ジョーカーのレビュー・感想・評価
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1点だけ引っかかった
鑑賞してから数ヶ月経ってのレビューのため一言だけ。
主演の演技力は、さすがアカデミー賞。
脚本も文句なし。
ただ、これがダークナイトでバットマンを追い詰めたあのジョーカーか?何というか、ズル賢さ、知性は感じられなかった。狂気、カリスマ性は感じることができたけど。
時を忘れた
徐々にジョーカーになっていく過程の演技力の凄まじさに息を飲んでいたら、一気にラストまで来ていた…。
誰もがジョーカーになり得るなぁと思っていたらハードな過去が出て来て、そうか…そうかぁと…もっと早く心を救ってもらえる行政のしくみや人との出会いがあれば良かったね、辛かったねと…。(見た直後すぎて呆然中。言葉出てこない笑)
あとは、曲がとてもオシャレで素敵だったなぁ。
圧倒される映画でした。
ダークナイト以来の衝撃
この映画は視聴者の思想や価値観を反映する鏡
本作『ジョーカー』は賛否両論であるが、色々な方々のレビューを鑑みる限り、視聴者の思想、価値観、人生観が反映されて評論されているように思えてならない。
即ち、その視聴者の人格、嗜好、物事に対する分析傾向を映し出す『鏡のような映画』であると言える。
本作の物語の評論は省かせて頂くが、端的に簡潔にまとめて言えば上記の内容であると考える。
そして私の本作に対する評価は5点満点だ。
何故ならば私の思想や価値観や分析傾向を見事に反映させたからである。
山小屋ダンス
予告編を何度みたことか。
つまらない
気持ちはわかる。
ピエロ
確かに分かれる作品
全編通して救いようがない話だからねぇ。
ただここからあのジョーカーになる想像ができないって人はちょっと想像力が足りないかな…とも思う。
ジョーカーって悪のヒーローではなくて悪のカリスマなので…。
なーーんもなくなって、空っぽになって壊れていった人が時代に求められてカリスマになる。十二分にあり得ると思いました。
ヒーローじゃなくてカリスマ、コレこそジョーカーって思いました。
後半の階段を降りてくシーン…
大事ですね。
誰でもジョーカーになり得る
ホアキン・フェニックスの圧巻の演技に文句なし!!
ネタバレなし!ただ心のままに!
いつからだろうか
視点が変わったのは
確か私は外から彼を見ていたはずなのに
いつからだ?
いや、いつといつだ?
妄想と疑えるシーンは確かに私は彼を外から見ていた
しかしふとした瞬間気づくと彼の中にいるのだ
自分の中の叫びをいつの間にか掬い上げられ、いつの間にやら手を取り彼とダンスだ
気づくと私はジョーカーで、おかしくないのに笑ってる
ホントは世間とダンスがしたかったのだ
だけれど誰とも歩調が合わない
なんでだと思って顔を上げると誰もが振り向いてこちらに白い目だ
呪縛から逃れるには縋るのをやめるしかないじゃないか
茫然と見上げる人々の上を、戯けながらダンスする
かまってかまってと頬擦りしていた鎖を投げ捨てて、解放を愛おしみ天を仰ぐのだ!
ああ、これこそがわたし!
善と悪、真実と嘘。その曖昧なものの上で成り立つヒーロー論
この映画は彼が様々な境遇の中で「悪」に染まったという話を描くものではなく、「正義」とは何かを描いた話。倫理的に「善」とされている行為だけが正義ではなく、例えば人々を喜ばせることが正義であれば、彼はその役目を全うし、この世に存在している意味を成したことになる。「正義」なんてものは、所詮は利己的な思考性に基づくものであり、その証拠に視点を変えるだけで、「善悪」なんて概念は簡単に入れ替わる。
そして現実世界では「真実」と「嘘」も同様。所詮は人それぞれの視点で、都合よく捻じ曲げることだってできる。何が真実で何が嘘なのか、そんなことを当事者はおろか、視聴者の我々に判断できるわけもない。それくらい曖昧なもので一限的に「正義」を語るんじゃない。。。という近年のアメコミヒーローブームへの風刺メッセージにも思えた。
彼自身の正義(=彼が成し得たいこと)は、映画の序盤と終盤で変わったのだろうか?実は何も変わっていない。自分の社会的立ち位置をまざまざと認識し、物事の捉え方がほんの少し変わった、そして目的に向かうための行動を変えた。
ジョーカーがスクリーン越しに問いかけているようだ。
敵を倒して、人々を喜ばせる。『これの何が悪い?バットマンだって同じだろ?』と。
そして、後のバットマンとジョーカーの因縁を匂わせる描写。
「正義」だなんて言ってるけど、『結局、みんなキッカケは個人的な動機なんだろ。俺と同じだろ』と。
『なぜバットマンは「ヒーロー」と呼ばれ、俺は「ヴィラン」と呼ばれるんだ?』と。
バットマンに救われる人間もいれば、ジョーカーに救われる人間もいる。バットマンを生んだのはジョーカーであり、ジョーカーを生んだのはバットマンということを改めて理解するとともに、世の中でよく使われる「必要悪」という言葉も改めて考えさせられる。
ただ、この映画を見てジョーカーという「存在」をわかった気になるのは少し違う気もする。多分彼の言う通り、本当の意味では「理解できないさ」ということなのかもしれない。
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