劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1565件中、941~960件目を表示

4.0緊張感の妙

2020年7月19日
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他のレビューでも見られるように、ほぼ全ての要素において完成度は高いと思います。アメコミ好きはもちろん、ノーラン版ダークナイトが好きな方、それらを見てない方や、スコセッシが好きな方、どなたも楽しめる作品でしょう。それぞれの観点から、評価できる点は違うのだろうと感じましたが、話題になったのも納得の出来でした。

私は今回、特にアメリカで規制が行われる程の熱狂を生んだ理由の一つに緊張感の妙があると思いました。アーサーの笑いにはシーンごとに様々な解釈が生まれますが、笑いで緊張感を出すという矛盾のある演出が完成されているが故に、一種の洗脳感、没入感を鑑賞者に与えているのではないでしょうか。

一見、彼の持つ憎しみや生い立ちはシンプルな悲劇です。しかし、彼はそれを喜劇だと踊る。ここにも矛盾がありますが、完成された演出や演技に、私も混乱にも似た正当性を感じました。

彼が、時折感情を露わにする描写で人間味を感じましたが、私もその瞬間に洗脳にも似た没入感から、抜ける感じがしました。

気になるのは、やはりノーラン版のダークナイトのイメージが残る上での鑑賞なので、どうしても、元々の箔がぬぐいきれない評価になっているところでしょうか。まったく別物の作品として鑑賞すると、また新しい発見があるかもしれません。

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くま。

4.5身震いする凄さ

2020年7月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

バットマンの先入観なく見た方がよい。
すべてが想像外だった。
ストーリー、BGM音楽、映像,役者の演技すべてが綿密に計算された映画だ。
特に主人公を演じたホアキン・フェニックスは最高の役者だ。
心の変化を繊細に演じ分け、バレリーナのような繊細さで指の先からつま先まで表現しようとしている感覚があった。

何が正義で、何が悪か? 人間社会の矛盾を訴えかけている映画だ。

コロナ渦におけるアメリカの暴動にも少し影響しているような気がする。

近年一番どっきりするすばらしい映画でした。

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NOBEY11233

3.5疎まれること、愛されること、映画の中と外の格差

2020年7月11日
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何も知らずに見た。何も知らずに見ると短絡にとまどう。バットマンおよびその周辺に特別な関心を持たない一般人にとって、ジョーカーとはバットマンの仇役だとの説明がなければ、おそろしく単純化された社会である。アーサーは社会からの疎外を訴えているにもかかわらず、ほぼ彼を中心に世界が回っているからだ。大都市でありながら彼の犯罪/行動が脚光をあび、テレビ出演のチャンスを得る。

もしホアキンフェニックスのいびつな痩身とくぼんだ眼窩と張り付いてしまったような哀憫がなければ、悲しげな弦楽で街並みを眺めているだけだった。見事な街の景色だけれど、彼でなければ、冗長だった──それを、まず思った。観ている中途から懐疑に囚われたのは、なぜ、この映画がアメリカで絶大に支持されたのかについて、である。

演者なかりせば、犯罪者養成コースのおさらいのようだ。それもかなり簡素化されている。
親から虐待を受け、精神病院に療病し、職場から排斥され、殺人を犯し、苛政に社会保障が打ち切られ、養母に復讐を遂げる。
アメコミだから純化されているとはいえ、ホアキンをひとまず棚上げすると、快速で転落してゆく戯画であって、これがなぜ絶賛されたのかが解らない──とは言わないが、弱い気がした。
Gotham Cityの話であることを踏まえなければ相当細部を端折って進むドラマなのである。

心配になってwikiを見た。知らなければ知らないでいいが、得意になってキングオブコメディとの相関性を指摘してしまうところだった──すなわち、この映画は、バットマンの外伝、かつジョーカーの誕生秘話、かつスコセッシ作品群を意識したオマージュ、であることを知ったうえで見なければ、けっこう唐突な話なのである。
個人的には──ごく個人的には、庶民が「そんなことも知らないの」と揶揄されてしまう可能性をともなう映画には多少の権威があると思う。
だがそれを知るとホアキンの演技とバットマン人気とスコセッシへの畏敬が相乗して高評価へつながったと理解できる。ただ、それでもまだ──アメリカ本国のものすさまじい絶賛──を納得するには足りなかった。

そこで思ったのはヒースレジャーのジョーカーだった。
この映画はヒースレジャーのジョーカーから一直線につながっている──と思った。
バットマンも、バットマンの物語も、なにもかもすっ飛ばしてホアキンのジョーカーにつながっている──そう見るとき、前任者の亡霊なくして彼を見ることはできない。
上乗せして肥満だったYou Were Never Really Hereから急降下でガリガリに落とした肉の代わりにヒースの魂が入りこんでいた。

彼の減量はまるで沈黙のアダムドライバーのようだった。マシニストのクリスチャンベイルのようだった。キャストアウェイのトムハンクスのようだった。
加えて、その痩躯に虐待の痕跡を生成していた。走るとき踊るとき、あらゆる動きの端々に、せむしのような、いざりのような、ちんばのような被虐の爪あとをも演じてみせていた。と、言うより、演じる以前に哀しみの身体──としか言いようのない身体をつくっていた。それで納得した。

ただしフェニックスの演技力は解りきった名実だった。誤解をおそれずに言ってしまうならいつもの──いつもながら最高の彼だったのであって、過分な評点にはやはりジョーカー役という人気アイコン加算がある──と個人的には思った。

かえりみて、もっとも感心したことはTodd Phillipsの演出もさることながら彼に依頼したプロデューサーかPlanning Departmentか解らないが、その人である。
わたしにはPhillipsの過去作から、この方向性の演出ができるとは1ミリも解らなかった。恐ろしい慧眼だと思う。

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津次郎

4.5やりきれない

2020年7月11日
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ジョーカーの生い立ち・誕生秘話に胸が締めつけられる。

監督は違えども、クリストファー・ノーラン監督作品のダークナイト・トリロジーに全て繋がるような印象を受けた。
まさにダークナイトの前日譚。

全編通しての暗さがDCらしく感じられてよかった。
DCはMARVELの真似なんかせずにこの路線でいってほしい。

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nico00

5.0久々に見る映画らしい映画といったところだろうか!

2020年7月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

あ!どうも、僕です。やっと見れましたね、この作品。こう言っていいのかわかりませんが(内容が内容だけに)、素晴らしい映画の部類に入るでしょうね。まず映像と音楽が いいんですよ。あえて、古い感じの(70年代くらい)画質にしてるんですよね。好きですね。アーサーをどう演じるかで この映画は全てが決まってしまうでしょうけど、そういった意味でも ホアキン フェニックスの演技は素晴らしいですね。オスカー獲得は納得ですよ。こういう映画をまだ作ってくれる人がいるということが、うれしいですよね。ラストのカウンセリングの女性(警備員も?)は たぶん 殺されたんでしょうね。このレビューシリーズ 2作目の5点満点をあげてもいいでしょう。ではまた!

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レクター

1.0自分勝手な共産主義者のお話

2020年5月5日
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りう

5.0“狂気”というエクスカリバー

2020年4月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

聖杯伝説でのアーサーが、聖剣エクスカリバーを手にすることで王になるように、本作の主人公アーサーは、“狂気”というエクスカリバーによってジョーカーになる。
そういえば中世のヨーロッパでは、ジョーカーとは宮廷に仕える道化師を意味していた。

監督のT・フィリップス自身、『モダン・タイムス』や『タクシードライバー』などといった過去のマスターピースを参考にしたことを公言しているが、中でもやっぱり『キング・オブ・コメディ』が色濃い。
R・デ・ニーロ演じるコメディアン志願男の暴走を描いた『キング・オブ~』は、デ・ニーロ史上において最も気持ち悪いデ・ニーロが観られる最高の映画。
そのデ・ニーロを本作におけるキーパーソンの一人として配役するあたり、この監督、したたかすぎる。

監督の出世作『ハングオーバー』シリーズも、コメディなのにギャグが過剰すぎて引いてしまうシーンが多かった。あの映画に出てくるトラブルメーカーのアランは、ある意味ジョーカーの鏡合わせ。
その鏡合わせを、本作ではとことんまで追求していて、狂気ともギャグとも取れるラストのラストで、それがよく分かる。

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regency

4.0特別上映を甘く見るな!

2020年4月5日
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鑑賞方法:映画館

いうまでもなく、主演のH・フェニックスはオスカーに輝き、本命視されながら作品賞を韓国映画にさらわれた…。
遅ればせながら、オスカー発表後に特別上映として映画館にかかっていたのを見てきた。
上映館のHPには、特別上映とあったので、通常料金より安いのかと思ったら大間違い。なんたらサウンドシステムとかで、当日料金からさらに割増料金を支払わされたのだ。
その金額に見合う内容かというと、それほどでもないねー。
ま、映画好きを自任するなら、一応は見ておいたほうがいい、というレベル。
映画としての総熱量は明らかに韓国映画「パラサイト」に軍配が上がるよ。

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町谷東光

3.5脳及び神経の損傷で突然笑い出します

2020年3月28日
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shimo

4.5格差社会の産んだモンスター

2020年3月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

バッドマンシリーズを未観賞の人でも満足できる名作といえよう。アメコミ発の娯楽作品という枠で収まりきれない作品だ。社会派アートフィルムといってもいい。
悪のカリスマとなるジョーカーが社会の歪みによって人間性を喪失し狂気をもち誕生する。これも資本主義の格差社会の成れの果てかもしれない。
ホアンキンフェニックスの狂気に満ちた演技は素晴らしい。名優ロバートデニーロも脇を囲む。

気軽に観たら火傷するような衝撃作品だ。

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トシくん

4.5アメコミを題材にしているけど、別物かな。そうじゃないのかもしれない...

2020年3月21日
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アメコミを題材にしているけど、別物かな。そうじゃないのかもしれない。鬱々としたお話。

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toshiyuki_kudo

4.0ネタバレあり。人間の見ているものとは?

2020年3月15日
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人は皆、主観でしか世界を見れない。
そんな人間の大前提を突きつけられる。

自分が「真実」だと思っていたことは、
本当に真実なのか?
他人から見たら、その真実は虚偽となってしまうことが
往々にして起こりうる。

相手を信じることの美しさは、美しいだけ。
信じていたものに裏切られるのが現実。

理想主義ではなく、徹底的に現実主義な映画。
主観とは、結局のところ妄想なのか、、?
自分の信じていたものを疑ってしまうほど
強い虚無感、恐怖、そして共感を植え付ける作品。

精神的なホラー映画のようで、
しかし映像としては汚すぎず、
素晴らしい。かっこいい。

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あい

3.0演技は素晴らしかったけど…

2020年3月9日
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ペニー

2.5奥が深い、1回で理解は難しい。

2020年2月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

何の知識もなしに見た。バッドマンとかよくわからない。
ひとつの物語としてありなんだと思うけど、
妄想と現実が曖昧で、素人に1回で理解は難しいと思った。
何度も見るとじわじわくる系の映画だと思う。
どんなに笑ってるシーンでも、
悲しい、とか辛い、とか不穏な空気と感情がずっと渦巻いていた。
僕が欲しいのはハグなんだよって言葉がすごく印象的だった。
大人になって、そんなこと、みんな言えなくなるんだよな。
でも、本当はみんなそうなのかな。
本当に欲しいのはお金じゃないのかもしれないな。
誰かに認められ、愛し愛される幸せが欲しいのかな。
誰を殺しても、そんなの解決しないんだよな。
むなしさが残る。

(「勝手にふるえてろ」を思い出しました。
話のスケールが全く違うんだけど、
でもなんか、ちょっと寂しい映画。)

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にん

5.0彼の狂気か、自分自身の狂気か。

Yさん
2020年2月24日
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すごい映画だった。

観客が無意識に、その根の最も暗い部分で共感してしまう恐ろしい映画。
そして、すべてが終わった後観客は、これがフィクションであることを思い出して、はっとするのだ。

我々は「社会」「秩序」に縛られているだけで、みなジョーカーになり得るのではないか。
笑いとは防衛本能なのだ。そういう意味で、本作は真の「コメディ」なのかもしれない。

人間の本性、その狂気を具現化して、現代社会に突きつける傑作。

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Y

4.5役者を信用してはいけない

2020年2月22日
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鑑賞方法:映画館

何度も言うが、素晴らしい作品は必ず賛否両論なのだ。
そして今作も真っ二つに割れている。
そうだろうそうだろう。
ホアキンJOKERにうっかり共感してしまった人はショックで言葉を失い、
最後までイライラして終わった人は、これを駄作とレビューする。

私はうっかり前者になってしまった…。

痛いほど理解できてしまう。
憧れのスターに認められる妄想。
自分がほんとは特別だったと知る世界。
ちっぽけな貧困な家に育った子供なら、誰しもそんな夢を見たし妄想を繰り広げた。
ただ、私たちはそれをどこかで諦めたのだ。
世間からはみ出さないようにと育てられ、
いつの間にかはみ出す人間を罵る側に立ち位置が変わり、
そしてこんな筈ではなかった、こんな人生を望んではいなかったと思いつつも、どこか踏み出せずに毎日を送る、それが私だ。

しかしJOKERは、進んでしまった…。

誰が彼を責められよう?
もちろん罪を犯したことは決して許されない。
けれどそれは、彼の弱さゆえなのか?
時代が悪いのか?

だんだんと時間が経過してゆくにつれ、共感はかけ離れ、
なのに感情だけが揺さぶられる。
いけない、そこへ行ってはいけない。
愛する人がいるではないか。
チャンスが巡ってきているではないか。
みんな、JOKERを必死に止めようとする。
しかし観客が裏切られる。

すごい手法だった。
まさかのアレまでだったとは。

ラストシーンと、残された少年のことで、
周りがざわざわしている。
そうとも、これがバッドマンの最大の敵となるカリスマダークヒーローへと
展開するのだ。

もう1回観よう。バッドマン。
ヒースレジャーだけどw

ホアキン、たぶんオスカー獲るんだろうな、
彼の今作のインタビューは興味深かった。
あまりに常識人だった。
あんなに体を絞って、あんなにメンタルを追い込んでも、
終わればホアキンに戻ってしまっている。
役者ってやっぱすげー。

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茉恭(まゆき)

4.0スルメMovieでした

2020年2月16日
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【2020/02/13✩⃛初回観賞】 評価:4.3
【2024/09/14✩⃛2度目観賞】 評価:4.3 ➡︎ 4.0

ゴッサム・シティのゴミ捨て場から見える観覧車に乗ってみたいな。
(新作見据えてのDOLBYCinema)
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バットマン作品は留学中に寮の仲間たちに付き合って観に行った『バットマン&ロビン』の一作のみ。(『ジョーカー』観賞後に調べたら、どぉやら『バットマン&ロビン』は史上稀に見る酷評されたヒーロームービーなのね💦そこまでとは当時思わなかったけどw)
MARVELもDCコミックも興味なし。だからこの『ジョーカー』も観に行くつもりはなかった。
アカデミー賞で正直よく知らないホアキン・フェニックスが主演男優賞のスピーチで話した内容が普段から自分が思っていることとあまりに似ていて共感し、とにかくこの俳優に興味が湧いた。
“When he was 17, my brother wrote this lyric. He said, “Run to the rescue with love and peace will follow.” Thank you.”
恥ずかしながらこのスピーチを聞いて初めてこの人がリバー・フェニックスの弟だと知ったレベル^^;

アカデミー賞記念で再映していた『ジョーカー』を大急ぎで観に行き、ホアキンの受賞に激しく同意。
画面の中のアーサーは脆い。とにかく儚くて。薄張りガラスのように繊細で、少し力加減を間違えたら粉々に砕けてしまいそうなほど。でも世間は容赦ない。アーサーのそんな事情に気遣う余裕はない。だってみんな目先の自分の事でいっぱいいっぱいだから。望ましい形とは言わないけど、現実的には仕方の無いことと諦めるしかないのかもしれない。

だからアーサーが自分の身を守るために暴力という力を借りて前に進むという判断を至ったのはよくわかる。というか、やはり仕方が無い。みんな必死なんだから。

良しとする訳ではない、けれども「人生にはそーゆー時ってあるよね」と妙に納得させられる内容。日常のあるあるが多すぎて途中からヒーロー物のヴィラン誕生物語を観ている事忘れてた。

この映画を観てレビューを書き始め、投稿するまでに3日経った。不思議なのが観た直後よりも今の方が映画の色んな場面への想いが頭の中で蠢き合うということ。観賞直後は3.9評価と思っていたけど、その後の自分の中でのこの映画へのobsession度合いを考慮するともっと高くてもいいかも!と思って点数は4.3に。噛めば噛むほど味が出るスルメMovie。既にもう一度観たくなってる。

この作品を機に過去のバットマン作品も全部観てみよう💖愉しみが増えた❤ ❤ ❤

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らまんば

5.0ジョーク

2020年2月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

難しい

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シンジマン

3.5ダーティ ハリーを思わすタッチ

2020年2月13日
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あの前の ダーティハリー を思わす
サンフランシスコ辺りの 不気味なタッチ
アングル たまりません。
ハリーキャラハンがあのせこい凶悪犯に
追い回せれて 追い詰めて行くスリリングな展開とは逆転された 急にそこまでやるかって
しかもねちっとしたリアリズム
松田優作のバイオレンスのスカッと感と
違った別時限の恐怖
バット マンの後付けとはいえ
時代と共にこの感じが許されるように
なったのでしようか。

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joo