引き立て役を演じる方が難しいんだと初めてわかりました
右はアーサー、左はジョーカー
衝撃と感動を与えてくれたものすごい映画でした
まず観てすごい思ったのが雰囲気と色や光の演出
温かみもある中少し冷たいような色合いがアーサーの悲しみを表していてすごく泣けてきます
そしてやっぱりホアキン
とくにあの背中 あれは本当にすごい
序盤のメイクシーンで右目だけ涙を流すなんてすごすきますよ
あと観終わって色々検索してみるとすごい小ネタがたくさん
観終わってからも楽しめるというところもジョーカーの本当にすごいところです
2は1を観てから観た方が分かりやすいですよ
悲しすぎる…
終始不幸で唯一の救いの光であっただろう母親も実は…のところで『もうしゃーない、悪者になる気持ちも分かる!』と言いたくなるくらい可哀想な展開続き…
映画館で一度見てしんどくなって帰ってきたが、テレビで見たらまた違った感触。
でもやっぱりかわいそうは変わらなかった。
ジョーカーになるまでの話が分かって納得!できたけど、かわいそすぎたので星は少なめで。
丁寧に作りこんである
正直言って、バットマンシリーズのファンじゃないと、刺さらない作品じゃないかと思う。頭クリーンで、固定観念なしで見たが、確かに丁寧に作りこんである作品だと思うが、感情移入はしにくいし、どうにもパッとしない。これが、こてこてのバッドマンフリークなら感じ方は全然違うのだろうけど・・。
特別になりたい
特別になりたいと願う哀れな男が、些細なきっかけで殺人鬼に変貌を遂げ、稀代の悪 ジョーカーとなるまでを描く映画
SNSが発達して承認欲求が底なしになった現代社会では、誰もがジョーカーになる可能性を秘めていると感じた
アーサーが小児科に銃を持ち込んで病室の子供や看護師がシーンとなり、...
アーサーが小児科に銃を持ち込んで病室の子供や看護師がシーンとなり、変な空気になるシーン。アメリカ流ブラックジョークが少し笑えた。
アーサーが自宅でランドルを殺害し、ゲイリーが逃げようとするシーン。一刻も早く部屋から出たいのにドアの鍵に背が届かず、アーサーに開けてくれるよう頼むしかないゲイリー。人を絶望に陥れる演出がすごかった。
笑えるか、笑えないか
光に救済を求める程、闇は深くなる。
心の裡で、存在の耐えられないクラウンが怯えつつ、自分にウソをついて笑ったことのある方なら、身に覚えがあると思います。
私はこの映画を、全面的には支持しません。ジョーカーとは、ある特定の環境が引き当てるものではなく、誰の心の裡にも棲んでいるものだと考えているからです。そう思わないと、ヒーローを凌ぐ輝きを放つヒールの存在が、証明できません。
繰り返します。ジョーカーは、特別ではない。誰もが隠し持つものです。解き放たれたジョーカーに喝采を送るのは、私自身であり、私もまた、ジョーカーを隠しているからです。見たくもない自分を、見させられた気がするので、私の中の何かが、この映画に反発を覚えます。それが何なのかは、続編を観て探すつもりです。
取り急ぎ、私とババ抜きしたい方、いる?。
ゴッサムは、誰の心の裡に在る?。
追記
続編観ました。注目点は、アーサーの中のジョーカーが発動するシーンと、そのジョーカーが沈黙するシーン。そして、それ以上の注目点は、そんな彼を、見ているヒトたち。この映画の、本当の主人公は、誰?。
私が、この連作に居心地の悪さを感じたのは、で、あんたはどうなの?。って云う問いかけが続いたからです。BAT MANがいない世界で、無敵のヒトにならざるを得ないヒトが現れたら、あんた、どうするの…?。ずっとそう問われていたような気がしたからです。その問いかけに、皆様なら、何と応えます?。
平凡な男が悪のカリスマになってしまう
続編がつくられるようなので今更ながら観ました
バットマンシリーズの悪役であるジョーカーの誕生秘話らしい
バットマンについてはまったく知らず本作を観ました
全体的に重苦しい空気の作品になっている
貧困層のコメディアンを目指すアーサーが
様々な出来事で追い込まれていくなかで悪のカリスマ『ジョーカー』になっていく
アーサーは突然笑い出す症状を抱えているので
他人から気味悪がられるところがあり
仕事でも不遇なことがあってクビになってしまう。
最初の看板を奪われたこともアーサーのせいにされてしまうのは酷い
証券マンを殺害する描写も
特に意図をしていなく偶発的なことが重なって起こったように見える
ジョーカーが現れた理由にゴッサムシティの問題を放置して格差が広がり
証券マンを殺した「ピエロ」が貧困層から英雄視されたことによるものだと思うので
アーサーが悪というよりも、ゴッサムシティの環境が結果として
悪い偶然が重なったことによって平凡なアーサーをジョーカーにしてしまったように思う
本作は妄想と現実がわかりにくい描写が多く
どこまで現実なのかは視聴者にゆだねられている感じがする
レイトショーで観る映画ではないかもしれない。
2019年10月に、1回目で衝撃を受け、翌週もう一度鑑賞しました。
映画館で年間50本近く観ていても、複数回観る映画は、年間にひとケタです。
しかも、最初から最後まで、ほとんどのシーンを記憶しています。
この作品は、私自身のダークサイドを覗くという意味で、今まで観たどの映画よりも怖かったです。
弱肉強食のアメリカの、弱者は虐げてもいいという風潮。
その中で、アーサーが少しずつ壊れていく様を観るのは、ものすごくまずい料理を無理やり食べさせられている気になります。
だからと言って、日本の方が生きやすいわけではないのですが。
身体ではなく、心や脳に損傷を受けている人は、ひと目で困っていると分かりません。
また、身体に障害がある方に比べると、どういうふうに対応したらいいのか、気を付けるポイントは何か、分かりません。
アーサーが豹変するタイミングも、実は私には唐突で、恐ろしかったです。
もし彼が目の前にいたら、助けようとするよりも、自分を守るために、ダッシュで逃げ出すでしょう。
2019年に観た時は、この作品はアメリカの話だという距離感で鑑賞しました。
昨夜は、日本で、中国で、アメリカで、ヨーロッパで、世界のどこで起こってもおかしくないと思いました。
レイトショーで観たことを少し後悔。
何度か後ろを振り返りながら、映画館の最寄り駅まで急ぎました。
今、私のスマホが突然爆発しても、おもむろに路地から現れた男に刺殺されてもおかしくない世界に、自分が生きていること。
生まれて初めて、それを肌感覚で理解した夜でした。
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