ジョーカーのレビュー・感想・評価
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久々に見る映画らしい映画といったところだろうか!
あ!どうも、僕です。やっと見れましたね、この作品。こう言っていいのかわかりませんが(内容が内容だけに)、素晴らしい映画の部類に入るでしょうね。まず映像と音楽が いいんですよ。あえて、古い感じの(70年代くらい)画質にしてるんですよね。好きですね。アーサーをどう演じるかで この映画は全てが決まってしまうでしょうけど、そういった意味でも ホアキン フェニックスの演技は素晴らしいですね。オスカー獲得は納得ですよ。こういう映画をまだ作ってくれる人がいるということが、うれしいですよね。ラストのカウンセリングの女性(警備員も?)は たぶん 殺されたんでしょうね。このレビューシリーズ 2作目の5点満点をあげてもいいでしょう。ではまた!
自分勝手な共産主義者のお話
本当になんで評価されてるのかわからない。
妄想障害の自分勝手な共産主義者の男の話でしかない。
なんの努力もしてないで、努力した人々を殺して評価されるだけなのがものすごく腹立たしい。
ベインのほうがジョーカーよりよっぽど筋が通ってる。
こんな映画が評価されるなんて資本主義ももう終わるのかと思ってしまう。
“狂気”というエクスカリバー
聖杯伝説でのアーサーが、聖剣エクスカリバーを手にすることで王になるように、本作の主人公アーサーは、“狂気”というエクスカリバーによってジョーカーになる。
そういえば中世のヨーロッパでは、ジョーカーとは宮廷に仕える道化師を意味していた。
監督のT・フィリップス自身、『モダン・タイムス』や『タクシードライバー』などといった過去のマスターピースを参考にしたことを公言しているが、中でもやっぱり『キング・オブ・コメディ』が色濃い。
R・デ・ニーロ演じるコメディアン志願男の暴走を描いた『キング・オブ~』は、デ・ニーロ史上において最も気持ち悪いデ・ニーロが観られる最高の映画。
そのデ・ニーロを本作におけるキーパーソンの一人として配役するあたり、この監督、したたかすぎる。
監督の出世作『ハングオーバー』シリーズも、コメディなのにギャグが過剰すぎて引いてしまうシーンが多かった。あの映画に出てくるトラブルメーカーのアランは、ある意味ジョーカーの鏡合わせ。
その鏡合わせを、本作ではとことんまで追求していて、狂気ともギャグとも取れるラストのラストで、それがよく分かる。
特別上映を甘く見るな!
いうまでもなく、主演のH・フェニックスはオスカーに輝き、本命視されながら作品賞を韓国映画にさらわれた…。
遅ればせながら、オスカー発表後に特別上映として映画館にかかっていたのを見てきた。
上映館のHPには、特別上映とあったので、通常料金より安いのかと思ったら大間違い。なんたらサウンドシステムとかで、当日料金からさらに割増料金を支払わされたのだ。
その金額に見合う内容かというと、それほどでもないねー。
ま、映画好きを自任するなら、一応は見ておいたほうがいい、というレベル。
映画としての総熱量は明らかに韓国映画「パラサイト」に軍配が上がるよ。
脳及び神経の損傷で突然笑い出します
映画「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)から。
周りから差別され、孤立して、虐められて・・心が壊れていく、
そんな様子が手にとるように伝わり、切なくなってしまった。
彼の心の叫びは、胸が締め付けられる台詞もあった。
「心の病を持つ者にとって、最悪なのは、世間の目だ。
こう訴えてくる、心の病などない。普通の人のようにしてろと」。
表向きでは、差別はいけない・・と言いながらも、
実は、障害者は弱者と決めつけた態度を目にし、台詞を耳にする。
この「バットマン」の悪役「ジョーカー」は、私たちが作り上げ、
成長させてしまったのかもしれないな、と感じてしまった。
さて、気になったのは「バスの中で見せたカード」。
バスの中、突然大声で笑い出し、乗客の誰もが不愉快さを見せた時、
彼がそっと出したメッセージカードにはこう記されていた。
「笑うのは許して。病気です。脳及び神経の損傷で突然笑い出します。
ありがとう。返却して」
笑いだすことを、私たちがしっかり「病気」と理解できるかどうか。
奇怪な声を張り上げる人や、1人で大きな声でブツブツ言う人と
すれ違う時、病気と理解できるけれど・・。
テレビ出演した彼は、こんな台詞を視聴者に向けて発した。
「喜劇なんて主観さ、そうだろ?
みんなだって、この社会だってそうだ。善悪を主観で決めてる。
同じさ、自分で決めればいい。笑えるか、笑えないか」
う~ん、重たい言葉だなぁ。
格差社会の産んだモンスター
バッドマンシリーズを未観賞の人でも満足できる名作といえよう。アメコミ発の娯楽作品という枠で収まりきれない作品だ。社会派アートフィルムといってもいい。
悪のカリスマとなるジョーカーが社会の歪みによって人間性を喪失し狂気をもち誕生する。これも資本主義の格差社会の成れの果てかもしれない。
ホアンキンフェニックスの狂気に満ちた演技は素晴らしい。名優ロバートデニーロも脇を囲む。
気軽に観たら火傷するような衝撃作品だ。
ネタバレあり。人間の見ているものとは?
人は皆、主観でしか世界を見れない。
そんな人間の大前提を突きつけられる。
自分が「真実」だと思っていたことは、
本当に真実なのか?
他人から見たら、その真実は虚偽となってしまうことが
往々にして起こりうる。
相手を信じることの美しさは、美しいだけ。
信じていたものに裏切られるのが現実。
理想主義ではなく、徹底的に現実主義な映画。
主観とは、結局のところ妄想なのか、、?
自分の信じていたものを疑ってしまうほど
強い虚無感、恐怖、そして共感を植え付ける作品。
精神的なホラー映画のようで、
しかし映像としては汚すぎず、
素晴らしい。かっこいい。
演技は素晴らしかったけど…
昨日、DVDで観ました。
正直言って、精神疾患者の逆恨みとしか思えませんでした。
日本なら無罪になるのか?と思ったら腹立たちさも感じました。
バットマン知らない人が観たら、夢オチって取る人もいそうな演出ですし、バットマン知ってる人には、ジョーカーの出来上がり方って分かってるから、そりゃそうなるんでしょうねって感じで、感情移入が難しい映画でした。
奥が深い、1回で理解は難しい。
何の知識もなしに見た。バッドマンとかよくわからない。
ひとつの物語としてありなんだと思うけど、
妄想と現実が曖昧で、素人に1回で理解は難しいと思った。
何度も見るとじわじわくる系の映画だと思う。
どんなに笑ってるシーンでも、
悲しい、とか辛い、とか不穏な空気と感情がずっと渦巻いていた。
僕が欲しいのはハグなんだよって言葉がすごく印象的だった。
大人になって、そんなこと、みんな言えなくなるんだよな。
でも、本当はみんなそうなのかな。
本当に欲しいのはお金じゃないのかもしれないな。
誰かに認められ、愛し愛される幸せが欲しいのかな。
誰を殺しても、そんなの解決しないんだよな。
むなしさが残る。
(「勝手にふるえてろ」を思い出しました。
話のスケールが全く違うんだけど、
でもなんか、ちょっと寂しい映画。)
彼の狂気か、自分自身の狂気か。
すごい映画だった。
観客が無意識に、その根の最も暗い部分で共感してしまう恐ろしい映画。
そして、すべてが終わった後観客は、これがフィクションであることを思い出して、はっとするのだ。
我々は「社会」「秩序」に縛られているだけで、みなジョーカーになり得るのではないか。
笑いとは防衛本能なのだ。そういう意味で、本作は真の「コメディ」なのかもしれない。
人間の本性、その狂気を具現化して、現代社会に突きつける傑作。
役者を信用してはいけない
何度も言うが、素晴らしい作品は必ず賛否両論なのだ。
そして今作も真っ二つに割れている。
そうだろうそうだろう。
ホアキンJOKERにうっかり共感してしまった人はショックで言葉を失い、
最後までイライラして終わった人は、これを駄作とレビューする。
私はうっかり前者になってしまった…。
痛いほど理解できてしまう。
憧れのスターに認められる妄想。
自分がほんとは特別だったと知る世界。
ちっぽけな貧困な家に育った子供なら、誰しもそんな夢を見たし妄想を繰り広げた。
ただ、私たちはそれをどこかで諦めたのだ。
世間からはみ出さないようにと育てられ、
いつの間にかはみ出す人間を罵る側に立ち位置が変わり、
そしてこんな筈ではなかった、こんな人生を望んではいなかったと思いつつも、どこか踏み出せずに毎日を送る、それが私だ。
しかしJOKERは、進んでしまった…。
誰が彼を責められよう?
もちろん罪を犯したことは決して許されない。
けれどそれは、彼の弱さゆえなのか?
時代が悪いのか?
だんだんと時間が経過してゆくにつれ、共感はかけ離れ、
なのに感情だけが揺さぶられる。
いけない、そこへ行ってはいけない。
愛する人がいるではないか。
チャンスが巡ってきているではないか。
みんな、JOKERを必死に止めようとする。
しかし観客が裏切られる。
すごい手法だった。
まさかのアレまでだったとは。
ラストシーンと、残された少年のことで、
周りがざわざわしている。
そうとも、これがバッドマンの最大の敵となるカリスマダークヒーローへと
展開するのだ。
もう1回観よう。バッドマン。
ヒースレジャーだけどw
ホアキン、たぶんオスカー獲るんだろうな、
彼の今作のインタビューは興味深かった。
あまりに常識人だった。
あんなに体を絞って、あんなにメンタルを追い込んでも、
終わればホアキンに戻ってしまっている。
役者ってやっぱすげー。
スルメMovieでした
【2020/02/13✩⃛初回観賞】 評価:4.3
【2024/09/14✩⃛2度目観賞】 評価:4.3 ➡︎ 4.0
ゴッサム・シティのゴミ捨て場から見える観覧車に乗ってみたいな。
(新作見据えてのDOLBYCinema)
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バットマン作品は留学中に寮の仲間たちに付き合って観に行った『バットマン&ロビン』の一作のみ。(『ジョーカー』観賞後に調べたら、どぉやら『バットマン&ロビン』は史上稀に見る酷評されたヒーロームービーなのね💦そこまでとは当時思わなかったけどw)
MARVELもDCコミックも興味なし。だからこの『ジョーカー』も観に行くつもりはなかった。
アカデミー賞で正直よく知らないホアキン・フェニックスが主演男優賞のスピーチで話した内容が普段から自分が思っていることとあまりに似ていて共感し、とにかくこの俳優に興味が湧いた。
“When he was 17, my brother wrote this lyric. He said, “Run to the rescue with love and peace will follow.” Thank you.”
恥ずかしながらこのスピーチを聞いて初めてこの人がリバー・フェニックスの弟だと知ったレベル^^;
アカデミー賞記念で再映していた『ジョーカー』を大急ぎで観に行き、ホアキンの受賞に激しく同意。
画面の中のアーサーは脆い。とにかく儚くて。薄張りガラスのように繊細で、少し力加減を間違えたら粉々に砕けてしまいそうなほど。でも世間は容赦ない。アーサーのそんな事情に気遣う余裕はない。だってみんな目先の自分の事でいっぱいいっぱいだから。望ましい形とは言わないけど、現実的には仕方の無いことと諦めるしかないのかもしれない。
だからアーサーが自分の身を守るために暴力という力を借りて前に進むという判断を至ったのはよくわかる。というか、やはり仕方が無い。みんな必死なんだから。
良しとする訳ではない、けれども「人生にはそーゆー時ってあるよね」と妙に納得させられる内容。日常のあるあるが多すぎて途中からヒーロー物のヴィラン誕生物語を観ている事忘れてた。
この映画を観てレビューを書き始め、投稿するまでに3日経った。不思議なのが観た直後よりも今の方が映画の色んな場面への想いが頭の中で蠢き合うということ。観賞直後は3.9評価と思っていたけど、その後の自分の中でのこの映画へのobsession度合いを考慮するともっと高くてもいいかも!と思って点数は4.3に。噛めば噛むほど味が出るスルメMovie。既にもう一度観たくなってる。
この作品を機に過去のバットマン作品も全部観てみよう💖愉しみが増えた❤ ❤ ❤
ジョーク
バットマンの宿敵、ジョーカーが生まれるまでを描いた本作。
コメディアンを目指す主人公アーサー・フレック。
派遣のピエロで日銭を稼ぐ日々。
悲しくても笑うことしか出来ない障害によって社会生活も困難になっていく…
同僚にもらった銃を使ってしまったり、
自分の生い立ちを知ることで少しずつ狂気に満ちていく。
といった内容。
期待した以上に衝撃的な作品だった。
苦しそうに笑うのが見ていて辛い。
幸福に感じるシーンは全て妄想。
タイムカード。
笑顔を忘れるな⇒「笑うな」
階段を上る時はアーサー、下る時はジョーカー。
ジョーカーになってからは凄くイキイキしている。
群衆に称えられるシーンは幻想的。
今のはどういう事だ?と考えたり、
いろんな描写で印象的なシーンがたくさんあった。
で、結局オチは?最後のシーンの意味は?
というと
自分の答えとしては『全てが妄想』かなと思った。
この一言だけだとつまらなく感じるけど理由としては…
・アーサーの髪の毛が黒に戻っている
・時代が80年代設定
・ブルースと年離れすぎ
・何故かブルースの両親が殺害されたシーンを回想している
・「ジョークを思い付いた」「理解出来ないさ」
など。
そもそもアーサーのいる世界にバットマンがいないのでは?
我々が知っているジョーカーではないのでは?
と考えた。
監督はインタビューで
「今までのDCシリーズとは全く関係無い単独作にしたかった」
「最後のアーサーの理解出来ないさと言った後に笑うシーンは唯一本当に笑っている」
といったことを知った結果、
『全てが妄想』であり
『全てがアーサーのジョーク』なのかなと思った。
ジョーカーの誕生を描いた、ということ事態がジョークみたいな。
公開後に監督は
「監督としてのオチは決まっている。今はみんなにいろんな答えを考えてもらい楽しんでもらう時間」
と言っており、いつか答えを提示するらしいのでその日を楽しみに待つことにする。
あとは予備知識として
マーティン・スコセッシ監督の
「キングオブコメディ」を見ると、
ジョーカーのいろんなシーンでオマージュされてるので、
ジョーカーをより楽しめるかも。
そしてジョーカーを演じたホアキン・フェニックス。
アカデミー賞主演男優賞受賞おめでとうございます!
ダーティ ハリーを思わすタッチ
あの前の ダーティハリー を思わす
サンフランシスコ辺りの 不気味なタッチ
アングル たまりません。
ハリーキャラハンがあのせこい凶悪犯に
追い回せれて 追い詰めて行くスリリングな展開とは逆転された 急にそこまでやるかって
しかもねちっとしたリアリズム
松田優作のバイオレンスのスカッと感と
違った別時限の恐怖
バット マンの後付けとはいえ
時代と共にこの感じが許されるように
なったのでしようか。
1点だけ引っかかった
鑑賞してから数ヶ月経ってのレビューのため一言だけ。
主演の演技力は、さすがアカデミー賞。
脚本も文句なし。
ただ、これがダークナイトでバットマンを追い詰めたあのジョーカーか?何というか、ズル賢さ、知性は感じられなかった。狂気、カリスマ性は感じることができたけど。
時を忘れた
徐々にジョーカーになっていく過程の演技力の凄まじさに息を飲んでいたら、一気にラストまで来ていた…。
誰もがジョーカーになり得るなぁと思っていたらハードな過去が出て来て、そうか…そうかぁと…もっと早く心を救ってもらえる行政のしくみや人との出会いがあれば良かったね、辛かったねと…。(見た直後すぎて呆然中。言葉出てこない笑)
あとは、曲がとてもオシャレで素敵だったなぁ。
圧倒される映画でした。
ダークナイト以来の衝撃
脚本もカットも演技も良かった
そしてジョーカーというキャラクターは秀逸な悪役だと再認識
みんなのレビュー見たので追記
バットマン愛が強い人と、逆に全然知らない人は評価低い気がする。俺くらいがちょうどいい(^ω^)
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