ジョーカーのレビュー・感想・評価
全1572件中、1401~1420件目を表示
日本の三菱地所がロックフェラーセンターを買収したあの頃、NYは酷い...
日本の三菱地所がロックフェラーセンターを買収したあの頃、NYは酷い状況になっていて、出張に行くとホテルから一歩も外に出るなと言われるし、日本人が地下鉄に乗るなんてもってのほか。あの頃の荒れたNYが懐かしく思い出されました。治安悪化はひどい貧富の差が作ったとものとされていましたが、アメリカの今は10年後日本で起きるというのもよく言われることで、この映画への評点が4.0と素晴らしく高く、この秋のどの映画より上!というのは、今の日本の状態が当時のアメリカの状況を再現している笑えない事実によるものかと、悲しくなってしまいました。笑 30年後だけど。
狂気
難しかった
アメリカの文化も
アメコミについても
全く知識なく観てしまったためか、
そもそも理解力が乏しいせいか、
ここまで絶賛されてる理由が分からなかった。
けど、アメコミ映画のジョーカーがどんな人物なのか
興味は湧いた。
主演の人の演技はものすごく上手。
表情もそうだけど、
走り方をはじめとした体の動かし方が
すごくリアルだった。
ケースワーカーとの相談の場面で、
「僕の話なんて聞いていない」から始まる
人生や生活に対する不満や嘆きや悲しみ、
バスで子供をあやしたときに
子供の母親に煙たがられて笑い出す場面、
どこにも行き場がない誰にも認めてもらえない
痛みが描き方にも演じ方にもよく表れていて感嘆。
“I hope my death makes
more cents(sense) than my life.”
このフレーズはかなりくるものがあって、
泣きそうになった。
それが一転、
電車内から始まる一連の殺人があまりに突発的で
急に置いてきぼりにされた感じ。
どんなに辛くてもしんどくても
それはないわ…となってしまい、
ちょっとついていけなくなった。
1つ1つどれにも経緯と理由があって
無差別ではないし制裁的なものなのだけど
うーん、、
そのやり方しかなかったのか…だし、
過去も現実も確かにひどい
どこにも助けを求められない劣悪すぎる状況だけど
だからと言ってその殺人は許されないじゃん…て。
パーツパーツから物事を繋ぎ合わせて
しっかり理解していくところや、
垣間見える思考が
地頭のいい賢い人なのに
なんか殺人に至る心情部分の描写が
匙投げされてるように見えて、
ただただ短絡的にカッとなってヤっちゃう
頭の悪いやばい人みたいなのが
もやっとした。
後半はかなり暴力的なシーンが多くて
これは紛れもなくR指定。
心の荒れや社会の乱れを
とりあえず過激な映像で
さくっと表現してるように見えて、
そのあたりもっと丁寧に描かれていたら…
と思うと、もったいなかったな…という感想に。
<memo>
脳障害により、急に笑い出す疾患は実在する。
▶︎情動調節障害(Pseudobulbar Affect:PBA)
この疾患は、感情を司る脳の領域に障がいがあり、
突然激しく泣いたり笑ったりしてしまううえ、
自分ではコントロールできない。
頭部外傷後遺症(TBI)、多発性硬化症(MS)、
筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、
脳卒中やアルツハイマー型認知症に併発する。
ジョーカーの成り立ちが分かる!
テーマが弱い映画。これだと単なるアメコミスピンオフ
話題のJOKERを観てきた。まず、お断りしておくが私はアメコミは知らない。バットマンの悪役だなというぐらいか。テーマはアメリカの貧富の差、格差社会をJOKERの眼で描いている。この点はいいが、そのテーマをもっと全面に出しても良かったのでは。結局、アニメファンなら良く聞くバットマンスピンオフものになってしまった。せっかくホアキンフェニックスやロバート・デニーロの演技は良かったのに残念。
しかし、JOKERのようなヒール役が主人公の映画も斬新で3点はつけたい。合格点は上げられない。
ホアキンの奥深い演技力は素晴らしいのひとこと。作品のクォリティも高...
ホアキンの奥深い演技力は素晴らしいのひとこと。作品のクォリティも高いと思う。ただあまりにダーク過ぎて自分の好みには合わず、ジョーカーの持つ哀しみも自分の中で長年抱いていたイメージとは大きく違っていた。
過去の良作の焼き直し
タクシードライバーや、キングオブコメディをあまりになぞりすぎではないか?
確かにバットマン映画の演出としてはなかなか良い。最後の「面白いジョーク」も、バットマン映画としては良い。でも、単体の映画としてはどうか?過去の良作にあやかっているだけで、別にそんなに凄いことはしてないと思う。
今回、なんたらユニバースとは一線を画して単独作として打ち出したのは良かったと思うし、DCはその路線で行けばいいんじゃないかとも思うけど、なんというか、何かを下地にしてももっと強烈な個性が欲しかった。特に誰もが知っているジョーカー を主役にしている作品だから、なおさらだ。
何か新しいものを見た気がしないのは私だけだろうか?
ここまで書いて思ったが、変にジョーカーを主役にしたからこそ、そこに頼った演出になって本質が霞むし、逆にジョーカーを無しにして同じテーマで映画を作ったら、それはキングオブコメディやタクシードライバーになるわけで。
ジョーカー だからここまで話題になったけど、やってることは過去の焼き直し、と評してしまうか。あるいは自分自身が変わってしまって、こういうネタに乗れなくなってしまった、と寂しさを感じるべきか。
共感されることを拒んでこそ真の悪役
全1572件中、1401~1420件目を表示